木曜日の23時頃から時差-16時間(サマータイム中、それ以外では-17時間)の米国、カルフォルニア州にある「TPCハーディング・パーク(7234ヤード、パー70)」において海外男子ツアー、「米国プロゴルフ選手権」が4日間の日程で開催され、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
日本人選手としては世界ランク27位の松山英樹、世界ランク97位の石川遼が出ている。
厚いフィールド、難しい設定の中で、何処まで健闘出来るか!?
ちょっと期待したい。
さて、単独首位に立ったのは世界ランク114位の李昊桐(リー・ハオトン、中国)で、2日目5バーディーの-5、トータル-8と大きく伸ばし、11位上げて来た。
欧州男子ツアーを中心に活躍し、1時は世界ランク50位以内にも入っていた。
全英オープンで優勝争いし、3位に入った実績もあるそうな。
今年はあまり調子が上がっていないようで、欧州男子ツアー、米国男子ツアー合わせて8試合に出場して4回予選落ちし、20位以内に入ったのは1度だけである。
ハオトンや実力発揮首位に立ち
ハオトンや実力魅せて首位に立ち
2位タイに付けているのは世界ランク13位のトミー・フリートウッド(イングランド)、世界ランクランク20位のダニエル・ベルガー(米国)、世界ランク6位のブルックス・ケプカ(米国)、世界ランク16位のジャステイン・ローズ(イングランド)、世界ランク82位のマイケル・ロレンゾベラ(フランス)、世界ランク42位のジェイソン・デイ(オーストラリア)で、トータル-6まで伸ばしている。
トミー。フリートウッドは2日目7バーディー、1ボギーの-6と大きく伸ばし、46位も上げて来た。
今年は欧州男子ツアー、米国男子ツアー合わせて7回出場して2回予選落ちしているが、ベストテンには2回入り、ベスト20まで広げると4回入っている実力者である。
力魅せフリートウッド二位に付け
ダニエル・ベルガーは2日目5バーディー、2ボギーの-3と伸ばし、10位上げて来た。
今年は9回出場して予選落ちは1回だけで、ベストテンに6回も入っている。
ベルガーや調子を上げて二位に付け
2日目ブルックス・ケプカ、ジャスティン・ローズは4バーディー、2ボギー、マイケル・ロレンゾベラは5バーディー、3ボギーで、3人共-2と伸ばし、1位上げて来た。
ブルックス・ケプカは怪我の影響もあり、今年11回出場して3回予選落ちし、ベストテンには2回、ベスト20まで広げても3回しか入っていない。
今回は痛みが出ているのか? 途中でケアして貰ったいたそうな。
ケア受けて何とか上げるケプカかな
ジャスティン・ローズは今年10回出場して6回予選落ちし、ベストテンには2回、ベスト20まで広げると3回と、彼にしては調子が上がっていない!?
それでも今回、ここまで上げて来るのは流石ではないか!?
力魅せトップに迫るローズかな
マイケル・ロレンゾベラは今年欧州男子ツアー、米国男子ツアー合わせて5回出場して2回予選落ちし、ベストテンに入ったのは1回であった。
力魅せロレンゾベラや二位に付け
そしてジェイソン・デイは2日目4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの-1と少し伸ばしたが、1位下がっている。
今年11回出場して4回予選落し、1回棄権しているが、ベストテンには4回、ベスト20まで広げると5回入っているのは流石ではないか!?
特に、直近出場試合は3試合連続でベストテンに入っている。
調子上げトップ争いデイの夏
以下、気になった選手について簡単に書き留めておく。
世界ランク28位のポール・ケイシー(イングランド)は2日目-3、トータル-5と伸ばし、12位上げて8位タイに付けて来た。
世界ランク5位のダスティン・ジョンソン(米国)は2日目-3、トータル-4と伸ばし、22位も上げて11位タイに付けて来た。
世界ランク29位のベルンド・ウィースバーガー(オーストリア)は2日目-2、トータル-4と伸ばし、9位上げて11位タイに付けて来た。
世界ランク11位のザンダー・シャウフェレ(米国)は2日目イーブン、トータル-4と伸ばせず、8位下がって11位タイとなっている。
そして松山英樹は、2日目4バーディー、1ボギーの-3、トータル-3と伸ばし、32位も上げて16位タイに付けて来た。
インスタート(第10ホールから)で、トータルイーブンで出て、前半では第10ホールでいきなりバーディーを決めた後、パーで凌ぎ、第18ホールでまたバーディーを決めて2打伸ばし、トータル-2としている。
後半に入って第2ホールでボギーを叩いたが、第4、8ホールとバーディーを決め、結局更に1打伸ばしてトータル-3とした。
調子が上がって来て、勝負出来そうなことも口にしているようなので、期待して見守りたい。
松山や調子を上げて期待させ
松山や上位争い期待させ
世界ランク17位のトニー・フィナウ(米国)は2日目イーブン、トータル-3と伸ばせず、4位下がって16位タイとなっている。
世界ランク12位のコリン・モリカワ(米国)は2日目-1、トータル-2と少し伸ばし、8位上げて25位タイに付けて来た。
世界ランク7位のブライソン・デシャンボー(米国)、世界ランク8位のパトリック・リード(米国)、世界ランク9位のアダム・スコット(オーストラリア)は2日目イーブン、トータル-2と伸ばせず、5位下がって25位タイとなっている。
世界ランク4位のウェブ・シンプソン(米国)は2日目-2、トータル-1と伸ばし、37位も上げて31位タイに付けて来た。
世界ランク2位のジョン・ラーム(スペイン)、世界ランク3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は2日目-1、トータル-1と少し伸ばし、17位上げて31位タイに付けて来た。
世界ランク23位のアブラハム・アンサー(メキシコ)は2日目イーブン、トータル-1と維持し、2位上げて31位タイに付けて来た。
世界ランク21位のゲーリー・ウッドランド(米国)は2日目+2、トータル-1と落とし、19位下がって31位タイとなっている。
世界ランク15位のタイガー・ウッズ(米国)は2日目+2、トータルイーブンと落とし、24位も下がって44位タイとなっている。
世界ランク10位のパトリック・カントレー(米国)は2日目-2、トータル+1と伸ばし、49位も上げて60位タイと付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
そして世界ランク1位のジャスティン・トーマス(米国)は2日目イーブン、トータル+1と維持し、8位上げて60位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
それから石川遼、世界ランク19位のマーク・リーシュマン(オーストラリア)、世界ランク32位のリッキー・ファウラー(米国)はトータル+2で81位タイ、世界ランク14位のティレル・ハットン(イングランド)、世界ランク22位のマット・クーチャー(米国)、世界ランク30位のケビン・ナ(米国)はトータル+3で93位タイ、世界ランク18位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)、世界ランク25位のイム・ソンジェ(韓国)はトータル+4で106位タイとなって、残念ながらCUTの憂き目に遭った。
石川遼はインスタートで、トータル+2で出て、前半では第13ホールでボギー、第14ホールでダブルボギーを叩き、さっぱりかと思われたが、第15、16ホールと連続バーディーを決め、結局1打落としてトータル+3で後半へと期待を繋いだ。
後半に入っても好調を維持し、第1ホールでいきなりバーディーを決め、更に第4、5ホールと連続でバーディーを決めて、ここでトータルイーブンとして安全圏に入って見せた。
しかしその後、第6、9ホールとボギーを叩き、残念ながらCUTラインを超えてトータル+2まで落としてしまった。
ただ、周りを観ても結構な猛者が予選落ちしており、石川遼としては思っていた以上に健闘したとも言えるようで、ファンのコメントからも本人の弁からもそれは感じられる。
またの機会に期待しよう。
石川や健闘魅せてまた期待