ドジャースの先発投手は、サイ・ヤング賞投手で絶対エース左腕のクレイトン・カーショー(33歳、193㎝、102㎏)で、7回で91球投げ、5安打(3本塁打)7三振1四球3失点3自責点のまあまあ好投ながら負けが付いて3勝2敗となり、防御率は2.19から2.56へと悪化している。
この前と同じ相手、ダルビッシュ有(34歳、196㎝、100㎏)との対戦で、かなり力が入っていたようである。
速球の最速はこの頃では珍しく149㎞/hを超えていた。
それがかえってホームランを誘ったのか!?
その辺りの微妙な加減が面白いものである。
ウィキペディアによると若い頃は速球の最速が160㎞/h近く、平均でも150㎞/hはあったが、それがここ数年怪我がちもあり、145㎞/hぐらいまで落ちていた。
参考までに昨年までの3シーズンの成績を見ておくと、2018年シーズンは上腕二頭筋、腰等を痛めて出られないことも増え、161回3分の1投げて9勝5敗で、奪三振数が155、防御率が2.73、WHIPが1.04と、それまでの凄さを考えると不本意な成績に終わっている。
2019年シーズンは左肩の炎症が出て、同様に調子を落としており、178回3分の1投げて16勝5敗で、奪三振数が189、防御率が3.03、WHIPが1.04であった。
2020年シーズンは背中の張りで出遅れたが、速球の球速自体は今ぐらいに戻っている感じで、58回3分の1投げて6勝2敗で、奪三振数が62、防御率が2.16、WHIPが0.84であった。
カーショーやダルビッシュ意識力入れ
カーショーや力入って打たれ気味
パドレスの先発投手は調子の上がっているダリビッシュ有で、7回で96球投げ、4安打9三振3四球2死球1失点1自責点の力投で勝ちが付いて2勝1敗となり、防御率は2.55から2.27へと好くなっている。
此方も力が入っていたようで、コントロールが多少乱れがちなところもあったかも知れないが、速球の最速は158㎞/hを超えていた。
それに味方打線、守備の強力な援護もあって、前回の雪辱を果たすことが出来た。
参考までに昨年までの3シーズンの成績を見ておくと、2018年シーズンはまだ調子が上がらず、右肘の痛みが出たようで、40回投げて1勝3敗で、奪三振数が49、防御率が4.95、WHIPが1.43と全く不本意な成績に終わっている。
2019年シーズンは後半になって調子が上がり、178回3分の2投げて6勝8敗で、奪三振数が229、防御率が3.98、WHIPが1.10と目に見えて好くなっている。
そして2020年シーズンは好調が続き、76回投げて8勝3敗、奪三振数が93、防御率が2.01、WHIPが0.96と素晴らしく、サイ・ヤング賞候補の2番手になっている。
ダルビッシュ援護を受けて勝って魅せ
ダルビッシュ援護に応え勝って魅せ