レッズがカブスと対戦し、10対1で圧勝している。
レッズの先発投手は新天地を得た? ソニー・グレイ(29歳、178cm、87kg)で、6回で104球投げ、2安打7三振4四球1死球無失点の粘投で勝ちが付いて7勝6敗となり、防御率は3.25から3.10へと少し好くなった。
ヤンキースに移籍したことで成績を落とし、レッズと再生したかのようである。
参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンはアスレチックスからヤンキースに途中で移籍し、通算で162回3分の1投げて10勝12敗で、奪三振数が153、防御率が3.55、WHIPが1.21であった。
2018年シーズンは内容的に大分落ち、130回3分の1投げて11勝9敗で、奪三振数が123、防御率が4.90、WHIPが1.50となった。
そして今シーズンここまでは127回3分の2投げて7勝6敗で、奪三振数が144、防御率が3.10、WHIPが1.13と、エースクラスの仕事をしている。
気分換えエースの仕事グレイかな
気分換え好投魅せるグレイかな
またツインズがインディアンスと対戦し、4対1で勝っている。
ツインズの先発投手は準エース級の仕事をしているジェーク・オドリッジ(29歳、188cm、86kg)で、5回3分の2で102球投げ、6安打6三振4四球無失点の粘投で勝ちが付いて13勝5敗となり、防御率は3.61から3.44へと少し好くなった。
2014年~2017年シーズンは11勝、9勝、10勝、10勝と安定して勝ち星を挙げ、2018年シーズンは7勝と落ちたが、今シーズンの13勝を入れると、この6年間の平均がまた10勝に戻った!?
それはまあともかく、参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは143回3分の1投げて10勝6敗で、奪三振数が127、防御率が4.14、WHIPが1.24とローテ中堅クラスであった。
2018年シーズンは少し落ち、164回3分の1投げて7勝10敗で、奪三振数が162、防御率が4.49、WHIPが1.34であった。
そして今シーズンここまでは120回3分の1投げて13勝5敗で、奪三振数が126、防御率が3.44、WHIPが1.22と、準エースクラスとなっている。
オドリッジを確り粘り勝って魅せ
オドリッジ確り抑え勝って魅せ
またメッツがナショナルズと対戦し、4対3で辛勝している。
メッツの先発投手は100mph(100マイル毎時、約161km/h)超投手のノア・シンダーガード(26歳、198cm、110kg)で、7回で97球投げ、7安打(1本塁打)5三振2四球2失点2自責点のハイクォリティースタートながら勝敗は付かず8勝5敗のままであったが、防御率は3.96から3.89へと少し好くなった。
巧く投げシンダーガード繋ぐかな
参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでの成績を挙げておこう。
2017年シーズンは疲れが出たか? あまり登板出来ず、30回3分の1投げて1勝2敗で、奪三振数が34、防御率が2.97、WHIPが1.05であった。
2018年シーズンは復調し、154回3分の1投げて13勝4敗で、奪三振数が155、防御率が3.03、WHIPが1.21であった。
今シーズンここまでは少し調子が出て来たようで、148回投げて8勝5敗で、奪三振数が145、防御率が3.89、WHIPが1.21となっている。
ずば抜けた速球を投げられる分、故障も多いように思われる。
そう言えば、ヤンキースのルイス・セベリーノもそうだった。
ついつい大谷翔平を重ねてしまう。
大谷とシンダーガードつい重ね
ナショナルズの先発投手は移籍していきなり準エース級の働きをしているパトリック・コービン(30歳、191cm、98kg)で、6回で94球投げ、3安打(2本塁打)8三振1四球2失点2自責点の力投ながら勝敗は付かず9勝5敗のままであったが、防御率は3.43から3.41へと僅かに好くなった。
参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは189回3分の2投げて14勝13敗で、奪三振数が178、防御率が4.03、WHIPが1.42と、ローテ中堅クラスであった。
2018年シーズンは内容的に好くなり、200回投げて11勝7敗で、奪三振数が246、防御率が3.15、WHIPが1.05と一流エースクラスとなった。
そして今シーズンここまでは147回3分の2投げて9勝5敗で、奪三振数が172、防御率が3.41、WHIPが1.15と、エースクラスとなっている。
コービンや力を魅せて繋ぐ秋
コービンや力投魅せて繋ぐ秋
それからマリナーズがレイズと対戦し、4対5で惜敗している。
レイズの先発投手は移籍していきなりエース級の仕事をしているベテラン、チャーリー・モートン(35歳、196cm、98kg)で、6回で100球投げて9安打(1本塁打)10三振4失点4自責点と打たれながらも力投で勝ちが付いて13勝4敗となったが、防御率は2.77から2.90へと少し悪化した。
モートンや打たれながらも勝って魅せ
モートンや力投魅せて勝ち重ね
参考までに2017年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2017年シーズンは146回3分の2投げて14勝7敗で、奪三振数が163、防御率が3.62、WHIPが1.19とエースか準エース級であった。
2018年シーズンは少し好くなり、167回投げて15勝3敗で、奪三振数が201、防御率が3.13、WHIPが1.16であった。
そして今シーズンここまでは149回投げて13勝4敗で、奪三振数が184、防御率が2.90、WHIPが1.09と更に好くなっている。
それでサイ・ヤング賞候補の声も出て来るわけだが、他に対象になりそうな2人を挙げておく。
何れもアストロズの投手であるが、先ずは既にサイ・ヤング賞投手のベテラン、ジャスティン・バーランダー(36歳、196cm、102kg)で、157回3分の2投げて15勝4敗で、奪三振数が206、防御率が2.68、WHIPが0.81と、相変らず凄い。
次に100mph投手で奪三振王のゲリット・コール(28歳、193cm、100kg)で、156回3分の1投げて14勝5敗で、奪三振数が226、防御率が2.87、WHIPが0.98と凄くなって来た。
今のところ2人に比べるとチャーリー・モートンは少し落ちるような気もするが、何れにしても昨シーズンに続いて高いレベルの競り合いになりそうで、これからも注目したい。
そして、この3人の中の2人が35歳以上のベテランであることに、改めて感心させられる。