sanso114の日記

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W杯ジャンプ週間第4戦スノージャパン奮闘⁉・・・R2年1.8①

 1月5日(土)、6日(日)の日程で時差-8時間のオーストリア、ビショフスホーヘン(HS142m、K点125m)においてスキージャンプワールドカップの男子個人第11戦が行われた。

 

 これはジャンプ週間の第4戦、すなわち最終戦にもなった。
 
 なおこの大会にはA代表から小林陵侑(土屋ホーム)、佐藤幸椰(雪印メグミルク)、兄の小林潤志郎(雪印メグミルク)、伊藤大貴(雪印メグミルク)、中村直幹(東海大)、コンチネンタルカップ等を主戦場とするB代表から竹内拓(飯山市)、佐藤慧一(雪印メグミルク)が出ている。

 エースの小林陵侑は2回目伸ばしたが、7位に止まり、総合で4位となった。

 日本人選手は7人全員が予選を通過して4人が2本目に進め、伊東大貴も8位に入る健闘を見せている。

 ジャンプ週間全体で逆転して見事栄冠に輝いたのはポーランドの中堅選手、デビッド・クバッキであった。

 

        クバッキや調子を上げて優勝し

 

        クバッキや逆転魅せて優勝し

 個人第11戦における主な選手の成績は以下のようであった。


     名前        1本目m  得点 2本目m 得点  合計点

    1位 ダビッド・クバッキ(ポーランド)      143.0   151.6   140.5   149.3  300.9

  2位 カール・ガイガー(独)                     140.0   147.7   136.0   143.3  291.0
  3位 マリウス・リンドヴィク(ノルウェー)     139.0   146.5   137.0      142.9  289.4 
  4位 シュテファン・クラフト(墺)           138.0   144.2   137.0    143.2  287.4 

    5位 ペテル・プレヴツ(スロベニア)         136.5    139.6  138.0    144.0    283.6 
    6位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー)    137.5   141.4     135.0    137.9    279.3
    7位 小林陵侑                              135.5   137.8   138.0    141.2    279.0
 8位 伊東大貴                              137.0   140.3   134.0    136.1    276.4 
 10位 フィリップ・アッシェンハヴァルト(墺)      136.0   135.2   135.0    139.4  274.6 

 12位 佐藤幸椰                              139.0   142.5   131.5    128.8  271.3 

 13位 カミル・ストッフ(ポ-ランド)        134.5   135.7   134.0    133.9  269.6  

 14位 マルクス・アイゼンビヒラー(独)      137.0   139.8   130.0     126.7    266.5

 29位 小林潤志郎                  126.0   120.4    124.5    116.1  237.8

     ☆     ☆   以下1本目で終了   ☆     ☆
28位 アンツェ・ラニセク(スロベニア)               126.0      120.2                         120.2
36位 中村直幹            124.0   112.5                               112.5 

37位 竹内拓                  123.0   112.1                            112.1
38位 佐藤慧一            125.0   111.9                            111.9
 ※アンチェ・ラニセク、中村直幹、竹内拓、佐藤慧一については1本目終了時の順位

 である。

 

 なおジャンプ週間の場合、予選を通過できるのは50位までと、ここまでは普段と同じであるが、その後が違う。

 50人を2人組に分け、各組で勝った方の25人と、負けた方の上位5人が2本目に進める。

 だから1本目31位以下でも勝っていれば2本目に進める。

 また個人ランキングに関係する得点は1位100点、2位80点、3位60点、4位50点、5位45点、・・・、30位1点と配分されて行き、10試合を終えて以下のようになっている。

 

 右側にはジャンプ週間の得点、順位も挙げてある。

 

       名前          総合得点   ジャンプ週間
   1位 小林陵侑          644   1096.0(4)
   2位 カール・ガイガー(独)        619   1108.4(3)
   3位 シュテファン・クラフト(墺)         539   1086.0(5)
   4位 マリウス・リンドヴィック(ノルウェー)      469   1111.0(2)
   5位 ダビッド・クバッキ(ポーランド)    444   1131.6(1)🏆

   6位 ダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー)      374       848.6(24) 
   7位 フィリップ・アッシェンヴァルト(墺)     364    1035.7(11)
   8位 カミル・スットフ(ポーランド)       335    1023.6(13)
   9位 ペテル・プレヴツ(スロベニア)      323    1048.8(8)
  11位 アンチェ・ラニセク(スロベニア)       254     878.7(21)
  12位 佐藤幸椰         240     891.3(19)
  16位 伊東大貴         182    1039.0(9)
  25位 マルクス・アイゼンビヒラー(独)      104    1011.1(15)
  28位 小林潤志郎         66     717.3(29)
  32位 中村直幹             38     550.7(33)
  39位 佐藤慧一          22     557.5(32)
  41位 竹内拓             16      532.9(34)

 今回はジャンプ週間の覇者、ダビッド・クバッキ(ポーランド、29歳、180㎝)について簡単に書き留めておく。

 

 ジャンプ週間では第1、2戦共に3位、第3戦2位、そして第4戦優勝と尻上がりに調子を上げて、見事栄冠に輝いている。

 

 昨シーズンまでで優勝は団体戦、夏場のグランプリ等で数回ずつ見られるが、ワールドカップ、世界選手権の個人戦ではそれぞれで1回ずつであった。

 

 それもこの2回とも昨シーズンであるから、伸びて来ているようだし、安定した選手ではあるが、それでも飛び抜けた選手ではなかった。

 

 また予選で割と好い位置に付けている印象があった。

 

 今シーズン、これを機会に覚醒するのか!?

 

 要注目かも知れない。


 なお次の大会は1月10日(金)~12日(日)の日程で時差-8時間のイタリアのヴァル・ディ・フィエメン(HS135m)において男子の個人第12、13戦が予定されている。

 

 この大会で昨シーズン、上記のデビッド・クバッキは予選3位、第1戦2位、第2戦優勝と尻上がりに調子を上げている。

 

 これはまた怖い存在になりそうだ!?

 

        クバッキや覚醒したか後期待

 

        クバッキや覚醒魅せて後期待

 

 勿論、そんな猛者等に交じって奮闘する小林陵侑にはもっと期待している。

 

        陵侑や更なる飛躍期待して

 
 ワールドカップ自体はその後も3月下旬のスロベニアのプラニツァまで続き、11月下旬の開幕時から4か月に亘って転戦している。