sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

スポーツとの付き合い方を振り返ってみると・・・R3.8.18②

今週のお題「好きなスポーツ」

 

 我が家では私が小学校の3、4年生の頃にテレビが入って来た。

 

 その頃は食事時、父がプロレス、ボクシング等を掛けていたので、付き合って観ていた。

 

 プロレスを観る時は父が何時も得意気に、

 

「あんなん、ショーやでぇ~」

 

 と言い、付き合って一緒に視ている母も笑いながら、

 

「ほんまや! あんなん、ショーやでぇ~」

 

 と言う。

 

 多くの外国人プロレスラーの締まりのない巨体を目にしていれば、そんなことを聴かなくても分かっていたが、お決まりのセリフを聴くと安心するものである。

 

 母は専ら高校野球、大相撲であった。

 

 これも私にとっては習慣的視聴の域を出なかった。

 

 自分でやるスポーツとしては小学校でソフトボール、キックベース、ドッジボール、ポートボールの類を皆と一緒にやってはみたが、目が悪いし、反応が鈍いので、どれも上手く行かなかった。

 

 それでも、少しは運動するべきかと思い、小学校の高学年では授業内のスポーツクラブに入り、中学校では2年生から課外クラブの剣道部に入った。

 

 剣道は球技ほど出来なくも無かったが、中学校での1年間は結構大きかったようで、2年生から入ると同学年とは大分差が付いて相手にならず、下級生には割と直ぐに追い着き、追い越された。

 

 それで面白くなくなり、次第に休みがちになった。

 

 高校に入ってからはひょんなことから柔道部に入り、これはどう言うわけか大学も入れて7年間続いた。

 

 瘦せ型で鈍かったので全然強くならず、初段になるのが精一杯。

 

 それでも続けてしまうのが、頑固で変化に弱い私らしいところであった。

 

 以後、40歳を過ぎる頃まで長い距離を走ったり、ウエイトトレーニングをしたり、独りで鍛えるのは嫌いではなかった。

 

 40歳を過ぎてからは、坂の多い地域に移り住んだのもあって、自分でする運動と言えば専ら散歩となり、それも楽しみと言うより、運動不足解消が目的となっている。

 

 代わりに楽しむようになったのがスポーツを観ることである。

 

 それも、自分がまあまあ動くことを楽しんでいる頃は、たとえば野球場に行ったり、プロレス会場に行ったりして、生で観戦もしたが、専らテレビ観戦となった。

 

 今はそれにインターネットで配信された動画観戦が加わった。

 

 ゴルフ、野球、卓球、ボクシング、スキージャンプ等、色々なスポーツの観戦、速報の検索等を楽しんでいるが、たとえチームスポーツであっても、応援して一喜一憂しているのはある個人の活躍で、たとえば野球であればエース、ホームランバッターのように目立って活躍している選手に強く惹かれ、エネルギーを貰っている。

 

 要するに自分が出来ないことの代償行為としてのスポーツとなり、結局、これが私に一番向いているようだ。

 

 7割ぐらいの力で続けるのはまあまあ出来ても、瞬間的なパワーを必要とするスポーツは苦手で、圧倒的なパワーを持たない私は、真逆の圧倒的なパワーを瞬間的出せるアスリートに惹かれ易い。

 

 また、多くの事でするよりは観ている方を好む。

 

 そんな自分のニーズ、それを満たしてくれるアスリートの能力と言うものを分かっているから、アスリートへのリスペクトが強く、経済面を中心に大きく報いている欧米の文化には強い憧れがある。