先週木曜日の午後から時差-8時間(現在サマータイム中、それ以外では-9時間)のスコットランドにある「カーヌスティGL(6850ヤード、パー72)」において米国女子ツアーのメジャー大会、「AIG全英女子オープン」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
賞金総額は580万ドル(1ドルを約110円とすると、約6億3800万円)、優勝賞金は87万ドル(約9600万円9と高額になっている。
日本人選手としては世界ランキング8位でフィリピン人でもあり、新世紀世代を代表する今年の全米女子オープンチャンピオン、笹生優花(20歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング10位で黄金世代を代表し、エースの畑岡奈紗(22歳、158㎝)、世界ランキング26位でプラチナ世代を代表する古江彩佳(21歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング39位で黄金世代をリードするひとり、一昨年の全英女子チャンピオンの渋野日向子(22歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング100位で黄金世代をリードするひとり、国内女子ツアーのメジャー大会に強い原英莉花(22歳、173㎝、58㎏)、世界ランキング168位の青木瀬令奈(28歳、153㎝、50㎏)、世界ランキング546位でアマチュアの梶谷翼(17歳、160㎝)が出ており、笹生優花、畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子が予選を通過した。
第3日目は笹生優花がトータル-3まで落として27位タイに下がり、渋野日向子はトータル-4のまま伸ばせず、18位タイに下がり、畑岡奈紗はトータル-3まで伸ばしながらも27位タイに下がっている。
笹生優花に付いては肩を痛めたと書いてある記事もあった。
そんな中、古江彩佳はトータル-5まで伸ばして15位タイに上げ、上位争いを期待させているのは流石ではないか!?
笹生優花無理をしたのか肩痛め
期待したほど伸びないのかも
渋野日向子スコア維持して順位下げ
気分切り替え最後に期待
畑岡や何とかスコア伸ばしても
じわじわ順位下げているかも
古江彩佳連日順位上げ続け
上位争い期待膨らみ
さて単独で首位を維持して、見事優勝したのは世界ランキング54位のアンナ・ノードクイスト(スウェーデン)で、最終日4バーディー、1ボギーの-3、トータル-12と伸ばした。
これでツアー9勝目、メジャー3勝目となり、今、34歳で、30歳になってから勝てないことが気掛かりであったようであるが、この頃海の向こうでも此方でも、久し振りの勝利でホッとさせられた選手が多いように思われる。
ノードクイスト首位を維持して勝って魅せ
ノードクイスト確り伸ばし勝って魅せ
ノードクイスト久々勝利安心し
2位タイに入ったのは世界ランキング43位のジョージア・ホール(イングランド)、世界ランキング77位のマデリーン・サグストロム(スウェーデン)、世界ランキング25位のリゼット・サラス(米国)で、トータル-11まで伸ばした。
ジョージア・ホールは最終日2イーグル、3バーディー、2ボギーの-5と大きく伸ばし、6位上げて来た。
一旦下がっていたが、最終日にまた上げて来るのは流石ではないか!?
下がってもまた上げて来るホールかな
最後上げ強さを魅せるホールかな
マデリーン・サグストロムは最終日6バーディー、2ボギーの-4と伸ばし、2位上げて来た。
サグストロム決勝で上げ強さ魅せ
サグストロム最後も上げて強さ魅せ
リゼット・サラスは最終日3バーディーの-3と伸ばし、2位を維持した。
初日から落とさず、2日目から下がっていないのは流石ではないか!?
二位を維持強さを魅せたサラスかな
最後まで伸ばし強さ魅すサラスかな
5位タイに入ったのは世界ランキング11位のミンジー・リー(オーストラリア)、世界ランキング63位のナンナ・マジソン(デンマーク)で、トータル-10まで伸ばした。
ミンジー・リーは最終日7バーディー、1ボギーの-6と大きく伸ばし、13位上げて来た。
結構大きな波はあるが、このところ調子が好い時も目立っていたミンジー・リーで、笹生優花と組んでいた「ダウグレートレークスベイ招待」の時から余計に気に留まるようになっている。
ミンジーリー下がっても上げ強さ魅せ
ミンジーリー五位に入って強さ魅せ
ナンナ・マジソンは最終日5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの-1と少し伸ばしながらも4位下がった。
マジソンや伸ばしながらも四位下げ
マジソンや五位に入って強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング13位で飛ばし屋のパティー・タバタナキト(タイ)は最終日-5、トータル-9と大きく伸ばし、11位上げて7位タイに入った。
ずっと注目している選手であるが、決勝ラウンドに入って連日上げて来るのは流石ではないか!?
それと、この頃は韓国人選手よりもタイ人選手の活躍が気に留まるようになっている。
それをこの選手が、この頃ではアリヤ・ジュンタヌガーンより象徴しているような気がするなあ。
タバタナキト決勝で上げ強さ魅せ
タバタナキト七位に入り強さ魅せ
タバタナキトタイの元気さ象徴し
世界ランキング33位のモリヤ・ジュタヌガーン(タイ、アリヤ・ジュタヌガーンの姉)は最終日-2、トータル-8と伸ばしながらも、1位下がって単独9位となった。
世界ランキング21位のアリヤ・ジュンタヌガーン(タイ)は最終日-1、トータル-7と少し伸ばしながらも、2位下がって10位タイとなった。
世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)、世界ランキング4位のキム・セヨン(韓国)、世界ランキング9位でカナダの妖精と呼ばれるブルック・ヘンダーソン(カナダ)、世界ランキング29位で新鋭のイエリミ・ノー(米国)は最終日イーブン、トータル-6と伸ばせず、5位下がって13位タイとなった。
そして、古江彩佳は最終日1イーグル、2バーディー、4ボギーのイーブン、トータル-5と伸ばせず、5位下がって20位タイとなった。
前半は第ホールのバーディー1つで、後は耐えるゴルフとなったが、後半1イーグル、1バーディー、4ボギーと出入り激しく、攻めるゴルフをしている。
フランス、イギリスと回って充実した海外挑戦となったようである。
古江彩佳スコア維持して五位下がり
古江彩佳確り攻めて充実し
世界ランキング12位で飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国)は最終日+2、トータル-5と落とし、16位下がって20位タイとなった。
そして、畑岡奈紗は最終日1イーグル、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-3と維持し、1位上げて26位タイに入った。
前半は1イーグル、1ボギー、1ダブルボギーの+1と少し落としているが、後半は3バーディー、2ボギーの-1と取り返し、強いところを見せている。
日本人選手で最終日に順位を上げて来たのは彼女だけであるから、その辺りは流石ではないか!?
遅々とした歩みのように思えるかも知れないが、一歩一歩確実に進めて行くのは彼女の優れた点でもある。
畑岡や最後に少し順位上げ
またの機会に期待膨らみ
畑岡や確り攻めて最終日
達成感を得られるのかも
世界ランキング6位で東京五輪銅メダリストのリディア・コ(ニュージーランド)は最終日-1、トータル-2と少し伸ばし、11位上げて29位タイに入った。
リディアコや下がっても上げ強さ魅せ
リディアコや最後は上げて強さ魅せ
そして、渋野日向子は最終日5バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの+3、トータル-1と落とし、16位下がって24位タイとなった。
前半は2バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの+3と落とし、心配させたが、後半で3バーディー、2ボギーの-1と少し取り戻し、ホッとさせている。
渋野日向子途中で大きく落としても
少し戻してまた期待させ
また笹生優花は最終日5バーディー、3ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの+3、トータルイーブンと落とし、12位下がって39位タイとなった。
前半では2バーディー、2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの+5と大きく落としたが、後半に3バーディー、1ボギーの-2とある程度取り返しているのは流石ではないか!?
しかも、寒さ、雨等に加えて肩痛に耐えながらの決勝ラウンドは辛かったはずであるが、勉強になった、楽しめたと纏めている。
今後の成長にも大いに期待したい。
そう言えば国内女子ツアーを主戦場とする世界的なレジェンドの申ジエが若手で有望な日本人選手のことも含めて、示唆に富むことを言っている記事があった。
ともかく、マスコミに乗せられて結果だけに一喜一憂せず、のんびりと見守り、その成長から楽しむことであろう。
笹生優花経験をまた積み重ね
その成長を楽しむのかも
笹生優花気分切り替えまた期待
それから、世界ランキング15位のハナ・グリーン(オーストラリア)、世界ランキング17位のイ・ジョンウン6(韓国)は最終日+4、トータル+2と落とし、15位下がって48位タイとなった。
世界ランキング3位のパク・インビ(韓国)は最終日-3、トータル+3と伸ばし、9位上げて52位タイに入った。
パクインビ下がっても上げ強さ魅せ
パクインビ最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング14位のジェシカ・コルダ(米国、ネリー・コルダの姉)は3日目イーブン、トータル+6と維持し、2位上げて59位タイに入った。
この最後まで諦めないところが猛者たる所以であろうか!?
ジェシカコルダ下がっても上げ強さ魅せ
ジェシカコルダ最後は上げて強さ魅せ