今週も週明けになると毎週前半に発表されるゴルフの男女世界ランキングにおける日本人選手の動向が気になる。
先週は米国男子ツアー、欧州男子ツアー、国内男子ツアー、米国女子ツアー、国内女子ツアーで目ぼしいツアーが開催され、欧州男子ツアー以外には日本人選手が出場していた。
そして、出場していた何れのツアーにおいても何人かは予選を通過して、決勝ラウンドまで楽しませてくれた。
したがって、日本人選手の世界ランキングには男女共に少し動きがあった。
先ずは男子の方であるが、木曜日の朝、北海道の千歳市において開催された国内男子ツアー、「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」には当然多くの日本人選手が出場しており、久々の開催故、世界ランキングの変動には大きな影響を与えている。
続けて開催されている感のある国内女子ツアーの比ではない!?
優勝したのは小柄な比嘉一貴で、1年振りのツアー2勝目だとか。
比嘉一貴久々に勝ち自信付け
後の試合に期待膨らみ
比嘉一貴確り伸ばし逆転し
ツアー二勝目ゲットするかも
また、木曜日の夜から米国のニュージャージー州州で米国男子ツアーのプレーオフシリーズ、「ザ・ノーザン・トラスト」が開催され、日本人選手としてはエースの松山英樹が出場していた。
ハリケーンの影響で最終日は今朝終わったばかりである。
松山英樹は無事予選は通過したが、最終結果は43位タイと、ちょっともの足りない。
それより嬉しかったのは、世界ランキング22位で優しい飛ばし屋のトニー・フィナウ(米国、31歳)の久々の優勝である。
よく調べている人もいるもので、これが2勝目で、5年振り、ベストテン40回目にして漸く辿り着いたようなことを書いてあった。
ただ、男子の場合、最新の世界ランキングは昨日出ている。
したがって、この結果の反映は来週だろうなあ、なんて思っていたら、検索してみると、もう修正してあり、トニー・フィナウは9位に飛躍していた。
それだけではなく、昨夜松山英樹は18位のままであったが、それも17位に上がっていたし、他の日本人選手には関係しないのかと思って確認してみたら、200位前後の選手にまで変動が及んでいた。
凄い!?
松山やプレーオフにも出場し
通過当然後も奮闘
小平智は確か3試合の入れ替え戦に回って、初戦で26位タイだったか?
最終的に25位までに入る必要があるようで、まずまずの位置で初戦を終えたと書かれていた。
この後も注目し、応援したい。
小平や入れ替え戦で奮闘し
次に女子の方であるが、木曜日の午後から先週に引き続いてスコットランドにおいて、米国女子ツアーのメジャー大会、「AIG全英女子オープン」が開催された。
日本人選手としては米国女子ツアーを主戦場としている畑岡奈紗、し始めたばかりの笹生優花の他に、既に全英女子チャンピオンとなっている渋野日向子、少し前に米国女子ツアーのメジャー大会、「エビアン選手権」で単独4位と奮闘した古江彩佳、原英莉花、青木瀬令奈、アマチュアの梶谷翼も出ていた。
予選を通過したのは笹生優花、畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子であるが、古江彩佳が20位タイ、畑岡奈紗が26位タイ、渋野日向子が34位タイ、笹生優花が39位タイと、ちょっと意外な結果となった。
リンクスへの慣れ、環境への慣れ、休養の取り方等、ゴルフの難しさも関係したのかも知れない。
だからゴルフは面白いとも言える!?
古江彩佳上手く経験積み重ね
一定成果出せていたかも
また、金曜日の朝からは神奈川県において国内女子ツアー、「CAT Ladies2021」が3日間の日程で開催され、小祝さくらは逆転優勝を果たしている。
これで2週連続優勝となり、今シーズン5勝目、通算6勝目であるから、凄い!?
賞金女王レースのトップを直走っている。
小祝や逆転勝ちで強さ魅せ
小祝や目指す重機を獲得し
これで雪搔き楽になるかも
参考までに男子、女子の日本人選手のそれぞれ20位までに入った選手達を挙げておく。
先ずは男子から日本人選手のトップ20に付いて挙げておく。
順位 変動 氏名 順位 変動 氏名
17位 ↑ 1 松山英樹 189位 ↓ 9 時松隆光
91位 ↓ 4 星野陸也 205位 ↓13 石川遼
98位 ↑ 1 金谷拓実 240位 ー 宮本勝昌
107位 ↓ 3 木下稜介 274位 ↓ 3 香妻陣一朗
136位 ↑ 15 稲森佑貴 279位 ↓ 1 大岩龍一
151位 ↓ 7 今平周吾 288位 ↓ 6 片岡尚之
157位 ↓ 3 川村昌弘 324位 ↓ 3 池田勇太
168位 ↑ 29 大槻智春 326位 ↓ 3 小平智
175位 ↑125 比嘉一貴 338位 ↑28 石坂友宏
188位 ↑ 11 岩田寛 341位 ↓ 8 堀川未来夢
上記のように、久々の国内男子ツアーの開催と言うこともあって、世界ランキングに大きく変動があった選手も多かった。
以下、10位以上上がった選手を1400位までの範囲で書き留めておく。
上井邦裕が196位上がって348位に、杉山知靖が39位上がって430位に、塚田陽亮が51位上がって480位に、秋吉翔太が66位上がって573位に、亀代順哉が172位上がって756位に、竹安俊也が776位上がって1008位に、大西魁斗が544位上がって1328位になっている。
次に女子の日本人選手トップ20に付いて挙げておく。
順位 変動 氏名 順位 変動 氏名
9位 ↓ 1 笹生優花 80位 ↑ 1 西郷真央
24位 ー 稲見萌寧 83位 ↓ 1 若林舞衣子
26位 ー 古江彩佳 88位 ↑ 3 吉田優利
42位 ↓ 3 渋野日向子 95位 ↓ 3 勝みなみ
50位 ↓ 5 鈴木愛 105位 ↓ 6 岡山絵里
55位 ↑ 4 小祝さくら 106位 ↓ 2 大里桃子
56位 ↓ 4 山下美夢有 107位 ↓ 7 原英莉花
70位 ー 西村優菜 111位 ↓ 1 比嘉真美子
77位 ↓ 2 上田桃子 116位 ↓ 2 菊地絵理香
以下、10位以上上がった選手を世界ランキング400位までの間で見ておくと、三ヶ島かなが15位上がって143位に、ベテランの大山志保が21位上がって220位に、菅沼菜々が11位上がって259位に、脇元華が14位上がって328位に、小滝水音が34位上がって343位になっている。
それから今週のツアーであるが、男子では国内男子ツアーが続けて開催される予定で、他にスイスで欧州男子ツアー、米国で米国男子ツアーのプレーオフシリーズの第2戦の開催が予定されている。
女子では国内女子ツアー、および下部ツアーに当たるステップアップツアーの開催が予定されている。
米国女子ツアーに関しては残念ながら中止となっていた。
細かいことはまだ分からないが、多分何れのツアーにも日本人選手が出場するものと思われるので、先ずは好プレイを期待したい。
男子では今週も、国内男子ツアーでの展開、松山英樹のプレーオフシリーズでの健闘、川村昌弘の最終戦出場権、小平智の来シーズンのシード権等が気になるところである。
女子では国内の2戦でどんな展開を見せてくれるのか?
またその結果、世界ランキングにどんな変動があるのか?
テレビ、インターネット等での放送もあるようなので、楽しみに待ちたい。