４月１４日（金）の朝から熊本県にある「熊本空港カントリークラブ（６５２３ヤード、パー７２）」において国内女子ツアー、「ＫＫＴ杯バンテリンレディスオープン」が３日間の日程で開催され、その最終日が昨日、感動の内に終わった。
公式サイトによると、賞金総額は１億円、優勝賞金は１８００万円となっており、初日から２日間に亘る予選ラウンド終了時点に４４位タイまでに入っていた５０名の選手が最終日１日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
昨年の１１月に最終プロテストに合格した９５期生も何人か既に参戦しており、楽しみが増している。
国内の女子のツアーは若手増え
更に華やぎ感じるのかも
なおライブ中継に付いては、全国的に視ることが出来るテレビではCＳ放送の日テレジータスで４月１４日（金）の全日、４月１５日（土）、１６日（日）の前半に放送された。
インターネットの動画配信サイト、ＤＡＺＮ、Ｕ－ＮＥＸＴでは３日間に亘ってたっぷりと配信され、試合終了まで視ることが出来た。
さて、単独首位に抜け出て逆転で見事このツアー初優勝を決めたのは世界ランキング１１４位で９３期生をリードするひとり、岩井明愛（アキエ、２０歳、１６１㎝、５９㎏、岩井ツインズの姉）で、最終日２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－７と維持した。
最終日はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－７からスタートし、前半では１バーディー、２ボギーの＋１、トータル－６と少し落としたが、後半に入ってからは加速して、１バーディーの－１、トータル－７とこの日のスタート時点に戻している。
要するに、我慢のゴルフで待望の初優勝を勝ち取ることが出来たのであるから、流石ではないか！？
この我慢出来ることに付いては競り合った申ジエからも称賛されていた。
何でもこれまで姉妹で優勝は何件かあったが、双生児で優勝は初とのことである。
岩井明愛スコア維持して勝って魅せ
岩井明愛我慢のゴルフ勝って魅せ
岩井明愛逆転勝ちで力魅せ
２位タイに入ったのは世界ランキング１６６位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、飛ばし屋の穴井詩（ララ、３５歳、１６５㎝、５８㎏）、世界ランキング１７１位で実力派若手選手をリードするひとり、野澤真央（２６歳、１６８㎝、５８㎏）、世界ランキング５６位で実力派ベテラン外国人選手を代表し、元世界ランキング１位で米国と韓国で賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ（韓国、３４歳、１５５㎝、６３㎏）で、トータル－６まで伸ばした。
穴井詩は最終日６バーディー、１ボギーの－５と大きく伸ばして１９位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル－１からスタートして、前半では３バーディーの－３、トータル－４と伸ばし、後半に入ってからも３バーディー、１ボギーの－２、トータル－６と順調に伸ばしている。
それでも首位には一歩及ばなかったのは残念であったが、悪天候、競り合う重圧等に悩まされて伸ばせない選手も多い中、最終日にここまで上げて来たのは流石飛ばし屋の面目躍如ではないか！？
穴井詩大きく伸ばし上げて魅せ
穴井詩ガンガン上げて二位となり
穴井詩二位に入って力魅せ
野澤真央は最終日４バーディーの－４と伸ばして８位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－２からスタートして、前半では１バーディーの－１、トータル－３と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して３バーディーの－３、トータル－６と伸ばしている。
野澤真央確り伸ばし上げて魅せ
野澤真央ぐんぐん上げて二位となり
野澤真央二位に入って力魅せ
申ジエは最終日２バーディー、２ボギー、１ダブルボギーの＋２と落とし１位下がった。
最終日はアウトスタートでトータル－８からスタートして、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－９と伸ばして岩井明愛との差を３打まで広げ、このまま独走状態に入るかと思われたが、後半に入ってからは１ボギー、１ダブルボギーの＋３、トータル－６と落として逆転されている。
申ジエや後半落とし二位となり
申ジエや逆転されて二位となり
申ジエや二位に入って強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１３８位で９４期生をリードするひとり、ステップアップツアーで新記録の５勝を達成して賞金女王に輝いた櫻井心那（ココナ、１９歳、１６６㎝、６２㎏）は最終日－４、トータル－５と伸ばし、１６位上げて５位タイに入った。
今回でも予選落ちの危機に瀕するなど、決してスイスイとは上がって来ないが、それでもじわじわと上げて来て、やはり強い選手だと思わせる。
海外ツアーで成果を出しているのを見ても、これからが楽しみな選手ではないか！？
何でもベストルーキー賞に輝いたそうである。
因みにこの賞は２０２１年度、２０２２年度の最終プロテストに合格して、まだ優勝していない選手の中から、予選を通過して最上位になった選手に与えられると言う。
櫻井や確り伸ばし上げて魅せ
櫻井や下がっても上げ力魅せ
櫻井や五位に入ってまた期待
世界ランキング２５４位でプラチナ世代をリードするひとり、このツアーでの初優勝が待たれる安田祐香（２２歳、１６３㎝、５３㎏）は最終日－２、トータル－５と伸ばし、２位上げて５位タイに入った。
安田祐香じわりと伸ばし上げて魅せ
安田祐香下がっても上げ力魅せ
安田祐香五位に入ってまた期待
世界ランキング６９位で実力派ベテラン選手を代表し、このツアーにおけるメジャー大会における初優勝が待たれる上田桃子（３６歳、１６１㎝、５４㎏）は最終日－３、トータル－４と伸ばし、１１位上げて１０位タイに入った。
上田桃子確り伸ばし上げて魅せ
上田桃子下がっても上げ強さ魅せ
上田桃子十位に入り強さ魅せ
世界ランキング９９位で黄金世代をリードするひとり、昨年念願のこのツアー初優勝を決めた高橋彩華（サヤカ、２４歳、１６２㎝、５５㎏）は最終日イーブン、トータル－４と伸ばせず、６位下がって１０位タイとなった。
世界ランキング４４位で９４期生を代表し、このツアーで既に２勝している川﨑春花（１９歳、１５８㎝、５１㎏）、世界ランキング７８位で９３期生を代表し、逸早くステップアップツアーで優勝してこのツアーでも既に２勝している岩井千怜(チサト、２０歳、１６２㎝、５９㎏、岩井ツインズの妹)は共に最終日＋１、トータル－３と少し落とし、１０位下がって１４位タイとなった。
世界ランキング２１位で新世紀世代の国内組を代表し、昨年このツアーの年間女王に輝いた山下美夢有（２１歳、１５０㎝、５２㎏）、世界ランキング７０位でプラチナ世代をリードするひとり、お洒落やコスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利（２２歳、１５８㎝、５８㎏）、世界ランキング８９位で狭間世代をリードするひとり、アイドル系の菅沼菜々（２３歳、１５８㎝）は３人共最終日イーブン、トータル－２と伸ばせず、１０位下がって２０位タイとなった。
世界ランキング１４８位で９３期生をリードするひとり、プラチナ世代の阿部未悠（２２歳、１５５㎝）は最終日－１、トータルイーブンと少し伸ばし１５位上げて２９位タイに入った。
阿部未悠少し伸ばして上げて魅せ
阿部未悠連日上げて力魅せ
阿部未悠中位に入り意地を魅せ
世界ランキング１４６位で９４期生をリードするひとり、陸上で確り鍛えて飛ばし屋の佐藤心結（ミユ、１９歳、１６１㎝、５７㎏）、世界ランキング１５０位で実力派中堅選手をリードするひとり、飛ばし屋の渡邉彩香（２９歳、１７２㎝、６５㎏）は共に最終日イーブン、トータルイーブンと維持し、５位上げて２９位タイに入った。
佐藤心結スコア維持して上げて魅せ
佐藤心結連日上げて力魅せ
佐藤心結中位に入り意地を魅せ
渡邉やスコア維持して上げて魅せ
渡邉や連日上げて力魅せ
渡邉や中位に入り意地を魅せ
世界ランキング１２３位で実力派若手選手をリードするひとり、ささきしょうこ(２６歳、１７０㎝、６５㎏)、世界ランキング１５１位で９３期生をリードするひとり、最終プロテストにトップで合格した佐久間朱莉（２０歳、１５５㎝）はともに最終日＋４、トータル＋２と落とし、２７位も下がって３７位タイとなった。
そして、世界ランキング１２６位で９４期生をリードするひとり、飛ばし屋の竹田麗央（リオ、２０歳、１６６㎝、６８㎏）は最終日＋６、トータル＋６と落とし、１６位下がって最下位の単独５４位となった。
