昨夜、本来は北京で予定されていたスキージャンプ男子ワールドカップ個人第２０戦がポーランドのザコパネ（ＨＳ１２０m）で行われ、日本人選手のエース、小林陵侑が久し振りの優勝を決めて、通算では師匠でレジェンドの葛西紀明に並ぶ日本タイ記録の１７勝目となった。
今シーズンはこれまで６位が最高で、表彰台にも上がれなかったが、一気に突き抜けた格好となった。
２０１８／２０１９年シーズンに一挙に花が開いたように１３勝し、総合優勝を成し遂げている。
２０１９／２０２０年シーズンは調子が上がらないように思えても３勝し、総合で３位となっている。
そして今シーズンであるが、これが世界選手権を含めた今後に繋がることを期待したい。
陵侑や調子を上げて勝って魅せ
陵侑ややっと復調勝って魅せ
以下、気に留まった選手の記録を挙げておく。
1本目(m) 得点 2本目(m) 得点 総合点
1位 小林陵侑 136.5 133.8 134.5 135.1 268.9
2位 ｱﾝｼﾞｪｲ･ｽｶﾗ(ﾎﾟｰﾗﾝﾄﾞ) 137.0 134.6 133.5 134.0 268.6
3位 ﾏﾘｳｽ･ﾘﾝﾄﾞｳﾞｨｯｸ(ﾉﾙｳｪｰ) 133.0 127.8 141.5 140.0 267.8
4位 ｱﾝﾁｪ･ﾗﾆｾｸ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) 133.0 130.0 135.0 136.9 266.9
5位 ﾎﾞｱ･ﾊﾟﾌﾞﾛｳﾁｯﾁ(ｽﾛﾍﾞﾆｱ) 137.0 138.1 130.0 128.3 266.4
6位 ﾀﾞﾆｴﾙ･ｱﾝﾄﾞﾚ･ﾀﾝﾃﾞ(ﾉﾙｳｪｰ) 134.5 130.2 134.0 133.3 263.5
10位 ｼｭﾃﾌｧﾝ･ｸﾗﾌﾄ(墺) 132.5 128.5 128.5 124.4 252.9
12位 佐藤幸椰 134.0 128.5 128.0 122.2 250.7
16位 佐藤慧一 128.0 119.7 131.5 127.8 247.5
20位 ｶﾐﾙ･ｽﾄｯﾌ(ﾎﾟｰﾗﾝﾄﾞ) 127.5 118.9 132.0 125.8 244.7
28位 中村直幹 134.0 125.4 122.5 106.8 232.2
なお、今晩も個人戦が予定されているから、楽しみに待ちたい。
