先週木曜日の深夜から時差-16時間(サマータイム中、それ以外では-17時間)の米国・カルフォルニア州にある「トリーパインズGCサウス・コース(7643ヤード、パー71)」において米国男子&欧州男子ツアーのメジャー大会、「全米オープン」が4日間の日程で開催され、その最終ラウンドが終わった。
元々人数が多く、それに初日は濃霧が発生して大分遅らせて始まったのもあり、第1ラウンドを全員終わらせるのは難しかったようで、日没サスペンデッドとなった。
日本人選手としては世界ランキング15位でメジャーチャンピオン、日本のエースの松山英樹、世界ランキング78位の星野陸也、世界ランキング145位の石川遼、世界ランキング336位の浅地洋佑が出ており、松山英樹、星野陸也が予選ラウンドを通過し、決勝ラウンドへと駒を進めた。
予選ラウンド通過時点で松山英樹はトータル+3で41位タイと大分落とし、星野陸也もトータル+3で31位タイと落としていた。
そこから少しは挽回出来るのか!?
要注目の最終日となっていた。
松山や最後の奮起期待して
星野陸也最後の奮起期待して
さて、単独首位に抜け出て見事優勝したのは世界ランキング3位のジョン・ラーム(スペイン)で、最終ラウンド5バーディー、1ボギーの-4、トータル-6と伸ばし、5位上げて来た。
大人気の大会、「ザ・メモリアルトーナメント」の途中で新型コロナウイルス感染症の陽性反応が判明して棄権となり、隔離を経ての参加からメジャー大会での優勝であるから、これはもう流石としか言いようがない!?
米国男子ツアーでは6勝目で、メジャー大会では初優勝となった。
なお、この試合の結果、1年振りの世界ランキング1位に返り咲いた。
ジョンラーム復帰即勝ち強さ魅せ
ジョンラームメジャーで勝って強さ魅せ
メジャー初勝利を魅せたラームかな
単独2位に入ったのは世界ランキング18位のルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)で、最終ラウンド3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-5と伸ばせず、1位下がった。
なお、この試合の結果、世界ランキングは12位まで上がっている。
伸ばせずにウェストヘーゼン首位を落ち
最後にはウェストヘーゼン二位に落ち
単独3位に入ったのは世界ランキング25位のハリス・イングリッシュ(米国)で、最終ラウンド7バーディー、4ボギーの-3、トータル-3と伸ばし、11位上げて来た。
なお、この試合の結果、世界ランキングは19位まで上がっている。
イングリッシュ下がっても上げ三位入り
イングリッシュ三位まで上げ強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング10位でメジャー大会に強いブルックス・ケプカ(米国)は最終ラウンド-2、トータル-2と伸ばし、10位上げて4位タイに入った。
下がっても最後は上げたケプカかな
最後上げ強さを魅せたケプカかな
世界ランキング4位のコリン・モリカワ(米国)は最終ラウンド-1、トータル-2と少し伸ばし、5位上げて4位タイに入った。
モリカワや連日伸ばし上げて魅せ
モリカワや最後まで上げ強さ魅せ
世界ランキング16位のダニエル・ベルガー(米国)は最終ラウンド-3、トータル-1と伸ばし、22位も上げて7位タイに入った。
ベルガーや下がっても上げ強さ魅せ
ベルガーや最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング19位のポール・ケイシー(イングランド)は最終ラウンド-1、トータル-1と少し伸ばし、7位上げて7位タイに入った。
ケイシーや決勝連日上げて魅せ
ケイシーや決勝で上げ強さ魅せ
世界ランキング6位のザンダー・シャウフェレ(米国)は決勝ラウンドイーブン、トータル-1と維持し、2位上げて7位タイに入った。
シャウフェレや下がっても上げ強さ魅せ
シャウフェレや最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング17位のスコッティー・シェフラー(米国)は最終ラウンド+1、トータル-1と少し落とし、1位下がって7位タイとなった。
世界ランキング11位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は最終ラウンド+2、トータル-1と落とし、3位下がって7位タイとなった。
世界ランキング63位のラッセル・ヘンリー(米国)は最終ラウンド+5、トータルイーブンと落とし、12位下がって13位タイとなった。
世界ランキング7位のパトリック・カントレー(米国)は最終ラウンド-2、トータル+1と伸ばし、16位上げて15位タイに入った。
カントレー決勝連日上げて魅せ
カントレー決勝で上げ強さ魅せ
世界ランキング32位のマシュー・ウルフ(米国)は最終ラウンド+3、トータル+1と落とし、9位下がって15位タイとなった。
世界ランキング8位のパトリック・リード(米国)は最終ラウンド-4、トータル+2と伸ばし、28位も上げて19位タイに入った。
下がっても最後は上げるリードかな
最後上げ強さを魅せるリードかな
世界ランキング2位のジャスティン・トーマス(米国)は最終ラウンド+2、トータル+2と落とし、5位下がって19位タイとなった。
世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)は最終ラウンド+3、トータル+2と落とし、10位下がって19位タイとなった。
そして松山英樹は最終ラウンド4バーディー、1ボギーの-3、トータル+3と伸ばし、28位も上げて26位タイに入った。
最終ラウンドに付いてもう少し詳しく見ておくと、決勝ラウンドに入ると全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル+6から出て、前半では3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでバーディーを決めて、1つ空いて第6ホールでもバーディーを決め、残りの3ホールをパーで凌いで、トータル+4まで戻して後半へと繋いでいる。
後半に入っていきなり第10、11ホールと連続でバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第14ホールではボギーを叩いたが、残りの4ホールをパーで凌いで、結局更に1打戻し、トータル+3としてホールアウトしている。
第2、3ラウンドと下がり続けても諦めず、最終ラウンドでここまで戻して来るのは流石ではないか!?
なお、この試合の結果、世界ランキングが16位に下がっている。
松山や最後は上げて強さ魅せ
松山や最後は意地で上げて魅せ
また星野陸也は最終ラウンド3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーのイーブン、トータル+3と維持し、5位上げて26位タイに入った。
最終ラウンドに付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル+3から出て、前半では第2、3ホールと連続でバーディーを決め、残りの6ホールをパーで凌いで、トータル+1まで戻して後半へと繋いでいる。
後半に入って2ホールをパーで凌いだ後、第12ホールでダブルボギーを叩いたが、空かさず第13ホールでバーディーを決めて少し戻し、バウンスバック!
続く3ホールをパーで凌いだ後、第17ホールでボギーを叩いて、結局2打落とし、スタート時点のトータル+3戻ってホールアウトしている。
なお、この試合の結果、世界ランキングは76位まで上がっている。
東京五輪のゴルフにおける日本男子の代表は松山英樹、星野陸也の2人に決まった。
松山英樹は動かせないところだし、ここ暫らくの星野陸也の追い上げから考えて、まあ順当なところかと思われる。
大型選手2人の活躍を期待し、楽しみがまた増えた気がする。
星野陸也スコア維持して上げて魅せ
星野陸也最後は上げて自信付け
それから、世界ランキング5位のブライソン・デシャンボー(米国)は最終ラウンド+6、トータル+3と大きく落とし、22位も下がって26位タイとなった。
世界ランキング20位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)は最終ラウンド+5、トータル+9と大きく落とし、14位下がって55位タイとなった。