先週も世界中の彼方此方で世界ランキングの変動に関係ありそうな男女ゴルフツアーが開催された。
今回は男子ツアーに付いて見ておく。
先ずは国内で開催されたツアーからであるが、8月22日(木)の7時20分頃から福岡県にある「芥屋ゴルフ倶楽部(7274ヤード、パー72)」において国内男子ツアー、「San san KBCオーガスタゴルフトーナメント」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は1億円、優勝賞金は2000万となり、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に52位タイまでに入っていた64名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることで出来た。
なおライブ中継であるが、全国的に視ることが出来るテレビでは地上波のテレビ朝日系列で日曜日の午後に少し放送された。
国内の男子ツアーはライブさえ
あまり視られず寂しいのかも
ところで、北海道苫小牧市において開催が予定されている国内女子ツアーの開催時間6時45分に比べて遅いなあと思っていたら、国内でも日の出日の入りの時間がかなり違っていることが分かった。
たとえば初日の福岡における日の出が5時46分、日の入りが18時55分で、北海道苫小牧市における日の出が4時49分、日の入りが18時23分となっていた。
要するに後者の方が1時間程早く明るくなり、暗くなるのは30分程早いだけなので、日中が30分ぐらい長くなっていた。
さて首位タイとなって、プレーオフを2ホール目で制して見事優勝したのは世界ランキング631位でリブゴルフを主戦場として一定の自信を付けている香妻陣一朗(30歳、165㎝、70㎏)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこれがこのツアーにおける通算3勝目となり、シード権を繋ぐことが出来たが、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは428位まで上がっている。
これで来季も心置きなくリブゴルフを含む海外ツアーに挑戦することが出来る!?
香妻やリブの経験自信付け
日本のシード確保したかも
首位タイに入って、プレーオフにおいて負けた結果、単独2位となったのは世界ランキング708位の小斉平優和(26歳、180㎝、85㎏)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは545位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング350位のショーン・ノリス(南アフリカ、42歳、188㎝、100㎏)、世界ランキング360位の鍋谷(ナベタニ)太一(28歳、177㎝、74㎏)で、トータル-18まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはショーン・ノリスが323位まで上がり、鍋谷太一が320位まで上がっている。
5位タイに入ったのは世界ランキング890位の石坂友宏(24歳、173㎝、75㎏)、世界ランキング931位の大岩龍一(26歳、182㎝、92㎏)で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは石坂友宏が785位まで上がり、大岩龍一が823位まで上がっている。
それから国内男子ツアーの下部に当るABEMAツアーは残念ながらオープンウイークとなっていた。
次に海外のツアーに付いて見ておくと、8月21日(水)、すなわち今日の午後から時差-7時間の南アフリカにある「ウインゲト・パーク・カントリークラブ(7372ヤード、パー72)」において南アフリカ男子ツアー(サンシャインツアー)、「サンベット・チャレンジ・タイムズ・スクウェア・カジノ」が3日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は200万ランドとなっており、1ランドを約8.16円とすれば、これは約1632万円であった。
なお日本人選手は出場していなかった。
さて優勝したのは世界ランキング76位でもっと上位のツアーでも活躍しているスリストン・ロウレンス(南アフリカ、27歳、180㎝、97㎏)で、トータル-20まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは74位まで上がっている。
ロウレンス母国ツアーに出場し
さらりと勝って流石なのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング675位のディラン・ネイドゥー(南アフリカ、26歳)で、トータル-15まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは627位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング780位のヤラヴ・プレムラル(南アフリカ、21歳)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは713位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング342位のライアン・ヴァン・ベルゼン(南アフリカ、22歳)、世界ランキング601位のニール・スキテカット(南アフリカ、40歳、193㎝、92㎏)、世界ランキング789位のミッチェル・ホリック(南アフリカ、37歳)で、トータル-12まで伸ばした。
なお、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングはライアン・ヴァン・ベルゼンが342位を維持し、ニール・スキテカットが583位まで上がり、ミッチェル・ホリックが732位まで上がっている。
また8月22日(木)の14時30分頃から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-8時間)のデンマークにある「ルブカー・ゴルフリゾート・サンド&スカイコース(7026ヤード、パー71)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「デンマークゴルフ選手権」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は250万ドルとなり、1ドルを約145円とすれば、これは約3億6300万円であった。
そして優勝賞金は約38.2万ユーロとなり、1ユーロを約162円とすれば、これは約6190万円であった。
なお日本人選手としては世界ランキング389位で長期に亘ってこのツアーを主戦場としている旅人ゴルファーの川村昌弘(31歳、173㎝、72㎏)が出場していたが、残念ながらCUTの憂き目に遭っていた。
なお全体では、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に59位タイまでに入っていた72名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
今回も残念なことに彼の活躍とゴルフ&旅情で人気のコラム、「いま僕はココにいます」は更新されていなかった。
欧州で川村独り旅をして
コラム更新後になるかも
さて、念願のツアー初優勝を果たしたのは世界ランキング213位のフレデリック・ラクロワ(フランス、29歳)で、トータル-14まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは135位まで上がっている。
ラクロワやフランス勢が力上げ
五輪の成果出ているのかも
2位タイに入ったのは世界ランキング92位のロマン・ランガスク(フランス、29歳、178㎝、76㎏)、世界ランキング713位のルーカス・ビエルゴール(デンマーク、33歳、191㎝、83㎏)で、トータル-10まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはロマン・ランガスクが79位まで上がり、ルーカス・ビエルゴールが441位まで上がっている。
単独4位に入ったのは世界ランキング176位のダビド・ラベト(フランス、27歳、170㎝、73㎏)で、トータル-9まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは153位まで上がっている。
そして川村昌弘の世界ランキングは405位まで下がっている。
また8月22日(木)の22時15分頃から時差-15時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-16時間)の米国・アイダホ州にある「ヒルクレスト・カントリークラブ(6880ヤード、パー7))」において米国男子ツアーの下部に当るコーンフェリーツアー、「アルバートサンズ・ボイシ・オープン」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は150万ドル、優勝賞金が27万ドルとなり、1ドルを約145円とすれば、それぞれ約2億1800万円、約3920万円であった。
日本人選手としては世界ランキング295位で米国ゴルフ留学を経てプロになり、海外ツアーへの本格参戦を目指している大西魁斗(25歳、177㎝、70㎏)が出場して、無事予選を通過していた。
大西や無事に予選を通過して
最終日まで楽しめたかも
さて優勝したのは世界ランキング98位のマシュー・マカルティ―(米国、26歳、182㎝、74㎏)で、トータル-21まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは77位まで上がっている。
マカルティー大きく伸ばし優勝し
抜けた強さを見せられたかも
2位タイに入ったのは世界ランキング219位のウィリアム・モウ(米国、23歳)、世界ランキング247位のケビン・ロイ(米国、34歳、183㎝、86㎏)で、トータル-19まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはウィリアム・モウが168位まで上がり、ケビン・ロイが200位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング410位のトレイ・ウインステッド(米国、25歳)、世界ランキング423位のセス・リーブス(米国、33歳、191㎝、82㎏)、世界ランキング615位のブラーデン・ソーンベリー(米国、27歳、183㎝)で、トータル-18まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ世界ランキングはトレイ・ウインステッドが332位まで上がり、セス・リーブスが340位まで上がり、ブラーデン・ソーンベリーが477位まで上がっている。
そして大西魁斗はトータル-10まで伸ばして46位タイに入り、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは296位まで下がっている。
また8月22日(木)の22時25分頃から時差-15時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-16時間)の米国・コロラド州にある「キャッスルパインズ・ゴルフクラブ(8130ヤード、パー72)」において米国男子ツアーのプレーオフシリーズの第2戦、「BMW選手権」が4日間の日程で開催された。
この試合は選ばれし50名を対象とする予選落ちの無い高額賞金大会となっていた。
この大会の終了時にフェデックスカップ・ポイントランキング30位までに入っている選手が最終戦に進むことが出来る。
公式サイトによると賞金総額は2000万ドルとなり、1ドルを約144円とすれば、これは約28億8000万円であった。
そして優勝賞金は360万ドルとなり、これは約5億1800万円であった。
なお日本人選手としては世界ランキング6位で自他ともに日本のエースと認め、マスターズチャンピオンでパリ五輪において銅メダルに輝いた松山英樹(32歳、180㎝、90㎏)が出場していたが、残念ながら腰痛が酷くなって第2日目から棄権していた。
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビではCS放送のゴルフネットワークによって4日間に亘って放送され、土日にはBSJapanextが加わった。
そしてインターネットではU-NEXTによって4日間に亘り配信されていた。
さて単独首位を維持したまま、見事優勝したのは世界ランキング22位のキーガン・ブラッドリー(米国、38歳、191㎝、86㎏)で、トータル-12まで伸ばした。
なおこれがこのツアーにおいて今季初優勝で、通算7勝目となり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは11位まで上がっている。
そしてフェデックスカップ・ポイントランキングは4位まで上がり、最終戦を有利に進められるようになった!?
ブラッドリー初優勝でランク上げ
最後にチャンス残せたのかも
2位タイに入ったのは世界ランキング4位のルードヴィッヒ・アベルグ(スウェーデン、24歳、191㎝、86㎏)、世界ランキング23位のサム・バーンズ(米国、28歳、185㎝、84㎏)、世界ランキング31位でその紳士振りによって我が国でも人気のあるアダム・スコット(オーストラリア、44歳、183㎝、82㎏)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはルードヴィッヒ・アベルグが4位を維持し、サム・バーンズが18位まで上がり、アダム・スコットが21位まで上がっている。
そして松山英樹は世界ランキングが7位まで下がったが、フェデックスカップ・ポイントランキングは3位を維持して、最終戦へと有利に進められるようである。
好かった、好かった。ホッ。
それから、残念ながらオーストラリア男子ツアー、アジアンツアーはオープンウイークとなっていた。
次に今週のゴルフの世界ランキングにおける男子日本人選手の変動に付いて触れておく。
先ず日本人の中で1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
7位 ↓ 1 松山英樹(32歳、180㎝、90㎏)
78位 ↓ 1 久常涼(21歳、175㎝、75㎏)
100位 ー 中島啓太(24歳、177㎝、75㎏)
124位 ー 星野陸也(28歳、186㎝、80㎏)
146位 ↓ 2 金谷拓実(26歳、172㎝、75㎏)
172位 ↓ 2 杉浦悠太(22歳、172㎝、74㎏)
203位 ↓ 9 蝉川泰果(タイガ、23歳、175㎝、77㎏)
212位 ↑ 2 桂川有人(25歳、167㎝、70㎏)
219位 ↑ 5 平田憲聖(23歳、170㎝、70㎏)
240位 ↓ 3 石川遼(32歳、175㎝、75㎏)
244位 ↓ 6 米澤蓮(24歳、174㎝、80㎏)
256位 ↓ 2 幡地隆寛(30歳、188㎝、98㎏)
296位 ↓ 1 大西魁斗(25歳、177㎝、70㎏)
306位 ↓ 4 木下稜介(33歳、174㎝、75㎏)
320位 ↑40 鍋谷太一(28歳、177㎝、74㎏)
328位 ↓ 9 今平周吾(31歳、165㎝、67㎏)
331位 ↓ 5 岩田寛(43歳、178㎝、74㎏)
338位 ↓10 稲森佑貴(29歳、169㎝、68㎏)
359位 ↓ 8 小木曽喬(タカシ、27歳、178㎝、72㎏)
405位 ↓16 川村昌弘(31歳、172㎝、72㎏)
先週は国内男子ツアーが開催されたので、以上では上がった選手が散見された。
それは以下でも同様で、しかも上がり幅が大きくなるので、取り敢えず900位までの範囲で20位以上上がった選手を見ておく。
国内男子ツアーにおいて優勝した香妻陣一朗(30歳、165㎝、71㎏)は203位上がって428位に、国内男子ツアーにおいて単独7位に入った金子駆太(コウタ、21歳、177㎝、83㎏)は23位上がって493位に、国内男子ツアーにおいて単独2位に入った小斉平優和(26歳、180㎝、85㎏)は163位上がって545位に、国内男子ツアーにおいて10位タイに入った阿久津未来也(ミキヤ、29歳、180㎝、78㎏)は23位上がって566位に、国内男子ツアーにおいて8位タイに入った杉原大河(24歳、175㎝、80㎏)は28位上がって665位になっている。
また国内男子ツアーにおいて8位タイに入った宮里優作(44歳、170㎝、70㎏)は60位上がって678位に、国内男子ツアーにおいて10位タイに入った河本力(24歳、183㎝、86㎏)は31位上がって724位に、国内男子ツアーにおいて5位タイに入った石坂友宏(24歳、173㎝、75㎏)は105位上がって785位に、国内男子ツアーにおいて5位タイに入った大岩龍一(26歳、182㎝、92㎏)は108位上がって823位に、国内男子ツアーにおいて23位タイに入った小浦和也(31歳、165㎝、68㎏)は26位上がって879位になっている。
なお以下でも大きく上がった選手が散見され、たとえば国内男子ツアーにおいて10位タイに入った片岡大育(35歳、167㎝、71㎏)は214位上がって1203位に、国内男子ツアーにおいて10位タイに入った古川龍之介(23歳、175㎝、66㎏)は251位上がって1256位に、国内男子ツアーにおいて単独18位に入った出利葉太一郎(23歳、180㎝、87㎏)は211位上がって1382位になっている。