4月20日(木)の21時15分頃から時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・テキサス州にある「ザ・クラブ・アット・カールトン・ウッズ(6824ヤード、パー72)」において米国女子ツアーのメジャー大会、「シェブロン選手権」が4日間の日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
公式サイトによると賞金総額は510万ドル、優勝賞金は76.5万ドルとなり、1ドルを約134.2円とすれば、それぞれ約6億8440万円、約1億270万円となる。
日本人選手としては畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、西郷真央、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、馬場咲希の8名が出場しており、畑岡奈紗、古江彩佳、西郷真央、渋野日向子、西村優菜が予選を通過している。
全体では第2ラウンド終了時に59位タイまでに入っていた68名の選手が残り2ラウンドに亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ中継に付いてはWOWOWで放送されていた。
テキサスに日本の選手多く出て
五人が通過期待膨らみ
さて首位タイに入って、プレーオフを1ホール目で制して見事優勝したのは世界ランキング12位のリリア・ヴ(米国、25歳、165㎝)で、最終日5バーディー、1ボギーの-4、トータル-10と伸ばし、結果として10位上げてことになる。
最終日は全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-6からスタートして、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-8と伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-10と順調に伸ばした。
なおこれがこのツアーで今年2勝目、通算でも2勝目となり、メジャー大会では初優勝となって、この試合の結果を踏まえ、世界ランキングは4位まで上がっている。
リリアヴや確り伸ばし勝って魅せ
リリアヴや逆転勝ちで強さ魅せ
リリアヴやメジャーで勝って強さ魅せ
首位タイに入り、プレーオフの結果、単独2位となったのは世界ランキング172位のエンジェル・イン(米国、24歳、160㎝)で、最終日3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-10と伸ばず、結果として1位下がったことになる。
最終日はトータル-10からスタートして、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-10と伸ばせず、後半に入ってからも2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-10と伸ばせなかった。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは48位まで上がっている。
エンジェルインスコア伸ばせず一位下げ
エンジェルインプレーオフ負け一位下げ
エンジェルイン二位に入って力魅せ
単独3位に入ったのは世界ランキング2位で昨年鎖骨下の血栓除去手術を経て復活したネリー・コルダ(米国、24歳、178㎝)で、最終日1イーグル、1バーディー、2ボギーの-1、トータル-9と少し伸ばして3位上げて来た。
最終日はトータル-8からスタートして、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-8と維持し、後半に入ってからは1イーグル、1ボギーの-1、トータル-9と少し伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは1位に返り咲いている。
ネリーコルダ少し伸ばして上げて魅せ
ネリーコルダ下がっても上げ強さ魅せ
ネリーコルダ三位に入り強さ魅せ
4位タイに入ったのは世界ランキング5位で天才少女と呼ばれ、既に欧州女子ツアーでは4勝して米国女子ツアーでは2勝しているアタヤ・ティティクル(タイ、20歳、162㎝)、世界ランキング53位のキム・アリム(韓国、27歳、175㎝)、世界ランキング76位の梁煕英(ヤン・エイミー、韓国、33歳、173㎝)、世界ランキング109位のアルバン・バレンツエラ(スイス、25歳、175㎝)、世界ランキング34位のアライセン・カーパズ(米国、25歳、175㎝)で、トータル-8まで伸ばした。
アタヤ・ティティクルは最終日5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの-1と少し伸ばして6位上げて来た。
最終日はトータル-7からスタートして、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-9と伸ばしたが、後半に入ってからは、2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの+1、トータル-8と少し落とした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは5位を維持している。
ティティクルや少し伸ばして上げて魅せ
ティティクルや決勝で上げ強さ魅せ
ティティクルや四位に入り強さ魅せ
キム・アリムは最終日3バーディー、3ボギーのイーブンと維持して2位上げて来た。
最終日はトータル-8からスタートして、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-10と伸ばしたが、後半に入ってからは、2ボギーの+2、トータル-8と落とした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは41位まで上がっている。
キムアリムスコア維持して上げて魅せ
キムアリム下がっても上げ力魅せ
キムアリム四位に入り強さ魅せ
梁煕英は最終日3バーディー、4ボギーの+1と少し落として1位下がった。
最終日はトータル-9からスタートして、前半では1バーディー、2ボギーの+1、トータル-8と少し落としたが、後半に入ってからは2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-8と維持した。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは52位まで上がっている。
梁煕英少し落として一位下げ
梁煕英前半落とし一位下げ
梁煕英四位に入り力魅せ
アルバン・バレンツエラは最終日2バーディー、3ボギーの+1と少し落として1位下がった。
最終日はトータル-9からスタートして、前半では2ボギーの+2、トータル-7と落としたが、後半に入ってからは加速して、2バーディー、1ボギーの-1、トータル-8と少し伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは75位まで上がっている。
バレンツエラ少し落として一位下げ
バレンツエラ前半落とし一位下げ
バレンツエラ四位に入り力魅せ
アライセン・カーパズは最終日3バーディー、5ボギーの+2と落として3位下がった。
最終日はトータル-10からスタート、、前半では1バーディー、4ボギーの+3、トータル-7と落としたが、後半に入ってからは加速して、2バーディー、1ボギーの-1、トータル-8と少し伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは21位まで上がっている。
カーパズや最後は落とし三位下げ
カーパズや前半落とし首位を落ち
カーパズや四位に入り強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング3位で暫らく低迷した後に復調して来たコ・ジンヨン(韓国、27歳、165㎝)は最終日-4、トータル-7と伸ばし、9位上げて9位タイに入った。
コジンヨン確り伸ばし上げて魅せ
コジンヨン最後まで上げ強さ魅せ
コジンヨン九位に入り強さ魅せ
世界ランキング29位のメガン・カン(米国、25歳、155㎝)は最終日+2、トータル-7と落とし、6位下がって9位タイとなった。
世界ランキング9位でかつては天才少女と呼ばれ、十代の頃に国内女子ツアーでアマチュア優勝しているキム・ヒョージュ(韓国、27歳、165㎝)は最終日+2、トータル-6と落とし、5位下がって単独11位となった。
世界ランキング10位のジョージア・ホール(イングランド、27歳、165㎝)は最終日-4、トータル-5と伸ばし、17位上げて12位タイに入った。
ジョージアや確り伸ばし上げて魅せ
決勝で上げ強さ魅すホールかな
ジョージアや上位に入り強さ魅せ
世界ランキング8位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、29歳、165㎝)は最終日イーブン、トータル-4と維持し、3位上げて14位に入った。
セリーヌやスコア維持して上げて魅せ
セリーヌや下がっても上げ強さ魅せ
上位入り強さを魅せるビュティエかな
世界ランキング17位のリン・シユ(中国、27歳、168㎝)は最終日+1、トータル-4と少し落とし、1位下がって14位タイとなった。
世界ランキング11位で日本でも人気のあるダンボことチョン・インジ(韓国、28歳、175㎝)は最終日+1、トータル-2と少し落としながらも18位タイを維持した。
チョンインジ落としながらも順位維持
チョンインジ上位維持して強さ魅せ
チョンインジ上位に入り強さ魅せ
世界ランキング18位で2019年に全英女子オープンで渋野日向子と競り合ったことから印象に残るようになったアシュリー・ブハイ(南アフリカ、33歳、165㎝)は最終日+4、トータル-2と落とし、7位下がって18位タイとなった。
世界ランキング15位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、28歳、168㎝)は最終日+1、トータルイーブンと少し落としながらも、6位上げて23位タイに入った。
マグワイヤー落としながらも上げて魅せ
マグワイヤー最後まで上げ強さ魅せ
マグワイヤー中位に入り意地を魅せ
世界ランキング7位でカナダの妖精と呼ばれて来たブルック・ヘンダーソン(カナダ、25歳、163㎝)は最終日+2、トータルイーブンと落としながらも23位タイを維持した。
ヘンダーソン落としながらも順位維持
ヘンダーソン中位維持して強さ魅せ
ヘンダーソン中位に入り意地を魅せ
世界ランキング14位で昨年大病による欠場から復活して来たダニエル・カン(米国、30歳、168㎝)は最終日イーブン、トータル+1と維持し、14位上げて28位タイに入った。
ダニエルカンスコア維持して上げて魅せ
ダニエルカン最後は上げて強さ魅せ
ダニエルカン中位に入り意地を魅せ
そして世界ランキング39位で黄金世代をリードするひとり、2019年に全英女子オープンで優勝した渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)は最終日2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの+2、トータル+1と落としながらも、1位上げて28位タイに入った。
最終日はトータル-1からスタートして、前半では1バーディー、1ダブルボギーの+1、トータルイーブンと少し落とし、後半に入ってからも1バーディー、2ボギーの+1、トータル+1と少し落とした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは40位まで下がっている。
渋野日向子落としながらも一位上げ
渋野日向子決勝で上げ強さ魅せ
渋野日向子中位に入り意地を魅せ
また世界ランキング13位で黄金世代を代表し、自他共に日本のエースと認める畑岡奈紗(24歳、158㎝)は最終日5バーディー、5ボギーのイーブン、トータル+2と維持し、13位上げて37位タイに入った。
最終日トータル+2からスタートし、前半では2バーディー、3ボギーの+1、トータル+3と少し落としたが、後半に入ってからは加速して、3バーディー、2ボギーの-1、トータル+2と少し伸ばし、最終日のスタート時点のトータル+2に戻した。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは13位を維持している。
畑岡奈紗スコア維持して上げて魅せ
畑岡奈紗後半加速強さ魅せ
畑岡奈紗中位に入り意地を魅せ
世界ランキング4位で我が国でも人気のあるミンジー・リー(オーストラリア、26歳、165㎝)は最終日-3、トータル+3と伸ばし23位も上げて41位タイに入った。
ミンジーリー確り伸ばし上げて魅せ
ミンジーリー大きく上げて強さ魅せ
ミンジーリー最後は上げて意地を魅せ
そして世界ランキング19位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイが売りで既にこのツアーでも優勝している古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)は最終日3ボギーの+3、トータル+6と落としながらも52位タイを維持した。
最終日トータル+3からスタートして、前半では1ボギーの+1、トータル+4とす起こし落とし、後半に入ってからも2ボギーの+2、トータル+6と落とした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは19位を維持している。
古江彩佳落としながらも順位維持
古江彩佳下位で終わった最終日
悔しさばねに次回に期待
また世界ランキング47位でプラチナ世代をリードするひとり、今年からこのツアーに本格参戦している西村優菜(22歳、150㎝、50㎏)は最終日3バーディー、5ボギーの+2、トータル+8と落としながらも、8位上げて56位タイに入った。
最終日トータル+6からスタートし、前半では3バーディー、2ボギーの-1、トータル+5と少し伸ばしたが、後半に入ってからは、3ボギーの+3、トータル+8と伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは51位まで下がっている。
西村優菜落としながらも順位上げ
西村優菜下位で終わった最終日
悔しさばねに次回に期待
そして世界ランキング35位で新世紀世代をリードするひとり、復調しつつある西郷(せご)どんこと西郷真央(21歳、158㎝、57㎏)は最終日1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの+7、トータル+11と大きく落とし8位も下がって単独65位タイとなった。
最終日はトータル+4からスタートして前半では3ボギー、1ダブルボギーの+5、トータル+9と大きく落とし、後半に入ってからも、1バーディー、3ボギーの+2、トータル+11と落としている。
何でも一緒の組で回った選手のオーラに圧を感じたようである。
例えば第3ラウンド一緒の組であったダニエル・カン、ジェシカ・コルダらを指しているようであるが、そんな憧れの猛者だらけがこのツアーであるから、大谷翔平が言っていたように、憧れをまず置く必要があるのかも知れないなあ。
このツアーの予選会にチャレンジするつもりらしいから、今後の奮闘に期待したい。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは38位まで下がっている。
西郷真央大きく落とし順位下げ
西郷真央下位で終わった最終日
憧れ置いて奮闘期待