木曜日の13時30分頃から時差-7時間の南アフリカにある「ランドパークGC(7506ヤード、パー71)」において欧州男子ツアー(DPワールドツアー)の開幕戦、「ヨハネスブルグオープン」が4日間の日程で開催され、その第2ラウンド、すなわち予選ラウンド最終ラウンドが日没サスペンデッドを挟んで2日掛かりで終わっている。
第1ラウンドに引き続き第2ラウンドでも大勢を残して日没サスペンデッドとなり、コロナ禍もあるので、結局第4ラウンドはCUTされることに決まった。
また当初、南アフリカでの3連戦が予定されていたが、第2戦は南アフリカの単独開催となり、第3戦は中止となったそうな。
このツアーの詳しい情報に付いてはまだ分からない部分も多いが、欧州男子ツアー全体に付いては新年度からDPワールドツアーと名称変更されること、大幅に拡充されること等が既に発表されている。
我が国、韓国等でも1試合ずつ開催され、米国男子ツアーとの共催も3試合あり、これまで以上に開催地域が広くなって、27か国で47大会が予定されているらしい。
賞金総額は2020年シーズンには7000万ドルであったのが、2021シーズンは1億ドルを超え、これから始まる2022年シーズンは何と2億ドルに達すると言う。
今、1ドルが114円前後で推移しているから、約228億円で、最低でも1試合当たり200万ドル、したがって約2億2800万円となり、これは凄い!?
ここに新シーズンもシード権を持って参戦しているのは世界ランキング160位で旅人ゴルファーと呼ばれる川村昌弘(28歳、173㎝、72㎏)である。
この大会にも早速出ており、先週の最終戦にも出ていたから、移動、時差等、結構大変ではないか!?
幸い先週のアラブ首長国連邦との時差は2時間ほどであるが、南北の移動で季節が逆になる。
こんな時はどんな感じになるのかなあ?
そんなことも含めて彼自身の声が気になるところであるが、ゴルフ愛&旅情溢れる人気のコラム、「いま僕はココにいます」が「Vol.130 南アフリカ編」に更新されていた。
先週の会場があったアルバ首長国連邦ドバイからは直行便で6413㎞の旅となり、今週から3週間に亘って南アフリカでの試合となるので、レンタカーで移動すると言う。
今週の会場はこれまで4回チャンレンジして悉く予選落ちしたコースではあるが、戦略的で片思い的に好きなコースなようである。
さて、5回目の今回はどうなるのか!?
川村や新シーズンもシード権
新たなツアー期待するかも
川村や苦手なコース片思い
またチャレンジし期待するかも
その思いが伝わったのか、第1ラウンドは初日の内に終えて、トータル-3まで伸ばして11位タイと何時になく好発進である。
ただ、第2日目には第2ラウンドを14ホール終えたところで日没サスペンデッドとなり、トータル-3のまま伸ばせず、12位タイと少し下がっているから、その後どんな展開が待っているのか!?
この後も注目したい。
なお、今回は第2ラウンドの様子に付いて触れておく。
さて、単独首位を維持しているのは世界ランキング503位のスリストン・ロウレンス(南アフリカ)で、第2ラウンド1イーグル、5バーディー、1ボギーの-6、トータル-12と大きく伸ばしている。
ロウレンス大きく伸ばし首位を維持
ロウレンス首位を維持して力魅せ
単独2位に付けているのは世界ランキング642位のザンダー・ロンバード(南アフリカ)で、第2ラウンド5バーディー、1ボギーの-4、トータル-8と伸ばし、2位上げて来た。
ロンバード確り伸ばし二位に上げ
ロンバード二位まで上げて力魅せ
3位タイに付けているのは世界ランキング88位で先週まで国内男子ツアーで活躍していたショーン・ノリス(南アフリカ)、世界ランキング517位のアシュリー・チェスターズ(イングランド)で、トータル-7まで伸ばしている。
ショーン・ノリスは第2ラウンド5バーディー、1ボギーの-4と伸ばして8位上げて来た。
ショーンノリス確り伸ばし三位付け
ショーンノリス三位まで上げ強さ魅せ
アシュリー・チェスターズは第2ラウンド3バーディー、1ボギーの-2と伸ばして3位を維持している。
チェスターズじわりと伸ばし三位維持
チェスターズ三位維持して力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング242位のアンヘル・イダルゴ(スペイン)は第2ラウンドイーブン、トータル-6と伸ばせず、4位下がって5位タイとなっている。
世界ランキング115位のヨハネス・バーマン(米国)は第2ラウンド-4、トータル-3と伸ばし、56位も上げて12位タイに付けて来た。
バーマンや確り伸ばし上げて魅せ
バーマンや大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング284位のチェース・ハナ(米国)は第2ラウンド-1、トータル-3と少し伸ばし、8位上げて12位タイに付けて来た。
チェースハナ少し伸ばして上げて魅せ
チェースハナ確り上げて力魅せ
そして川村昌弘は第2ラウンド1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-3と伸ばせず、1位下がって12位タイとなっている。
第2ラウンドに付いてもうすこし詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-3から出て、前半では7ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでボギーを叩いてしまったが、空かさず第9ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
結局イーブンでトータル-3のまま後半へと繋いでいる。
後半に入って9ホールを全てパーで凌いだので、結局トータル-3のまま最終ラウンドへ余裕を持って駒を進めることが出来た。
これはひょっとして長年の片思いが通じたのか!?
川村やスコア維持して余裕持ち
思いのコース通過するかも
川村や余裕を持って通過魅せ
後の展開期待膨らみ
それから世界ランキング112位のディラン・フリテリ(南アフリカ)は第2ラウンド+1トータル-3と少し落とし、8位下がって12位タイとなっている。
世界ランキング96位のサイティアゴ・タリオ(スペイン)、世界ランキング127位のジャスティン・ハーディング(南アフリカ)は第2ラウンドイーブン、トータル-2と伸ばせず、3位下がって23位タイとなっている。
世界ランキング261位のペップ・アングルス(スペイン)は第2ラウンド+2、トータル-2と落とし、19位下がって23位タイとなっている。
世界ランキング226位のレナト・パラトーレ(イタリア)は第2ラウンド+2、トータル-1と少し落とし、21位も下がって32位タイとなっている。
世界ランキング76位から考えてこの大会では結構猛者のディーン・バーメスター(南アフリカ)は第2ラウンド-1、トータルイーブンと少し伸ばし、25位も上げて43位タイに付けて来た。
バーメスター大きく上げて通過魅せ
バーメスター大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング159位のブランドン・ストーン(南アフリカ)、世界ランキング206位の確か凄い飛ばし屋のウィルコ・ニナベル(南アフリカ)は共に第2ラウンドイーブン、トータルイーブンと伸ばせず、1位下がって43位タイとなっている。
世界ランキング176位のダニエル・ギャビンス(イングランド)は第2ラウンド+1、トータルイーブンと少し落とし、14位下がって43位タイとなっている。
それから、世界ランキング167位のジョージ・クッツェ(南アフリカ)、世界ランキング260位のダレン・フィチャート(南アフリカ)、世界ランキング297位のロマン・ランガスク(フランス)はトータル+2で71位タイ、世界ランキング144位のダニエル・ファン・トンダー(南アフリカ)はトータル+3で85位タイとなって、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。
なお、第1ラウンドを終えた後、世界ランキング236位のマシュー・ジョーダン(イングランド)も含めて26人もの選手が棄権しているのは状況の厳しさを表している!?