メジャーリーグでは地区シリーズが行われている。
今日はナショナル・リーグの2試合が行われ、何れも中々の展開であった。
その内の1試合では東地区1位のブレーブスが中地区1位のカージナルスと対戦し、1対13で大敗している。
1回表に一挙10点、2回表に1点、3回表に2点と失点を重ね、それで試合が決まってしまった。
カージナルスはリーグ優勝決定シリーズへと駒を進めた。
ブレーブスの先発投手は前回は7回無失点と快投を披露したマイク・フォルタネビッチ(28歳、193㎝、89kg)で、3分の1回で23球投げ、3安打3四球7失点6自責点と抑えがきかずに負けが付き、1勝1敗となって、防御率は7.36となった。
参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは154回投げて10勝13敗で、奪三振数が143、防御率が4.79、WHIPが1.48と、ローテ中堅クラスで、初の2桁勝利を上げている。
2018年シーズンはグッと好くなり、183回投げて13勝10敗で、奪三振数が202、防御率が2.85、WHIPが1.08と一流エースクラスとなった。
そして今シーズンは調子が上がらず、6月にマイナー落ちも経験し、117回投げて8勝6敗で、奪三振数が105、防御率が4.54、WHIPが1.25と不本意な成績に終わった。
ここでもその波の大きさが出たと言えようか!?
波が出てフォルタネビッチ打ち込まれ
波が出てフォルタネビッチ負けが付き
2番手に登板したのが今シーズン大ブレークし、前回2回3分の1を無失点で抑えたマックス・フリード(25歳、191㎝、86㎏)で、1回3分の2で37球投げ、4安打2三振1四球4失点4自責点と打ち込まれながらも勝敗は付かず0勝0敗のままであったが、防御率は9.00となった。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
メジャーデビューした2017年シーズンは26回投げて1勝1敗で、奪三振数が22、防御率が3.81、WHIPが1.62と片鱗を見せた。
2018年シーズンも同様で、33回3分の2投げて1勝4敗で、奪三振数が44、防御率が2.94、WHIPが1.37と多少纏まって来た。
そして今シーズンは大ブレークし、165回3分の2投げて17勝6敗で、奪三振数が173、防御率が4.02、WHIPが1.33であった。
ただ、勝ち星は断トツでチームトップであったが、内容的にはローテ中堅クラスであった。
回を重ねるとその粗さが出て来たように思われる。
フリードや抑え切れない粗さ出て
ブレーブスで印象に残ったのが5番手に登板した速球を武器とする巨漢、ショーン・ニューカム(26歳、196㎝、116kg)で、2回で25球投げ、無安打3三振無失点の快投ながら勝敗は付かず0勝0敗のままで、防御率は0.00のままであった。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
メジャーデビューした2017年シーズンは100回投げて4勝9敗で、奪三振数が108、防御率が4.32、WHIPが1.57と、粗さは残るものの力のあるところは見せた。
2018年シーズンはブレークし、164回投げて12勝9敗で、奪三振数が160、防御率が3.90、WHIPが1.33とローテ中堅クラスの活躍を見せた。
そして今シーズンは安定せず、ブルペン担当となり、68回3分の1投げて6勝3敗1セーブで、奪三振数が65、防御率が3.16、WHIPが1.32となっている。
体格に恵まれ、100mph近い速球が魅力の投手であるが、整うまでにはまだ暫らく掛かりそうである。
ブルペン経験が活きて来ることを期待したい。
ニューカムや力を発揮繋ぐ秋
カージナルスの先発投手はエースへと成長を魅せている期待の若手ジャック・フラーティ(23歳、193㎝、100kg)で、6回で104球投げ、4安打(1本塁打)8三振1四球1死球1失点1自責点の力投で勝ちが付いて1勝1敗となり、防御率は2.77となった。
前回は負けたとはいえ、7回で3失点であったから、安定している。
参考までに2017年シーズンから今シーズンまでの成績を観ておこう。
メジャーデビューした2017年シーズンは21回3分の1投げて0勝2敗で、奪三振数が20、防御率が6.33、WHIPが1.55と片鱗を見せたぐらいか?
2018年シーズンはブレークし、151回投げて8勝9敗で、奪三振数が182、防御率が3.34、WHIpが1.11と、マイルズ・マイコラスの陰で、準エース級の力を見せている。
そして今シーズンは更に進化し、1963分の1投げて11勝8敗で、奪三振数が2.31、防御率が2.75、WHIPが0.97とエースクラスの力を見せた。
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