木曜日の14時30分から時差-7時間(現在サマータイム中、それ以外では-8時間)のフランスにある「エビアンリゾートGC(6523ヤード、パー71)」において米国女子ツアーのメジャー大会、「アムンディ エビアン選手権」が4日間の日程で開催され、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
賞金総額は450万ドル(1ドルが約110円とすれば約4億9500万円)となっていた。
この大会はメジャー大会では歴史が新しい方に入るようで、確かに他のメジャー大会に比べれば賞金総額は少なく、また東京五輪の関係で出場しない選手が出ており、例えば日本代表で世界ランキング9位の畑岡奈紗、フィリピン代表で世界ランキング8位の笹生優花(日本&フィリピン国籍)も出場していない。
日本人選手としては世界ランキング30位でプラチナ世代を代表する古江彩佳(20歳、153㎝、54㎏)と世界ランキング733位で注目されているアマチュアの高校生、梶谷翼(17歳、158㎝)が出場しており、初日古江彩佳は-5と大きく伸ばし、首位と1打差で3位タイ、梶谷翼は-3まで伸ばし、首位と3打差の11位タイと2人共好発進している。
生中継はWOWOW等、有料放送が中心なので、スコア速報、記事等を時々検索しながらでも応援したい。
エビアンで女子のツアーが開かれて
古江梶谷好発進し
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング26位のイ・ジョンウン6(韓国)で、2日目10バーディーの-10、トータル-15と爆発的に伸ばし、2位上げて来た。
初日3位タイで並んでいた古江彩佳や1打差を付けて首位に立っていた選手が一気に置いて行かれ、独走態勢に入ってしまったか!?
イジョンウン一気に伸ばし首位に立ち
イジョンウン一気に伸ばし首位奪い
2位タイに付けているのは世界ランキング22位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、世界ランキング113位のパジャレー・アナナルカルン(タイ)で、トータル-12まで伸ばしている。
アリヤ・ジュタヌガーンは2日目1イーグル、6バーディーの-8と爆発的に伸ばし、6位上げて来た。
先週は世界ランキング34位で姉のモリヤ・ジュタヌガーンと組んで米国女子ツアーのペア戦、「ダウグレートレークスベイ招待」に優勝し、好調を維持しているようである。
好調を維持して二位にアリヤかな
二位に上げ強さを魅せるアリヤかな
パジャレー・アナナルカルンは2日目1イーグル、6バーディー、2ボギーの-6と大きく伸ばしながらも1位下がっている。
これはまあ周りが伸ばし過ぎているから仕方が無い?
それにしてもこのところのタイ人選手の強さはどうだろう!?
東京五輪が近いから調子が上がっているのか?
暑さに強いからなのか?
伸ばしてもアナナルカルン首位を落ち
下がってもアナナルカルン二位留まり
4位タイに付けているのは世界ランキング10位のリディア・コ(ニュージーランド)、世界ランキング62位で新鋭のイエリミ・ノー〈米国)で、トータル-9まで伸ばしている。
リディア・コは2日目7バーディー、1ボギーの-6と大きく伸ばし、7位上げて来た。
今年は松山英樹の復活等に刺激を受けながら調子を上げて来ているようで、上位争い、更に首位争いにしばしば顔を出している印象がある。
リディアコや大きく伸ばし上げて魅せ
リディアコや四位に上げて強さ魅せ
イエリミ・ノーは2日目6バーディー、3ボギーの-3と伸ばしながらも3位下がっている。
イエリミノー伸ばしながらも下がるかな
イエリミノー伸ばし足りずに下がるかな
単独6位に付けているのは古江彩佳で、2日目4バーディー、1ボギーの-3、トータル-8と伸ばしながらも3位下がっている。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタート(第10ホールから)で、トータル-5から出て、前半では4ホールをパーで凌いだ後、第14ホールで漸くバーディーを決め、1つ空いて第16、17ホールと連続でバーディーを決めて、トータル-8まで伸ばして後半へと繋いでいる。
後半に入って3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールで漸くバーディーを決めたが、続く第5ホールでボギーを叩き、残りの4ホールをパーで凌いで、結局伸ばせず、トータル-8のまま決勝ラウンドへと繋いでいる。
古江彩佳伸ばし足りずに三位落ち
古江彩佳後半伸びず三位落ち
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング3位のパク・インビ(韓国)は2日目-7、トータル-7と爆発的に伸ばし、49位も上げて7位タイに付けて来た。
流石に前回のリオ五輪での金メダリストで、怖い存在が調子を上げて来たか!?
パクインビ爆発力で上げて魅せ
パクインビ爆上げ魅せて七位付け
世界ランキング5位のキム・ヒョージュ(韓国)は2日目-3、トータル-7と伸ばし、1位上げて7位タイに付けて来た。
静かな印象であるが、気が付けば上がって来ている実力者である。
キムヒョージュ確り伸ばし上げて魅せ
キムヒョージュ気付けば七位強さ魅せ
世界ランキング86位で新鋭のアッタヤ・ティティクル(タイ)、および世界ランキング92位のローレン・スティーブンソン(米国)は2日目-2、トータル-7と伸ばしながらも4位下がって7位タイとなっている。
世界ランキング14位のミンジー・リー(オーストラリア)は2日目-2、トータル-5と伸ばしながらも4位下がって15位タイとなっている。
世界ランキング29位のエイミー・オルソン(米国)は2日目-4、トータル-4と伸ばし、38位も上げて18位タイに付けて来た。
オルソンや確り伸ばし上げて魅せ
オルソンや大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング7位でカナダの妖精と呼ばれているブルック・ヘンダーソン(カナダ)は2日目-2、トータル-4と伸ばし、5位上げて18位タイに付けて来た。
ヘンダーソン程々伸ばし上げて魅せ
ヘンダーソンじわりと上げて強さ魅せ
世界ランキング23位のリゼット・サラス(米国)は2日目-5、トータル-3と大きく伸ばし、63位も上げて25位タイに付けて来た。
爆上げし強さを魅せるサラスかな
力出し爆上げ魅せるサラスかな
世界ランキング24位で昨年の全英女子チャンピオン、ソフィア・ポポフ(ドイツ)は2日目-1、トータル-3と少し伸ばしながらも2位下がって25位タイとなっている。
世界ランキング21位のオースティン・アースト(米国)は2日目イーブン、トータル-2と伸ばせず、8位下がって31位タイとなっている。
そして梶谷翼は2日目4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+1、トータル-2と少し落とし、20位も下がって31位タイとなっている。
インスタートで前半では3バーディー、1ボギーと2打伸ばせているが、後半に入ると1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーと3打落としている。
古江彩佳が同じインスタートで後半伸ばせなかったことを考えても、アウトは難しくなっているのかも知れないが、そこで耐えられなかったことに集中力と言うか、体力の無さを痛感したようである。
梶谷や体力不足痛感し
梶谷や気分切り替え後期待
世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)は2日目-4、トータル-1と伸ばし、59位も上げて40位タイに付けて来た。
初日はゆっくり出て、2日目になると一気に上げて来る、これはもう強い選手の戦い方そのものではないか!?
ネリーコルダ一気に上げて強さ魅せ
ネリーコルダ爆発力で上げて魅せ
世界ランキング25位のジェニファー・カプチョ(米国)は2日目-3、トータル-1と伸ばし、48位も上げて40位タイに付けて来た。
爆上げし強さを魅せるカプチョかな
力出し爆上げ魅せるカプチョかな
世界ランキング2位のコ・ジンヨン(韓国)は2日目-2、トータルー1と伸ばし、36位も上げて40位タイに付けて来た。
コジンヨン一気に上げて強さ魅せ
コジンヨン余裕の通過強さ魅せ
世界ランキング4位のキム・セヨン(韓国)は2日目-1、トータル-1と少し伸ばし、16位上げて40位タイに付けて来た。
キムセヨン確り上げて強さ魅せ
世界ランキング13位のジェシカ・コルダ(米国、ネリー・コルダの姉)は2日目-2、トータルイーブンと伸ばし、32位上げて56位タイに付けて来て、少し余裕を持って予選を通過している。
ジェシカコルダ大きく上げて強さ魅せ
ジェシカコルダ余裕の通過強さ魅せ
そして世界ランキング18位のユ・ソヨン(韓国)は2日目+3、トータル+1と落とし、47位も下がって70位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
それから世界ランキング17位のアリー・ユーイング(米国)はトータル+2、78位タイとなり、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。