木曜日の13時15分から時差-5時間のアラブ首長国連邦にある「ジャメイラエステーツ アースコース(7676ヤード、パー72)」において欧州男子ツアーの最終戦、選ばれし者による高額賞金大会、「DPワールドツアー選手権ドバイ」が4日間の日程で開催され、その初日が終わっている。
賞金総額は900万ドルとあるから、1ドルを約114円とすると、約10億3千万円と、今週の米国男子ツアー以上に高額である。
その分、世界ランキング2位のコリン・モリカワ(米国)、世界ランキング8位のロリー・マキロイ(北アイルランド)、世界ランキング14位のアブラハム・アンサー(メキシコ)、世界ランキング20位のティレル・ハットン(イングランド)等、普段であれば米国男子ツアーに出ている猛者が出る予定で、相当厚いフィールドではないだろうか!?
ここに出られるのは欧州男子ツアーのランキングとなるレース・トゥ・ドバイに先週の時点で50位以内に入っているか、招待されるかであるが、日本人選手としては世界ランキング159位で、レース・トゥ・ドバイで46位(先週時点では45位)に付けている旅人ゴルファーの川村昌弘は出場している。
久し振りに出て59位タイに終わった先週の「ドバイ選手権」に続く出場であるが、ゴルフ愛&旅情溢れる人気のコラム、「いま僕はココにいます」も期待通り、先週に続いて「Vol.129 アラブ首長国連邦編」に更新されていた。
今週の会場は同じ敷地内の隣にあるコースであるが、様相ががらりと変わるそうな。
先週はカジュアルなコースであったのが、今週はラフが深く、グリーンが硬くて速い、難コースだと言う。
ホテルも気軽なところから、最高級リゾートホテルに移ったと写真が上げられていた。
年間チャンピオンはこれまで積み重ねたポイントから上位の選手に絞られているそうだが、川村昌弘は昨年の14位タイより上位に行けるか!?
ちょっと注目したい。
川村や最終試合また出られ
昨年よりも上位を期待
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング8位のロリー・マキロイ(北アイルランド)で、初日1イーグル、6バーディー、1ボギーの-7と爆発的に伸ばしている。
マキロイや爆発魅せて首位に立ち
マキロイやスタートダッシュ首位に立ち
2位タイに付けているのは世界ランキング46位のクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)、世界ランキング112位で先週の覇者、ヨアヒムBハンセン(デンマーク)、世界ランキング246位のタピオ・パルカネン(フィンランド)で、初日-5と大きく伸ばしている。
クリスティアン・ベゾイデンハウト、ヨアヒムBハンセンは共に6バーディー、1ボギーで、タピオ・パルカネンは1イーグル、5バーディー、2ボギーであった。
強さ魅せベゾイデンハウト二位に付け
二位に付けベゾイデンハウト強さ魅せ
ハンセンや大きく伸ばし二位に付け
ハンセンや二位まで上げて強さ魅せ
パルカネンスタートダッシュ二位に付け
パルカネン二位まで上げて力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング2位のコリン・モリカワ(米国)、世界ランキング44位のセルヒオ・ガルシア(スペイン)は初日-4まで伸ばして5位タイに付けている。
世界ランキング42位のシェーン・ローリー(アイルランド)は初日-3まで伸ばして15位タイに付けている。
世界ランキング20位のティレル・ハットン(イングランド)、世界ランキング27位のポール・ケイシー(イングランド)、世界ランキング28位のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)、世界ランキング32位のウィル・ザラトリス(米国)、世界ランキング39位のトミー・フリートウッド(イングランド)は初日-2まで伸ばして20位タイに付けている。
世界ランキング14位のアブラハム・アンサー(メキシコ)、世界ランキング24位のパトリック・リード(米国)、世界ランキング43位のルーカス・ハーバート(オーストラリア)、世界ランキング51位のミンウー・リー(オーストラリア、米国女子ツアーで活躍中のミンジー・リーの弟)は初日イーブンで36位タイに付けている。
世界ランキング55位のイアン・ポールター(イングランド)、世界ランキング57位のガリック・ヒーゴ(南アフリカ)は初日+1と少し落として40位タイと少し出遅れている。
そして、川村昌弘、世界ランキング21位のビリー・ホーシェル(米国)は初日+2まで落として45位タイと少し出遅れている。
川村昌弘は2バーディー、4ボギーで、これをもう少し詳しく見ておくと、初日から全員アウトスタート(第1ホールから)で、前半では2ホールをパーで凌いだ後、第3ホールでボギーを叩き、1つ空いて第5ホールでもボギーを叩いたが、この時は空かさず第6ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
しかし、1つ空いて第8、9ホールと連続してボギーを叩いてしまったので、結局3打落とし、トータル+3として後半へと繋いでいる。
後半に入って2ホールをパーで凌いだ後、第12ホールでバーディーを決め、残りの6ホールをパーで凌いだので、結局1打伸ばし、トータル+2として第2日目へと繋いでいる。
まあまだ初日だし、残り3日ある、と本人の意欲は萎えていないようなので、この後も期待しながら見守りたい。
今週はCS放送のゴルフネットワークで夕方の4時頃からライブ中継されていることだし、のんびり楽しめそうである。
川村やゆっくりと出て後期待
川村や気合を入れて後期待
それから、世界ランキング60位のベルンド・ウィースバーガー(オーストアリア)は初日+4まで落として最下位の単独53位となっている。
でもまあ、この選手は爆発力を持った猛者であるから、この後ぐいぐいと上がって行きそうな気もする。
そんな選手が集まる中で、昨年の川村選手はよく14位タイに入ったものではないか!?