今週も世界ランキングの変動に大きく関係しそうな男子ゴルフツアーの開催が幾つか予定されているので、簡単に触れておきたい。
先ずは国内のツアーから見ておくと、国内男子ツアー、その下部に当たるABEMAツアーは残念ながらまだシーズンオフとなっている。
次に海外のツアーを見て行くと、2月29日(木)の早朝から時差+4時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では+3時間)のニュージーランドにある「ミルブロックリゾート①コロネットコース(6936ヤード、パー71)②リマーカブルズコース(6784ヤード、パー71)」においてアジアンツアーとオーストラリア男子ツアーが共催する、「ニュージーランド・オープン」が4日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は200万ニュージーランド・ドルで、1ニュージーランド・ドルを約92.0円とすれば、これは約1億8400万円となる。
日本人選手としては世界ランキング254位の大槻智春(34歳、172㎝、94㎏)、世界ランキング276位の平田憲聖(23歳、170㎝、70㎏)、堀川未来夢(ミクム、31歳、176㎝、84㎏)、岩田寛(43歳、178㎝、74㎏)、世界ランキング375位の杉浦悠太(22歳、172㎝、74㎏)等、19名が大挙出場する予定である。
遥々とニュージーランド大勢の
日本の選手参加するかも
また、2月29日(木)の午後から時差-7時間の南アフリカにある「セント・フランシス・リンクス(7192ヤード、パー72)」においてDPワールドツアーとサンシャインツアー(南アフリカ男子ツアー)が共催する、「SDCチャンピオンシップ」が4日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は150万ドルとなっており、1ドルを約150円とすれば、これは約2億2500万円となる。
日本人選手としては世界ランキング81位でこのツアーにおいて一定の活躍を見せ始めて、漸く海外ツアーにも馴染んで来た感のある飛ばし屋の星野陸也(27歳、186㎝、80㎏)、世界ランキング99位で大学生時代にアマチュア世界ランキング1位に長く君臨し、このツアーをステップにして米国男子ツアーへの進出を目指している中島啓太(23歳、178㎝、75㎏)が出場する予定である。
欧州と南アフリカ共催し
星野中島期待膨らみ
また、2月29日(木)の夜から時差-12時間のアルゼンチンにある「オリボス・ゴルフクラブ(6795ヤード、パー70)」において米国男子ツアーの下部に当たるコーンフェリーツアー、「117Visaアルゼンチン・オープン」が4日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額が100万ドルとなっており、これは約1億5000万円となる。
賞金に加えて得点配分も高いが、その分、たとえば国内男子ツアーよりも難しくなっているように思われる。
日本人選手としては世界ランキング377位で米国男子ツアーのシード権復活を目指している小平智(34歳、172㎝、70㎏)、世界ランキング430位で昨季はこのツアーで奮闘していた大西魁斗(25歳、177㎝、70㎏)が出場する予定である。
共に予選通過を期待したい。
小平と大西共に健闘と
予選通過に期待するかも
また2月29日(木)の夜から時差-14時間の米国・フロリダ州にある「PGAナショナルリゾート・チャンピオンコース(7147ヤード、パー71)」において米国男子ツアー、「コグニザント・クラシックinザ・パームビーチズ」が4日間の日程で開催される予定である。
公式サイトによると賞金総額は900万ドルで、昨年実績の優勝賞金は151.2万ドルとあるから、それぞれ約13億5000万円、約2億2700万円となる。
日本人選手としては世界ランキング82位で新鋭の久常涼(21歳、175㎝、75㎏)が出場する予定である。
そしてライブ中継であるが、テレビではCS放送の「ゴルフネットワーク」で4日間に亘って予定され、追加料金が要らない「BS―Japanext」で後半の2日間に亘って予定されており、インターネットでは「U-NEXT」で4日間に亘って配信が予定されている。
夜中からたっぷり視たい向きにはU-NEXTが好いが、現地映像のままのこともあり、日本語による放送があるとは限らないので、何処で視るか、迷うところである。
久常や孤軍奮闘参戦し
中位確保に期待するかも
次に今週のゴルフの世界ランキングにおける男子日本人選手の変動に付いて触れておく。
先ず日本人の中で1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
20位 ー 松山英樹(32歳、180㎝、90㎏)
81位 ↓ 4 星野陸也(27歳、186㎝、80㎏)
82位 ↓ 4 久常涼(21歳、175㎝、75㎏)
99位 ー 中島啓太(23歳、177㎝、75㎏)
121位 ↑ 8 金谷拓実(25歳、172㎝、75㎏)
125位 ↓ 1 蝉川泰果(タイガ、23歳、175㎝、77㎏)
206位 ↓ 6 石川遼(32歳、175㎝、75㎏)
225位 ↓ 6 稲森佑貴(29歳、169㎝、68㎏)
242位 ↓ 8 今平周吾(31歳、165㎝、67㎏)
254位 ↓ 5 大槻智春(34歳、172㎝、94㎏)
257位 ↓ 4 比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)
274位 ↓10 谷原秀人(45歳、178㎝、80㎏)
276位 ↓ 4 平田憲聖(23歳、170㎝、70㎏)
281位 ↓ 5 永野竜太郎(35歳、181㎝、85㎏)
294位 ↓15 川村昌弘(30歳、172㎝、72㎏)
295位 ↓ 7 堀川未来夢(ミクム、31歳、176㎝、84㎏)
310位 ↓ 7 鍋谷太一(27歳、177㎝、72㎏)
313位 ↓11 岩田寛(43歳、178㎝、74㎏)
350位 ↓12 桂川有人(25歳、167㎝、70㎏)
349位 ↓ 9 吉田泰基(タイキ、25歳、173㎝、75㎏)
続いて以下、今週の最下位群に当たる4172位までの範囲で5位以上上がった選手に付いて見て行くと、1人も居なかった。