sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

TOTOジャパンクラシック最終日、古江彩佳おめでとう!・・・R3.11.7①

 木曜日8時頃から滋賀県にある「瀬田ゴルフコース 北コース(6616ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「TOTOジャパンクラシック」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。

 

 強風が吹いて、中々難しい状況となったようだ。

 

 元々は米国女子ツアーとして予定されていた大会で、賞金総額は2億2千万円、優勝賞金は3300万円と国内女子ツアーのメジャー大会並に高額となっており、予選カットはなかった。

 

 米国女子ツアーを主戦場とする主な選手は残念ながらほぼやって来なかったが、嬉しいことにその中のひとり、全米女子オープンで優勝した世界ランキング6位で新世紀世代の笹生優花(日本&フィリピン国籍、20歳、166㎝、63㎏)が出場して、第3日目を終えた時点でトータル-5まで伸ばして12位タイと、最終日まで期待させる活躍を見せてくれていた。

 

 それだけではなく、古江彩佳がトータル-13まで伸ばして単独首位に立ち、稲見萌寧、上田桃子がトータル-11まで伸ばして2位タイで追い、西郷真央がトータル-10まで伸ばして単独4位で追うと言う、国内女子ツアーの主要メンバーも刺激を受けたか、結構伸ばしており、その分面白くなっていた。

 

 笹生優花の話に戻ると、大分前から言っていた通りに、東京五輪後に日本国籍を選択したそうであるが、それでフィリピン国籍がなくなることは無く、気持ちとしては父親の国である日本と母親の国であるフィリピンの両方にあると言う。

 

 彼女らしい分かり易く素直な言い方で、ホッとさせられた。

 

 それはまあともかく、ライブ放送が国内男子ツアーと同様に、CS放送のGAORA SPORTS、地上波のTBS系列、インターネットと駆使してかなりの部分を視ることが出来るようになっていたのは有り難い。

 

 今回は華やかさに見応えのあるプレイも加わり、残念ながら無観客ではあるが、プレイ内容も含めて、結構楽しめた。

 

        国内の女子のツアーは伸ばし合い

        最終日まで楽しめたかも

 

 ところで、国内女子ツアーの残りはこの試合を入れて4試合となったが、参考までに、この試合が始まる前の時点での賞金ランキングの気に留まったところ挙げておく。

 

 順位   名前     賞金総額(円)   勝数

  1 稲見萌寧   214,486,649  8

  2 古江彩佳   197,597,575  5

  3 小祝さくら  177,594,583  5

  4 西村優菜   168,220,389  4

  5 西郷真央   150,221,691  0

  6 勝みなみ   120,488,740  2

  9 原英莉花   105,615,582  2

 10 笹生優花    97,721,942  2

 12 山下美夢有   96,165,414  1

 19 吉田優利    72,290,423  2

 20 渋野日向子   72,038,975  2

 

 なお今年、笹生優花の場合は米国女子ツアーの賞金女王レースでも3位に付け、ここまでの総額は約1億7千万円もある。

 

 古江彩佳の場合でも米国女子ツアーでの賞金総額が約3千4百万円、渋野日向子の場合でも米国女子ツアーでの賞金総額が約1千万円と、まあまあ稼いでいる。

 

 笹生優花の場合、国内女子ツアーの賞金総額に今回の賞金が加わり、日米で1億円を突破するのか?

 

 人のお金の話で、下世話な話であるが、興味は尽きない!?

 

        国内の女子のツアーも後四つ

        他人の懐気になるのかも

 

 さて、単独首位を維持したまま、見事優勝したのは世界ランキング19位で、プラチナ世代をリードし、米国女子ツアーのメジャー大会でも奮闘して強さを魅せた古江彩佳(21歳、153㎝、54㎏)で、最終日3バーディーの-3、トータル-16と伸ばした。

 

 前半では2バーディーの-2、トータル-15と伸ばして周りをほぼ諦めさせ、後半に入っても堅実のプレーを続けて1バーディーの-1、トータル-16と少し伸ばして、危なげなく勝ち切っている。

 

 なお、国内女子ツアーでは今シーズン6勝目となり、通算ではアマチュア時代の1勝を入れて7勝目となっている。

 

 また、この試合の賞金を加えて今シーズンの賞金総額は230,597,595円となり、稲見萌寧との差が大分縮まった。

 

        古江彩佳ボギー打たずに強さ魅せ

 

        古江彩佳確り伸ばし勝って魅せ

 

        古江彩佳首位を維持して勝って魅せ

 

 単独2位を維持したのは世界ランキング21位で、狭間世代を独走し、東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(22歳、166㎝、58㎏)で、最終日3バーディー、1ボギーの-2、トータル-13まで伸ばした。

 

 腰痛を薬で抑えながらの出場で、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-11と伸ばせなかったが、後半に入って2バーディーの-2、トータル-13と伸ばし、期待を繋いで試合を面白くさせているのは流石ではないか!?

 

 なお、この試合の結果、今シーズンここまでの賞金総額は234,566,049円となり、何とか首位を守っている。

 

        稲見萌寧二位を維持して強さ魅せ

 

        稲見萌寧賞金ランク首位を維持

        まだまだレース楽しますかも

 

 単独3位に入ったのは世界ランキング46位で新世紀世代をリードするひとり、解説者等にも注目されて初優勝が待たれる西郷真央(20歳、158㎝、57㎏)で、最終日3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの+1、トータル-9と少し落としながらも1位上げて来た。

 

 前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-10と維持していたが、後半に入って2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの+1、トータル-9と少し落としている。

 

 それでも順位が上がっているのは、それだけ難しい状況であったと言うことで、ここでも彼女は強さを魅せている!?

 

 なお、この試合の結果、今シーズンここまでの賞金総額は164,787,891円まで伸びている。

 

        西郷真央落としながらも三位入り

 

        西郷真央三位に入り強さ魅せ       

 

 以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。

 

 世界ランキング103位で黄金世代をリードするひとり、イップスを克服して今年復活優勝を果たした大里桃子(23歳、171cm、60kg)は難しい状況となった最終日も-3、トータル-8と伸ばし、8位上げて4位タイに入った。

 

        大里や四位に入り強さ魅せ

 

        大里や風にも負けず強さ魅せ

 

 世界ランキング77位で実力派ベテランをリードする上田桃子(35歳、161㎝、54㎏)は最終日+3、トータル-8と落とし、2位下がって4位タイとなった。

 

 世界ランキング35位で黄金世代をリードするひとり、全英女子チャンピオンの渋野日向子(22歳、167㎝、62㎏)は最終日-4、トータル-7と伸ばし、12位上げて7位タイに入った。

 

 昨日、今日と後半の2日間上げて来るのは流石ではないか!?

 

        渋野日向子最後も上げて強さ魅せ

 

        渋野日向子七位に入り強さ魅せ

 

 世界ランキング87位で黄金世代をリードするひとり、解説者等にも実力を認められて初優勝が待たれる高橋彩華(23歳、162㎝、55㎏)は最終日-2、トータル-7と伸ばし、5位上げて7位タイに入った。

 

 優勝には中々至らないが、最終日にこうして上げて来るところは流石ではないか!?

 

        高橋や最後は上げて強さ魅せ

 

        高橋や七位に入り強さ魅せ

 

 世界ランキング70位で実力派外国人選手のひとり、優しい笑顔で人気を集めるペ・ソンウ(韓国、27歳、166㎝、59㎏)、世界ランキング181位で、じわじわ成長を見せる実力派中堅の仲宗根澄香(29歳、160㎝、58㎏)は最終日イーブン、トータル-6と伸ばせず、3位下がって10位タイとなった。

 

 世界ランキング68位で黄金世代をリードするひとり、休まないことから鉄人とも呼ばれる小祝さくら(23歳、158㎝、58㎏)は最終日+3、トータル-6と落とし、5位下がって10位タイとなった。

 

 後半の2日間でじわじわ下がって行くのは、何度も書きているように、やはり疲れが溜まっているのであろうが、残りはもう3試合となっているから、今シーズンは最後まで出続けるのだろうなあ。

 

 流石の粘りではある!?

 

 世界ランキング40位でプラチナ世代をリードするひとり、明るい笑顔とメンタルの強さが魅力の西村優菜(21歳、150㎝、50㎏)は最終日-4、トータル-5と伸ばし、14位上げて15位タイに入った。

 

 小柄ながら、この選手と古江彩佳の強さはやはりプラチナ世代では突出しているようである。

 

        西村優菜最後確り上げて魅せ

 

        西村優菜最後も上げて強さ魅せ

 

 世界ランキング59位で新世紀世代をリードするひとり、山下美夢有(20歳、150㎝、52㎏)は最終日-3、トータル-5と伸ばし、10位上げて15位タイに入った。

 

 この選手も小柄ながら、やはり世代を代表する強さを持っている!?

 

        山下や確り伸ばし上げて魅せ

 

        山下や最後も上げて強さ魅せ

 

 世界ランキング74位で黄金世代をリードするひとり、筋力アップして飛ばし屋に変身した勝みなみ(23歳、157㎝)は最終日+1、トータル-5と少し落とし、8位下がって15位タイとなった。

 

 世界ランキング92位で中堅実力派外国人選手のひとり、イ・ミニョン(韓国、29歳、168㎝、73㎏)は最終日-1、トータル-2と少し伸ばし、7位上げて22位タイに入った。

 

        イミニョン下がっても上げ強さ魅せ

 

        イミニョン最後は上げて強さ魅せ

 

 そして、世界ランキング6位で新世紀世代を力強くリードしている全米女子オープンチャンピオンの笹生優花(日本&フィリピン、20歳、166㎝、62㎏)は最終日3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+2、トータル-3と落とし、10位下がって22位タイとなった。

 

 前半では1バーディー、1ダブルボギーの+1、トータル-4と落とし、後半に入っても2バーディー、3ボギーの+1、トータル-3と落としている。

 

 それでも、後半にバウンスバックを2つ決めているところが流石ではないか!?

 

 なお、この試合の結果、国内女子ツアーにおける今シーズンここまでの賞金総額を計算してみると、99,985,742円となり、1億円には14,258円足りなかった。

 

        笹生優花最後は下がり疲れ見せ

 

        笹生優花最後は下がり不慣れ見せ

 

 まあ本人は焦っていないだろうし、成長をのんびり見守り、応援することにしよう。

 

 世界ランキング66位で昨シーズンの賞金女王の鈴木愛(27歳、155㎝)は最終日+5、トータル-2と大きく落とし、19位下がって25位タイとなった。

 

 世界ランキング118位で疑問が生じれば誰にでも謙虚に訊ねる実力派ベテランのひとり、菊地絵理香(33歳、157㎝、52㎏)は最終日-3、トータル-1と伸ばし、17位上げて31位タイに入った。

 

        菊地絵理香最後確り上げて魅せ

 

        菊地絵里香最後は上げて強さ魅せ      

 

 世界ランキング116位で黄金世代をリードするひとり、国内女子ツアーのメジャー大会に強い原英莉花(22歳、173㎝、58㎏)は最終日イーブン、トータル+2と伸ばせず、1位下がって49位タイとなった。 

 

 世界ランキング85位でプラチナ世代をリードするひとり、お洒落、化粧等に熱意を持つことからコスメ番長と呼ばれる吉田優利(21歳、158㎝、58㎏)、世界ランキング120位で、黄金世代の心身共に成長株であり、初優勝が待たれる植竹希望(23歳、172㎝、59㎏)は最終日イーブン、トータル+3と維持し、52位タイを維持している。

 

        吉田優利最後まで維持強さ魅せ

 

        植竹や最後は維持し強さ魅せ

 

 世界ランキング113位でアスリート系実力派中堅の岡山絵里(25歳、161㎝、64㎏)は最終日+1、トータル+4と少し落とし、5位下がって57位タイとなった。 

 

 世界ランキング44位で元世界ランキング1位で、米国と韓国で賞金女王に輝いた実力派外国人選手をリードするレジェンドの申ジエ(韓国、33歳、155㎝、63㎏)は最終日-2、トータル+5と伸ばし、8位上げて60位に入った。

 

        申ジエや最後は伸ばし上げて魅せ

 

        申ジエや最後確り上げて魅せ 

 

 そして、世界ランキング104位で出産を経験して復帰し、その後既に優勝もしている実力派ベテランの若林舞衣子(33歳、165㎝、60㎏)は最終日+3、トータル+13と落としながらも、73位タイを維持した。

 

        若林最後は維持し意地を魅せ

 

 こうしてずっと見て来ると、笹生優花が戻って来て直ぐにトップに立てるものではないし、東京五輪も含めて、我が国の若手は結構力を付けているように思われる。

 

 だからこそ、スポットで海外に出ても、歯車がかみ合えば、たとえば古江彩佳のように、まあまあの善戦をすることも出来ている!?