先週木曜日の夜から時差-16時間(現在サマータイム中、それ以外では-17時間)の米国・カルフォルニア州にある「タホマウンテンC(7425ヤード、パー71)」において米国男子ツアー、「バラクーダ選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
各ホールのストローク数に基づいたポイントが設定され、それを加えて行ったポイント数を争う、ちょっと変わった形式であった。
ポイントに付いてはイーブンを0とし、アルバトロスは+8、イーグルは+5、バーディーは+2、ボギーは-1、ダブルボギー以上は-3として計算する。
プラス側に厚くし、マイナス側は適当なところで止めてある。
失敗を恐れず攻めて行くことを求める、如何にもプラス志向の米国と言った感じがしないでもない。
それはまあともかく、日本人選手としては世界ランキング304位の小平智が出ており、残り少なくなったシード権の確保に向けて大切な試合になりそうである。
幸いフィールドはそんなに厚くないようなので、上位争いを期待していた。
第3日目を終えたところではトータル17まで伸ばして49位タイに付けており、最終日にもう少し上げて行きたいところであったが、さてどうなったのか!?
小平やムービングデー少し上げ
最後の意地を期待するかも
さて単独首位に抜け出て見事優勝したのは世界ランキング113位のエリック・ファンローエン(南アフリカ)で、最終日1イーグル、6バーディー、1ボギーの16、トータル50と大きく伸ばし、1位上げて来た。
これが米国男子ツアー初優勝で、優勝賞金は63万ドル(約6955万円)であった。
なお、この試合の結果、世界ランキングは79位まで上がっている。
ファンローエン大きく伸ばし勝って魅せ
ファンローエン初優勝し強さ魅せ
単独2位を維持したのは世界ランキング179位のアンドリュー・パットナム(米国)で、最終日1イーグル、4バーディー、2ボギーの11、トータル45と大きく伸ばした。
なお、この試合の結果、世界ランキングは133位まで上がっている。
パットナム大きく伸ばし二位を維持
パットナム二位を辞して力魅せ
単独3位に入ったのは世界ランキング263位のスコット・ピアシー(米国)で、最終日1イーグル、3バーディーの11、トータル44と大きく伸ばし、1位上げて来た。
なお、この試合の結果、世界ランキングは205位まで上げている。
ピアシーや大きく伸ばし一位上げ
ピアシーや三位に上げて力魅せ
単独4位に入ったのは世界ランキング219位のアダム・シェンク(米国)で、最終日6バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの5、トータル43と伸ばしながらも3位下がった。
なお、この試合の結果、世界ランキングは186位まで上がっている。
アダムシェンク伸ばしながらも三位下げ
アダムシェンク伸ばし足りずに首位を落ち
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング76位のゲーリー・ウッドランド(米国)は最終日12、トータル38と大きく伸ばし、9位上げて7位タイに入った。
初日に87位タイと出遅れたのもあるが、第2日目には22位タイまで一気に上げ、第3日目には16位タイ、そして最終日には7位タイと、ずっと上げ続けたのは流石ではないか!?
ウッドランド最後も伸ばし強さ魅せ
ウッドランド最後も上げて強さ魅せ
世界ランキング85位のジョエル・ダーメン(米国)は最終日5、トータル38と伸ばしながらも3位下がって7位タイとなった。
世界ランキング93位のハロルド・バーナーⅢ(米国)は最終日6、トータル33と伸ばしながらも4位下がって15位タイとなった。
世界ランキング71位のエミリアノ・グリジョ(アルゼンチン)は最終日-2、トータル29位と落とし、21位も下がって27位タイとなった。
世界ランキング64位のブランデン・グレイス(南アフリカ)は最終日7、トータル28と伸ばしながらも2位下がって30位タイとなった。
世界ランキング103位のギレルモ・ペレイラ(チリ)は最終日8、トータル26と伸ばし、3位上げて39位タイに入った。
ペレイラや確り伸ばし上げ続け
ペレイラや最後も上げて力魅せ
世界ランキング182位のマーク・ハバード(米国)は最終日7、トータル24と伸ばし、6位上げて43位タイに入った。
ハバードや下がっても上げ力魅せ
ハバードや最後は上げて力魅せ
世界ランキング150位のチェズ・リービー(米国)は最終日4、トータル24と伸ばしながらも12位下がって43位タイとなっている。
そして小平智は最終日6バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの6、トータル23と伸ばし、2位上げて47位タイに入った。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル17から出て、前半では第2、3ホールと連続でバーディーを決め、続く第4ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第6ホールでバーディーを決めて取り返し、1つ空いて第8ホールでまたボギーを叩いたが、空かさず第9ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
結局ポイントでは2×4-1×2=6伸ばしたことになり、トータル23として後半へと繋いでいる。
後半に入って第11、12ホールと連続でバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでダブルボギーを叩き、1つ空いて第18ホールでボギーを叩いたので、結局ポイントでは2×2-3-1=0と伸ばせなかったことになり、トータル23のままホールアウトした。
嗚呼ややこしい。
なお、この試合の結果、世界ランキングは310位まで下がっている。
ううっ、通常の試合は残り今週の1試合だけであり、松山英樹等も出る予定であるから、フィールドは当然厚くなる!?
来シーズンのシード権獲得は厳しくなったが、まだチャンスは幾つかあるようなので、今後もチャレンジする限り応援して行きたい。
小平や少しは上げて意地を魅せ
小平や少し上げてもランク下げ
世界ランキング147位のドック・レドマン(米国)は最終日4、トータル22と伸ばしながらも7位下がって49位タイにとなった。
世界ランキング89位のトロイ・メリット(米国)は最終日1、トータル21と伸ばしながらも20位下がって51位タイとなった。
世界ランキング126位のトム・ルイス(イングランド)は最終日8、トータル20と伸ばし、12位上げて54位タイに入った。
トムルイス下がっても上げ意地を魅せ
トムルイス最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング118位のトーマス・ピーターズ(ベルギー)は最終日3、トータル20と伸ばしながらも5位下がって54位タイとなった。
そして世界ランキング125位のリチ・ワレンスキー(米国)は最終日1、トータル19と少し伸ばしながらも17位下がって59位タイとなった。