カブスがカージナルスとダブルヘッダーで対戦し、その第1戦が7回制で行われて、2対4で負けている。
カージナルスの先発投手はミスターカージナルスとも言うべき大ベテランのアダム・ウェインライト(39歳、201㎝、104㎏)で、6回3分の1で95球投げて、6安打(2本塁打)6三振1四球1死球2失点2自責点の粘投で勝ちが付いて4勝0敗となったが、防御率は2.65から2.68へと僅かに悪化している。
それだけ今シーズンは調子好く投げられていると言うことであろう。
参考までに昨シーズンまでの3シーズンの成績を見ておくと、2017年シーズンは123回3分の1投げて12勝5敗で、奪三振数が96、防御率が5.11、WHIPが1.50と、好くは無いが、故障を抱えながらもローテの一角を担っているから、流石である。
2018年シーズンは調子が上がらず、彼方此方に故障が出て、40回3分の1投げて2勝4敗で、奪三振数が40、防御率が4.46、WHIPが1.46と不本意なシーズンとなった。
ただ、こんなシーズンが以前にもあり、それで何とか繋いで来れたとも言える!?
そして2019年シーズンは復調し、171回3分の2投げて14勝10敗で、奪三振数が153、防御率が4.19、WHIPが1.43であった。
今シーズンは準備期間がたっぷりあり、シーズンが短いことも上手く働いているのかも知れない。
粘投でウェインライトや勝ち重ね
巧さ魅せウェインライトや勝ち重ね
またロイヤルズがWソックスと対戦し、3対5で負けている。
Wソックスの先発投手はエースを担う本格派、ルーカス・ジオリト(26歳、198㎝、111㎏)で、6回で104球投げ、5安打(1本塁打)9三振3失点3自責点の力投で勝ちが付いて4勝2敗となったが、防御率は3.14から3.29と少し悪化している。
速球の最速は100mph(100マイル毎時、約161㎞/h)、平均は94mph(約151㎞/h)と言う本格派で、約8月25日には四球を一つ出しただけの準完全試合となるノーヒット・ノーランを達成したばかりである。
参考までに昨シーズンまでの3シーズンの成績を見ておくと、メジャーリーグに昇格して2シーズン目の2017年シーズンは45回3分の1投げて3勝3敗で、奪三振数が34、防御率が2.38、WHIPが0.95と片鱗を見せている。
2018年シーズンは初めて規定投球回数に達したが、内容が微妙で、173回3分の1投げて10勝13敗で、奪三振数が125、防御率が6.13、WHIPが1.48と粗さが目立った。
2019年シーズンは大分纏まり、176回3分の2投げて14勝9敗で、奪三振数が228、防御率が3.41、WHIPが1.06とエース級であった。
ジオリトや力を魅せて勝ち重ね
ジオリトや実力発揮勝って魅せ
またツインズがタイガースと対戦し、4対3でサヨナラ勝ちしている。
ツインズの先発投手はマエケンこと前田健太(32歳、185㎝、84㎏)で、6回で91球投げ、2安打(1本塁打)8三振1四球3失点3自責点の力投ながら勝敗は付かず4勝1敗のままで、防御率は2.53から2.77へと悪化している。
このまま見れば、な~んだ、クォリティースタートじゃん!? で片付けがちであろうから、もう少し見ておくと、1回に先頭打者ホームランを浴びた後、何と18人連続で切り取っている。
そして7回のマウンドにも立ち、ノーアウト1安打1四球で2人ランナーを残して交代を告げられ、そのランナーを2人共返されて、逆転されてしまった。
要するに、中継ぎの投手に勝ちの権利を消されてしまったパターンである。
残念!?
それにしても今シーズンはランナーを出さない点では凄く、この試合の前にWHIPは0.75であったが、試合後0.72となっている。
参考までに昨シーズンまでの3シーズンの成績を見ておくと、2017年シーズンは便利に使われ、134回3分の1投げて13勝6敗1セーブで、奪三振数が140、防御率が4.22、WHIPが1.15であった。
2018年シーズンも同様で、125回3分の1投げて8勝10敗2セーブで、奪三振数が153、防御率が3.81、WHIPが1.26であった。
2019年シーズンも同様で、153回3分の2投げて10勝8敗3セーブで、奪三振数が169、防御率が4.04、WHIPが1.07であった。
その経験が今に生きているようである。
マエケンや確り抑え繋ぐ秋
マエケンや勝ちに繋がる投球し