sanso114の日記

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スキージャンプ女子W杯個人第4戦マリタ・クラマーおめでとう!・・・R2年1.11④

 男子に比べて試合数が少なく、ちょっと待ち侘びていたスキージャンプ女子のワールドカップ、2019/20120シーズンの個人第4戦が今日の午後、札幌の大倉山(HS137m、K点123m)で行われた。


 かつての女王、高梨沙羅は以前のように勝てなくなったが、本人も口にしているように、その分、女子の本格化して来たと言うことであろう。

 競技として面白くもなって来た!?

 そして、ここ数年圧倒しているのがスキージャンプの本場ノルウェーのマーレン・ルンビ(25歳)であった。

 

 今回、そのマーレン・ルンビをも予選から圧倒して負かしたオーストリアの新鋭がマリタ・クラマー(18歳)である。

 

 昨年の夏季コンチネンタルカップでも総合優勝しており、コアなファンは既に知っていたのだろうが、俄かな私は勿論知らなかった。

 

 予選で132.0を飛んでダントツの1位となり、マーレン・ルンビは118.0mで4位であった。

 

 予選からずっと130m台を記録しており、これは楽しみな選手がまた出て来たようだ。

 日本人選手の中では高梨沙羅が圧倒しており、今回は惜しくも表彰台を逃した。

 

 ラージヒルを得意とする伊藤有希も9位に入っている。

 

 他の日本人選手は8人予選を通過しており、その内、6人が2本目に進んでいるから、女子の方も十分世界に対抗出来ている!?

 

        クラマーやルンビを負かし優勝し

 

        高梨や猛者等相手に奮闘し

 

        ラージヒル好いとこ魅せる伊藤かな       

 

 個人第4戦における主な選手の成績は以下のようであった。

     名前      1本目m  得点 2本目m  得点  合計点

  1位 マリタ・クラマー(墺)     131.0  132.5    135.0   147.1   279.6

    2位 マーレン・ルンビ(ノルウェー)   127.0  131.3    139.0    143.7  275.0

    3位 エヴァ・ピンケルニヒ(墺)     127.5  126.3    134.0    144.8  271.1

    4位 高梨沙羅        126.0  127.0    132.5    135.3  262.3

    6位 キアラ・ヘルツル(墺)       123.5  126.3    127.5    129.7  256.0

    7位 カタリナ・アルトハウス(独)    118.0  112.8     132.0    134.6  247.4

    9位 伊藤有希        117.5  111.5  125.0  124.4  235.9

  13位 エマ・クリネツ(スロベニア)    116.5  108.5  118.5     109.8  218.3

  14位 丸山希        115.0  103.8  118.0   109.8  213.6

  20位 岩渕香里       112.5    90.6  117.0   107.5  198.1

  23位 勢藤優花       108.5    93.4    111.5      95.3  188.7

  28位 小林諭果       104.0    80.6    111.5      95.2  175.8 

  35位 大井栞        100.5    74.8                                        74.8

  41位 松橋亜希         87.0    48.9                             48.9

 

 女子の方は予選で40位までが通過できる。

 個人ランキングに関係する得点は1位100点、2位80点、3位60点、4位50点、5位45点、・・・、30位1点と配分されて行き、2試合を終えて以下のようになっている。

   1位 マーレン・ルンビ(ノルウェー)      325
   2位 キアラ・ヘルツル(オーヅトリア)     280
   3位 エヴァ・ピンケルニヒ(オーストリア)     209
   4位 エマ・クリネツ(スロベニア)         200
   5位 高梨沙羅                 189
   6位 カタリナ・アルトハウス(ドイツ)       176

           7位 マリタ・クラマー(オーストリア)       171

   8位 伊藤有希                 133

  15位 勢藤優花                  56

  19位 丸山希                   49

  31位 岩渕香里                  14

       39位 小林諭果                   3 

 

 今回、小林諭果(25歳)について簡単に触れておく。

 

 小林潤志郎の妹、小林陵侑の姉で、169㎝と体格に恵まれ、ジャンプは小学校の頃に始めて、国内大会、ユニバーシアード等で活躍していた。

 

 ワールドカップの女子個人では2014/2015年シーズンに9ポイント獲得している。

 

 昨年強化選手を外れたが、サマージャンプで小林陵侑と共に優勝した。

 

 今回、久し振りにワールドカップのポイントを獲得し、今後強化選手への復帰を目指している。

 

        ポイントを積み重ねたい諭果の冬

 

        一線に復帰を目指す諭果の冬

 

 なお、次戦は明日、札幌でもう1戦、女子個人第5戦が行われ、その後も3月下旬のロシアのチャイコフスキーまで3か月半に亘って転戦する。