先週木曜日の朝から福岡県にある「芥屋ゴルフ倶楽部（７２１ヤード、パー７２）」において国内男子ツアー、「Ｓａｎｓａｎ ＫＢＣオーガスタゴルフトーナメント」が４日間の日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
賞金総額は１億円、優勝賞金は２０００万円で、予選ラウンド終了時に５９位タイまでに入っていた７６名の選手が決勝ラウンドに駒を進められた。
この大会では選手それぞれのテーマミュージック、インターネットでのライブ中継等、楽しみを増す為の企画も用意されており、観客を入れ、ハーフパンツも許容されたプロアマ戦も行われた。
後はそこに何時ものメンバーが加わって、どんな化学反応を見せてくれたのか！？
自分が組織に長く属して来た経験を振り返っても、組織、企画等は器、調味料等に過ぎず、結局は素材である人間、つまりここでは選手達の奮闘が一番大事な要素であった。
国内の男子ツアーを盛り上げた
選手のプレイ次に繋がり
さて、単独首位を維持したまま、見事完全優勝を果たしたのは世界ランキング２４６位で東京五輪ジンバブエ代表として存在感を示したスコット・ビンセット（ジンバブエ、２９歳、１７８㎝、６８㎏）で、最終日４バーディーの－４、トータル－１７と伸ばした。
前半は３バーディーの－３と伸ばし、後半は１バーディーの－１と伸び方が鈍ったが、何とか追い着かれずに走り切った。
因みに、東京五輪のゴルフ競技男子の部では１６位に入り、ツアーではこれが初優勝だそうな。
ビンセント首位を維持して勝って魅せ
ビンセント五輪で自信勝って魅せ
単独２位に入ったのは 世界ランキング２０５位で、思うところあったのか、マッチョマンに変身中の石川遼（２９歳、１７５㎝、７０㎏？）で、最終日６バーディー、１ボギーの－５、トータル－１６と大きく伸ばし、１位上げて来た。
前半は４バーディー、１ボギーの－３であるから、並行状態で、後半は２バーディーの－２と、１打差に迫りはしたが、後一歩のところであった。
石川や大きく伸ばし二位となり
石川や二位まで迫り強さ魅せ
単独３位に入ったのは世界ランキング８２３位でベテランの貞方章男(４２歳、１７４㎝、７０㎏)で、最終日７バーディー、２ボギーの－５、トータル－１５と大きく伸ばし、４位上げて来た。
前半は３バーディーの－３とやはり並行状態で、迫れず、後半は４バーディー、２ボギーの－２で石川遼と同じく、迫り足りなかった。
貞方や大きく伸ばし三位入り
貞方や三位に迫り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング９８位で新鋭の金谷拓実(２３歳、１７２㎝、７５㎏)は最終日－５、トータル－１２と大きく伸ばし、１０位上げて４位タイに入った。
初日の９８位タイから連日上げて、最終的にここまで上げて来たのは流石ではないか！？
金谷拓実四位まで上げ強さ魅せ
金谷拓実最後まで上げ強さ魅せ
世界ランキング１６８位の大槻智春(３１歳、１７２㎝、９４㎏)は最終日－１、トータル－１２と少し伸ばしながらも１位下がって４位タイとなった。
世界ランキング３４１位の堀川未来夢（２８歳、１７６㎝、８４㎏）は最終日－５、トータル－１１と大きく伸ばし、１５位上げて７位タイに入った。
堀川や最後は上げて力魅せ
堀川や七位に入り力魅せ
世界ランキング１５１位で昨シーズンの賞金王、今平周吾（２８歳、１６５㎝、６７㎏）は最終日－２、トータル－１１と伸ばし、２位上げて７位タイに入った。
今平や最後も伸ばし上げて魅せ
今平や七位に入り強さ魅せ
世界ランキング３３８位で大学生プロの石坂友宏（２１歳、１７３㎝、７５㎏）は最終日イーブン、トータル－１１と伸ばせず、４位下がって７位タイとなった。
世界ランキング１７５位で先週の覇者、比嘉一貴（２６歳、１５８㎝、７０㎏）、世界ランキング３２４位の池田勇太（３５歳、１７７㎝、８５㎏）は最終日－１、トータル－１０と少し伸ばしながらも、１位下がって１０位タイとなった。
世界ランキング１２９５位の今野大喜（２４歳、１７０㎝、８０㎏）は最終日＋１、トータル－１０と少し落とし、７位下がって１０位タイとなった。
世界ランキング３４８位の上井邦裕(３８歳、１８０㎝、７８㎏)は最終日－４、トータル－９と伸ばし、１４位上げて１３位タイに入った。
確りと最後は上げた上井かな
最後上げ力を魅せた上井かな
世界ランキング１４１位で世界を股に掛ける実力派外国人ベテラン選手のショーン・ノリス（南アフリカ、３９歳、１８８㎝、１００㎏）は最終日－２、トータル－９と伸ばし、１位上げて１３位タイに入った。
ショーンノリス最後まで上げ強さ魅せ
ショーンノリス最後も上げて強さ魅せ
世界ランキング９１位で飛ばし屋の星野陸也（２６歳、１８６㎝、７６㎏）は最終日＋１、トータル－９と少し落とし、６位下がって１３位タイとなった。
世界ランキング１０７位で、同世代の松山英樹等の刺激を受けて海外に目を向けている木下稜介（３０歳、１７４㎝、７５㎏）は最終日－１、トータル－５と少し伸ばし、２位上げて３２位タイに入った。
木下や最後は上げて強さ魅せ
木下や最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング１３６位で曲がらないのが売りの稲森佑貴（２６歳、１６９㎝、６８㎏）は最終日－１、トータル－１と少し伸ばし、５位上げて５２位タイに入った。
稲森や最後は上げて強さ魅せ
稲森や最後は上げて意地を魅せ
そして、世界ランキング１８８位で米国男子ツアーメンバー復帰を目指すベテランの岩田寛（４０歳、１７７㎝、７４㎏）は最終日＋４、トータル＋２と落とし、１６位下がって６３位タイとなった。
