先週の木曜日の朝から宮崎県にある「フェニックスカントリークラブ(7027ヤード、パー71)」において国内男子ツアー、「ダンロップフェニックス」が4日間の日程で開催され、その最終日が激しいバトルの末、プレーオフにもつれ込んで終わった。
米国帰りの昨シーズン賞金王、今平周吾も頑張って出ており、余裕で予選を通過していた。
アマチュアの学生達、それに学生プロも台頭して来て、普通に予選を通過し、ちょっと面白くなっていた。
男子でも若い世代が台頭し
男子でも若い世代が活躍し
さて、首位タイでホールアウトし、プレーオフの結果、見事プロ初優勝を成し遂げたのは世界ランキング197位でスーパールーキーの金谷拓実(22歳、172㎝、75㎏)で、最終日3バーディー、1ボギーの-2、トータル-13と伸ばし、結果として2位上げたことになる。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-11から出て、前半では6ホールをパーで凌いだ後、第7ホールで漸くバーディーを決め、その後2ホールをパーで凌いで、トータル-12まで伸ばした。
後半に入って第11ホールでボギーを叩いたが、続く3ホールをパーで凌いだ後、第15、16ホールと連続バーディーを決めてトータル-13まで伸ばし、ここで首位タイに追い着いている。
その後はパーで凌いでプレーオフに持ち込み、プレーオフの4ホール目で勝ち切ったから流石ではないか!?
この結果、世界ランキングは126位まで上がって、敬愛する先輩、松山英樹の背中が多少は見えて来たのであろうか?
金谷拓実追い着き勝って力魅せ
金谷拓実最後追い着き勝って魅せ
金谷拓実松山の背が見え始め
首位タイでホールアウトし、プレーオフの結果、単独2位となったのは世界ランキング1522位の石坂友宏(21歳、173㎝、75㎏)で、最終日3バーディー、2ボギーの-1、トータル-13と少し伸ばしながらも、結果として1位下がったことになる。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-12から出て、前半では3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでバーディーを決めて、続く2ホールをパーで凌ぎ、第7ホールでもバーディーを決めて、トータル-14まで伸ばしている。
後半に入って第11ホールでボギーを叩いて一歩後退したが、空かさず第12ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
続く3ホールをパーで凌いだが、第16ホールでボギーを叩き、トータル-13に落として金谷拓実に並ばれている。
プレーオフには残念ながら敗れはしたが、金谷拓実も含めて他の大学生に伍して戦える自信が芽生えたようで、それが大きな収穫であった!?
この結果、世界ランキングは552位へとジャンプアップしている。
石坂や同期刺激に二位となり
石坂やランク大きくアップさせ
石坂や力あること確信し
3位タイに入ったのは世界ランキング177位の稲森佑貴(26歳、169㎝、68㎏)、世界ランキング296位の大槻智彦(30歳、172㎝、94㎏)で、トータル-12となっている。
稲森佑貴は最終日6バーディー、3ボギーの-3と伸ばし、2位上げて来た。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-9から出て、前半ではいきなり第1ホールでボギーを叩いたが、第2ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
続く2ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでバーディーを決めて、続く2ホールをパーで凌いだ後、第8、9ホールと連続でバーディーを決め、結局3伸ばしてトータル-12とした。
後半に入っていきなり第10ホールでバーディーを決め、首位争いに加わり掛けたが、第11ホールでボギーを叩いて一歩後退!?
続く3ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでバーディーを決め、トータル-13まで伸ばして、また首位争いに加わったが、第18ホールでボギーを叩き、結局トータル-12に落としてホールアウトした。
稲森や首位争いを楽しませ
稲森や最後伸ばして期待させ
大槻智春は最終日3バーディー、3ボギーのイーブンと伸ばせず、2位下がった。
最終日に行いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-12から出て、前半では2ホールをパーで凌いだ後、第3ホールでボギーを叩き、一歩後退したが、続く第4ホールでバーディーを決めてバウンスバック!
第5ホールでも連続してバーディーを決め、1つ空いて第7ホールでバーディーを決めてトータル-14まで伸ばし、この辺りは首位戦線で競り合っていた。
しかし、第8ホールでボギーを叩いてトータル-13として一歩後退し、後半に入って2ホールをパーで凌いで、第12ホールでもボギーを叩いてトータル-12まで後退し、ちょっと差が広がった。
この後はパーで凌ぎ、結局トータル-12のままホールアウトしている。
大槻や最後伸ばせず首位を落ち
大槻や最後伸ばせず三位なり
なお、YAHOOのスポーツナビではゴルフに関するデータの更新が遅れがちである為、世界ランキングに付いては他のデータを参照させて貰った。
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング109位の飛ばし屋、チャン・キム(米国、30歳、188㎝、105㎏)は最終日-4、トータル-11と伸ばし、4位上げて5位タイに入った。
チャンキムや最後も伸ばし五位に上げ
チャンキムや最後は上げて五位となり
世界ランキング257位の木下稜介(29歳、174㎝、75㎏)は最終日-1、トータル-11と少し伸ばしながらも1位下がって5位タイとなった。
世界ランキング358位の岩田寛(39歳、177㎝、74㎏)は最終日-5、トータル-10と大きく伸ばし、10位上げて単独7位に入った。
岩田寛最後大きく伸ばすかな
岩田寛最後確り上げて魅せ
世界ランキング682位でアマチュアの米澤蓮(21歳、174㎝)は最終日-8、トータル-9と大きく伸ばし、29位も上げて8位タイに入った。
その結果、ベストアマとなっている。
これは凄い!?
米澤や最後爆発力魅せ
米澤や最後爆発上げて魅せ
米澤やベストアマチュア獲って魅せ
世界ランキング102位で人気者の石川遼(29歳、175㎝、70㎏)、世界ランキング553位でアマチュアの中島啓太(20歳、172㎝、62㎏)は最終日-4、トータル-9と伸ばし、9位上げて8位タイに入った。
石川遼の3日続けてのこの上げ様、流石ではないか!?
そして、最後にまた上げて来て、ベストアマチュアに輝いた中島啓太も中々ではないか!?
石川や続けて上げて力魅せ
石川や最後も上げて力魅せ
石川や最後も伸ばし上げて魅せ
中島や最後も伸ばし力魅せ
中島や最後は上げて力魅せ
中島やベストアマチュア獲って魅せ
世界ランキング297位の池田勇太(34歳、176㎝、76㎏)は最終日-2、トータル-9と伸ばし、1位上げて8位タイに入った。
池田勇太最後も伸ばし上げて魅せ
池田勇太最後も上げて力魅せ
世界ランキング116位の飛ばし屋、星野陸也(24歳、186㎝、75㎏)は最終日-1、トータル-9と少し伸ばしながらも1位下がって8位タイとなった。
世界ランキング167位のガン・チャルングン(タイ、28歳、181㎝、83㎏)は最終日イーブン、トータル-9と伸ばせず、3位下がって8位タイとなった。
世界ランキング193位の堀川未来夢(27歳、176㎝、85㎏)は最終日-4、トータル-8と伸ばし、10位上げて14位タイに入った。
堀川や最後も伸ばし上げて魅せ
堀川や最後も上げて力魅せ
世界ランキング224位で選手会長のゲンちゃんこと時松隆光(27歳、168㎝、75㎏)、世界ランキング376位の出水田大二郎(27歳、183㎝、90㎏)は最終日-1、トータル-8と少し伸ばしながらも5位下がって14位タイとなった。
世界ランキング238位の比嘉一貴(25歳、158㎝、70㎏)は最終日-5、トータル-7と大きく伸ばし、10位上げて20位タイに入った。
比嘉一貴最後も上げて力魅せ
比嘉一貴最後も伸ばし上げて魅せ
世界ランキング270位で先週の覇者、香妻陣一朗(26歳、165㎝、71㎏)は最終日イーブン、トータル-6と伸ばせず、8位下がって23位タイとなった。
世界ランキング261位でベテランながらも変わらぬチャレンジャーの谷原秀人(42歳、178㎝、80㎏)は最終日+2、トータル-6と落し、16位下がって23位タイとなった。
そして世界ランキング76位で昨年の賞金王、米国からとんぼ返りして来た今平周吾(28歳、165㎝、65㎏)は最終日-3、トータル-5と伸ばし、3位上げて27位タイに入った。
米国男子ツアーに出ても、凄くはないにしても、通用するところを見せているし、とんぼ返りして来てもこうして戦えるところを見せているのは流石ではないか!?
今平や最後は伸ばし巧さ魅せ
今平や最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング587位でアマチュアの杉原大河(21歳、174㎝、80㎏)は最終日イーブン、トータル-5と伸ばせず、10位下がって27位タイとなった。
それでも最後にこの位置に止まったのは流石ではないか!?
杉原や中位に入り力魅せ
杉原やプロに混じって中位なり
世界ランキング629位の重永亜斗夢(32歳、172㎝、60㎏)は最終日+3、トータル-3と落とし、22位も下がって37位タイとなった。
世界ランキング331位の大ベテラン、藤田寛之(51歳、168㎝、70㎏)は最終日-4、トータル-2と伸ばし、13位上げて40位タイに入った。
この粘り、流石ベテランの力、巧さではないか!?
ベテランの粘りを魅せる藤田かな
ベテランの巧さを魅せる藤田かな
世界ランキング362位の飛ばし屋、秋吉翔太(30歳、175㎝、85㎏)は最終日+2、トータル-1と落とし、20位も下がって45位タイとなった。
世界ランキング334位の浅地洋佑(27歳、169㎝、68㎏)は最終日+1、トータル+1と少し落とし、7位下がって51位タイとなった。
世界ランキング336位で海外志向の強い関藤直熙(23歳、171㎝、70㎏)は最終日+1、トータル+2と少し落とし、5位下がって54位タイとなった。
世界ランキング388位のベテラン、武藤俊憲(42歳、173㎝、76㎏)は最終日+2、トータル+5と落とし、7位下がって64位タイとなった。
そして世界ランキング699位でアマチュアの河本力(河本結の弟、20歳、183㎝、85㎏)は最終日-1、トータル+6と少し伸ばし、1位上げて単独66位に入った。
ともかくこの大会では優勝したのが大学生ながらプロでルーキーの金谷拓実であるし、アマチュア選手が何人も予選を通過し、プロに混じって遜色なく戦って来た印象が強いので、女子に続いて若い世代の台頭が目立ったように思われる。
漸く見えて来た希望の芽を大きく育てて欲しいものである。