先週木曜日8時から兵庫県にある「ABCゴルフ倶楽部(7217ヤード、パー72)」において国内男子ツアー、「マイナビABCチャンピオンシップ」が4日間の日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
賞金総額は1億5千万円、優勝賞金は3000万円で、2日間の予選ラウンド終了時に56位タイまでに入っている63名の選手が残り2日間の決勝ラウンドへと駒を進められた。
ライブ放送に付いてはCS放送のスカイA、地上波のテレビ朝日系列、インターネット等を利用して大体カバーしていたので、時間と気持ちの余裕がある時はのんびりと楽しむことが出来た。
まあ正直なところ、ついつい国内女子ツアー、「TOTOクラシックジャパン」の方に気持ちがなびきがちであったが、国内男子ツアーがリフレッシュされ、その人気がもう少し上がって来ることを期待しているのも事実である。
ところで、国内男子ツアーの残りはこの試合を入れて5試合となったが、参考までに、この試合が始まるまでの時点での賞金ランキングの気に留まったところ挙げておく。
順位 名前 賞金総額(円) 勝数
1 木下稜介 100,344,647 2
2 チャン・キム(米) 94,326,086 2
3 星野陸也 91,359,496 3
4 金谷拓実 83,256,105 2
5 稲森佑貴 82,378,690 1
6 大槻智春 75,912,450 0
7 ショーン・ノリス(南ア) 72,003,047 2
8 スコット・ビンセント
(ジンバブエ) 70,046,938 2
9 香妻陣一朗 69,791,792 1
10 今平周吾 61,065,065 1
そしてこの試合が終わって、残り試合がもう4試合となった。
ネットでは米国帰りの石川遼がどうやらルール違反をしたようで、ちょっと話題になり始めているが、国内の男子ゴルフ自体がもう少し盛況となることを今後も期待したい。
国内の男子ツアーも後四つ
色んなことが気になるのかも
さて単独首位に抜け出て、見事優勝したのは世界ランキング447位の浅地洋佑(28歳、169㎝、68㎏)で、最終日7バーディー、3ボギーの-4、トータル-16と伸ばして2位上げて来た。
前半では3バーディー、2ボギーの-1、トータル-13と1打伸ばして首位争いに加わり、後半に入って4バーディー、1ボギーの-3、トータル-16と確り伸ばして追い抜き、更に引き離して勝ち切った。
これが国内男子ツアー3勝目で、2年振りの勝利となるそうな。
二年振り浅地洋佑勝って魅せ
後で上げ力を魅せた浅地かな
逆転で勝ち力魅す浅地かな
2位タイに入ったのは世界ランキング338位の堀川未来夢(28歳、176㎝、84㎏)、世界ランキング271位で大学生プロの石坂友宏(22歳、173㎝、75㎏)で、共に最終日-1、トータル-14と少し伸ばしながらも1位下がった。
堀川未来夢は最終日2バーディー、1ボギーであった。
前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-13と伸ばせず、浅地洋佑に追い着かれ、後半に入って1バーディーの-1、トータル-14と1打しか伸ばせず、引き離された。
それでも今回、長く悩まされて来たパターイップスのことを口にし、漸く克服出来たようなので、これからの活躍に期待したい。
堀川や伸ばしながらも1位下げ
堀川や伸ばし足りずに二位となり
石坂友宏は最終日3バーディー、2ボギーであった。
前半では3バーディー、2ボギーの-1、トータル-14と少し伸ばし、辛うじて首位を維持していたが、後半に入って全てパーで凌ぎ、トータル-14のままであったので、この間に伸ばして来た浅地洋佑に追い着かれ、追い抜かれた。
石坂や伸ばしながらも一位下げ
石坂や伸ばし足りずに二位となり
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング261位で、漸く親孝行が出来た杉山知靖(28歳、173㎝、75㎏)は最終日-2、トータル-12と伸ばし、3位上げて5位タイに入った。
杉山や最後も伸ばし強さ魅せ
杉山や最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング111位で曲がらないのが売りの稲森佑貴(27歳、169㎝、68㎏)は最終日-1、トータル-12と少し伸ばして5位タイを維持した。
稲森や少し伸ばして五位を維持
稲森や五位を維持して強さ魅せ
世界ランキング109位で実力派外国人選手のひとり、スコット・ビンセント(ジンバブエ、29歳、178㎝、68㎏)は最終日-2、トータル-11と伸ばし、6位上げて7位タイに入った。
ビンセント最後も上げて七位なり
ビンセント七位に入り強さ魅せ
世界ランキング70位で米国男子ツアーへの参戦を目指す新鋭の金谷拓実(23歳、172㎝、75㎏)は最終日-1、トータル-11と少し伸ばし、1位上げて7位タイに入った。
金谷拓実少し伸ばし上げて魅せ
金谷拓実七位に入り強さ魅せ
世界ランキング106位で飛ばし屋の星野陸也(25歳、186㎝、76㎏)は最終日イーブン、トータル-10と伸ばせず、3位下がって11位タイとなった。
世界ランキング134位で、このところ姉よりも調子を上げている香妻陣一朗(27歳、165㎝、71㎏、香妻琴乃の弟)は最終日-1、トータル-9と少し伸ばし、4位上げて13位タイに入った。
香妻少し伸ばして上げて魅せ
香妻や最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング224位で、イケメン振りで女子プロゴルファーからの人気も高い片岡尚之(23歳、171㎝、67㎏)は最終日-2、トータル-8と伸ばし、6位上げて18位タイに入った。
片岡や最後も伸ばし強さ魅せ
片岡や最後も上げて強さ魅せ
世界ランキング215位で、小柄ながら確りと鍛え上げた比嘉一貴(26歳、158㎝、70㎏)、世界ランキング347位で新鋭の久常涼(19歳、175㎝、75㎏)は共に最終日-1、トータル-8と少し伸ばし、2位上げて18位タイに入った。
比嘉一貴最後も上げて強さ魅せ
久常や最後は上げて力魅せ
世界ランキング155位で米国男子ツアーへの復帰を目指しているベテランの岩田寛(40歳、177㎝、74㎏)は最終日-5、トータル-7と大きく伸ばし、24位上げて25位タイに入った。
岩田寛大きく伸ばして上げて魅せ
岩田寛最後も上げて強さ魅せ
世界ランキング83位で、欧州男子ツアーでもまあまあ活躍している実力派外国人選手のひとり、ショーン・ノリス(南アフリカ、39歳、188㎝、100㎏)は最終日-1、トータル-7と少し伸ばしながらも、1位下がって25位タイとなった。
世界ランキング73位で飛び切り飛ばし屋の実力派外国人選手のひとり、チャン・キム(米国、31歳、188㎝、102㎏)は最終日-2、トータル-6と伸ばし、8位上げて30位タイに入った。
チャンキムや最後は伸ばし強さ魅せ
チャンキムや最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング147位で、このところじわじわと調子を上げて来たベテランの池田勇太(35歳、177㎝、85㎏)、世界ランキング218位で選手会長のゲンちゃんこと時松隆光(28歳、168㎝、75㎏)は共に最終日-1、トータル-6と伸ばしながらも、1位下がって30位タイとなった。
世界ランキング257位で先週の覇者、池村寛世(トモヨ、26歳、166㎝、72㎏)は最終日-4、トータル-5と伸ばし、18位上げて38位タイに入った。
と言うことで、最下位は抜けられたようである。
池村や最後は上げて強さ魅せ
池村や最下位抜けて意地を見せ
世界ランキング280位の永野竜太郎(33歳、181㎝、85㎏)は最終日-2、トータル-5と伸ばし、8位上げて38位タイに入った。
下がっても最後は上げた永野かな
最後上げ強さを魅せた永野かな
世界ランキング80位で、米国男子ツアーへの参戦を目指している木下稜介(30歳、174㎝、75㎏)は最終日+6、トータル-4と大きく落とし、35位も下がって43位タイとなった。
世界ランキング145位で昨シーズンの賞金王、今平周吾(29歳、165㎝、67㎏)は最終日+2、トータル-2と落とし、12位下がって50位タイとなった。
世界ランキング133位で海外進出も目指している大槻智春(31歳、172㎝、94㎏)は最終日+4、トータル-1と落とし、23位下がって52位タイとなった。
そして、世界ランキング297位で、明るく爽やかな印象が強いベテランの宮本勝昌(49歳、174㎝、76㎏)は最終日+4、トータル+2と落し、12位下がって61位タイとなった。