９月２１日（木）の１４時５０分頃から時差－７時間（現在サマータイム中。それ以外の時期では－８時間）のフランスにある「ル・ゴルフ・ナショナル（７２４７ヤード、パー７１）」においてＤＰワールドツアー（旧欧州男子ツアー）の長い伝統を持つ大会、「カズー・オープン・ド・フランス」が４日間の日程で開催され、その初日がほぼ終わっている。
詳しくは３人が１ホールを残していて、順位等は暫定になるが、終わったものとして記しておく。
公式サイトによると賞金総額は３２５万ドルとなっており、１ドルを約１４８円とすれば、これは約４億８１００万円となる。
日本人男子選手としては世界ランキング１２９位で実力派若手選手をリードするひとり、積極的に海外ツアーに参戦している飛ばし屋の星野陸也（２７歳、１８６㎝、７６㎏）、世界ランキング１５６位で実力派中堅選手をリードするひとり、昨年は国内男子ツアーにおいて賞金王に輝いて今年はこのツアーを主戦場している比嘉一貴（２８歳、１５８㎝、７０㎏）、世界ランキング１６６位で積極的に海外ツアーに参戦して一定の成果も出している新鋭の久常涼（２１歳、１７５㎝、７５㎏）、世界ランキング２９４位で長期に亘ってこのツアーのシード権を保持し続けている旅人こと川村昌弘（３０歳、１７２㎝、７２㎏）、世界ランキング３９５位で積極的に海外ツアーに参戦している新鋭の岩﨑亜久竜（アグリ、２５歳、１８１㎝、８６㎏）が出場している。
なお、川村昌弘はゴルフと旅に付いての近況を語る人気のコラム、「いま僕はココにいます」を「Ｖｏｌ.１７５ フランス編」に更新していた。
今回は３００㎞程の移動で、ドーバー海峡を自動車ごと列車に乗り込み移動する様子、街並み、ゴルフ場、仲間と集う様子等が写真を添えて紹介されていて、興味深い内容となっている。
欧州の男子ツアーに日本人
五人出場期待膨らみ
旅人のフランスの風香しく
上位争い期待するかも
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング１８位で新鋭のトム・キム（本名トム・ジュヒョン、韓国、２１歳、１８３㎝）で、初日７バーディーの－７と爆発的に伸ばしている。
初日はインスタート（第１０ホールから）で、前半では１バーディーの－１と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して６バーディーの－６、トータル－７と大きく伸ばした。
トムキムや爆発魅せて首位に立ち
トムキムや後半加速首位に立ち
トムキムや首位発進で強さ魅せ
２位タイに付けているのは世界ランキング２３６位のマシュー・サウスゲイト（イングランド、３４歳、１９１㎝、９５㎏）、世界ランキング２３７位のリチャード・マンセル（イングランド、２８歳、１８５㎝、７９㎏）、世界ランキング２７８位のヨアキム・ラゲルグレン(スウェーデン、３１歳、１７５㎝、８３㎏)、世界ランキング５６１位のアルフレッド・ガルシア（スペイン、４１歳、１８３㎝、８６㎏）で、初日－６と大きく伸ばしている。
マシュー・サウスゲイトは初日７バーディー、１ボギーの－６であった。
初日はアウトスタート（第１ホールから）で、前半ではいきなり５バーディーの－５と大きく伸ばし、後半に入ってからも２バーディー、１ボギーの－１、トータル－６と少し伸ばしている。
サウスゲイト大きく伸ばし二位に付け
サウスゲイト二位発進で力魅せ
リチャード・マンセルは初日１イーグル、５バーディー、１ボギーの－６であった。
初日はアウトスタートで、前半では２バーディーの－２と伸ばし、後半に入ってからは加速して、１イーグル、３バーディー、１ボギーの－４、トータル－６と確り伸ばしている。
マンセルや大きく伸ばし二位に付け
マンセルや後半加速二位に付け
マンセルや二位発進で力魅せ
ヨアキム・ラゲルグレンは初日１イーグル、４バーディーの－６であった。
初日はアウトスタートで、前半ではいきなり１イーグル、３バーディーの－５と大きく伸ばし、後半に入ってからも１バーディーの－１、トータル－６と少し伸ばしている。
ラゲルグレン大きく伸ばし二位に付け
ラゲルグレンスタートダッシュ二位に付け
ラゲルグレン二位発進で力魅せ
アルフレッド・ガルシアは初日６バーディーの－６であった。
初日はインスタートで、前半ではいきなり４バーディーの－４と確り伸ばし、後半に入ってからも２バーディーの－２、トータル－６と伸ばしている。
ガルシアや大きく伸ばし二位に付け
ガルシアやスタートダッシュ二位に付け
ガルシアや二位発進で力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
比嘉一貴、久常涼、世界ランキング８８位のジョーダン・スミス(イングランド、３０歳、１７８㎝、７６㎏)、世界ランキング９６位のエイドリアン・オタエギ（スペイン、３０歳、１８３㎝、７９㎏）、世界ランキング９９位のラスムス・ホイガールト（デンマーク、２２歳、１８７㎝）は５人共初日－５と大きく伸ばして６位タイに付けている。
そして比嘉一貴は初日７バーディー、１ダブルボギーの－５であった。
初日の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタートで、前半ではいきなり第１０ホールでバーディーを決め、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１３ホールでダブルボギーを叩いたが、空かさず第１４ホールでバーディーを決めて一部取り返し、バウンスバック！
続く第１５ホールでもバーディーを決めて完全に取り返し、残りの３ホールをパーで凌いだので、結局１打伸ばし、トータル－１として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは２ホールをパーで凌いだ後、第３ホールでバーディーを決め、続く３ホールをパーで凌いだ後、第７～９ホールと３連続でバーディーを決めたので、結局後半では更に４打伸ばし、トータル－５として第２日目へと繋いでいる。
比嘉一貴大きく伸ばし六位付け
比嘉一貴後半加速六位付け
比嘉一貴六位発進力魅せ
また久常涼は初日７バーディー、２ボギーの－５であった。
初日の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、前半では２ホールをパーで凌いだ後、第３ホールでバーディーを決め、１つ空いて第５、６ホールと連続でバーディーを決め、続く第７ホールでボギーを叩いたが、１つ空いて第９ホールでバーディーを決めて取り返したので、結局３打伸ばし、トータル－３として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからも好調を維持して、いきなり第１０、１１ホールと連続で、従って第９ホールからは３連続でバーディーを決め、続く３ホールをパーで凌いだ後、第１５ホールでもバーディーを決め、１つ空いて第１７ホールでボギーを叩いたので、結局後半では更に２打伸ばし、トータル－５として第２日目へと繋いでいる。
久常涼大きく伸ばし六位付け
久常涼スタートダッシュ六位付け
久常涼六位発進期待させ
世界ランキング４５位のミンウー・リー（オーストラリア、２５歳、１８３㎝、７５㎏、米国女子ツアーで活躍する人気選手ミンジー・リーの弟）、世界ランキング４９位のビリー・ホーシェル（米国、３６歳、１８３㎝、７９㎏）、世界ランキング９５位のトービヨン・オルセン（デンマーク、３３歳、１７５㎝、７０㎏）は３人共初日－２まで伸ばして３６位タイに付けている。
世界ランキング７８位のトーマス・デトリー（ベルギー、３０歳、１８８㎝、７０㎏）、世界ランキング８５位のスリストン・ロウレンス（南アフリカ、２６歳、１８０㎝、９７㎏）は共に初日－１と少し伸ばしながらも５８位タイと少し出遅れている。
世界ランキング５５位のロバート・マッキンタイア(スコットランド、２７歳、１７８㎝)は初日イーブンと伸ばせず、７４位タイと出遅れている。
世界ランキング６８位のビクトル・ペレス（フランス、３１歳、１９６㎝、９５㎏）は初日＋１と少し落として８７位タイと出遅れている。
そして星野陸也、川村昌弘は共に初日＋２まで落として１０１位タイと大きく出遅れている。
星野陸也は初日３バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの＋２であった。
初日はアウトスタートで、前半では２バーディー、２ボギーのイーブンと維持したが、後半に入ってからは、１バーディー、１ボギー、１ダブルボギーの＋２、トータル＋２と落としている。
星野陸也前半維持し後半で
落として遅れ挽回期待
川村昌弘は初日１バーディー、３ボギーの＋２であった。
初日はアウトスタートで、前半では１バーディー、３ボギーの＋２と落とし、後半に入ってからは全てパーで凌いで、トータル＋２を維持している。
川村や前半落とし後半で
何とか耐えて挽回期待
世界ランキング３１位で先週のこのツアーの覇者ライアン・フォックス（ニュージーランド、３６歳、１７８㎝、９８㎏）は初日＋４まで落として１２８位タイと大きく出遅れている。
そして岩崎亜久竜は初日２バーディー、７ボギー、１ダブルボギーの＋７と大きく落として１４４位タイと大きく出遅れている。
初日はアウトスタートで、前半ではいきなり５ボギーの＋５と大きく落とし、後半に入ってからも２バーディー、２ボギー、１ダブルボギーの＋２、トータル＋７と落とした。
岩﨑や前半落とし後半も
重ねて落とし挽回期待
また、世界ランキング６７位のアーロン・ライ（イングランド、２８歳、１８０㎝、６８㎏）は初日＋９と大きく落として単独１５１位と大きく出遅れている。
