ロッキーズがジャイアンツとダブルヘッダーで対戦し、その第1試合で2対19と大敗している。
ジャイアンツの先発投手は復調して準エース級の働きをしているジェフ・サマージャ(34歳、193cm、110kg)で、6回3分の2で92球投げ、4安打(2本塁打)9三振1四球2失点2自責点の力投で勝ちが付いて7勝7敗となり、防御率は4.01から3.93へと少し好くなった。
投球内容の割に勝ち星が少ない時期が長く、2015年、2016年シーズンに漸く2桁勝利を挙げている。
参考までにジャイアンツに5年で9000万ドルと言う高額で移籍した2016年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2016年シーズンは203回3分の1投げて12勝11敗で、奪三振数が167、防御率が3.81、WHIPが1.20と、準エース級の仕事をしている。
2017年シーズンは少し落ち、207回3分の2投げて9勝15敗で、奪三振数が205、防御率が4.42、WHIPが1.14となった。
2018年シーズンは疲れが出たか、44回3分の2投げて1勝5敗で、奪三振数が30、防御率が6.25、WHIPが1.63となった。
そして今シーズンここまでは105回3分の1投げて7勝7敗で、奪三振数が89、防御率が3.93、WHIPが1.18と、準エース級に復調している。
サマージャや調子を戻し勝ち重ね
サマージャや実力発揮勝って魅せ
またフィリーズがドジャースと対戦し、2対16と大敗している。
ドジャースの先発投手は調子が戻って来たサイ・ヤング賞投手の絶対エース、クレイトン・カーショー(31歳、193cm、103kg)で、6回で101球投げ、4安打(1本塁打)7三振2四球1失点1自責点の力投で勝ちが付いて8勝2敗となり、防御率は3.09から3.00へと少し好くなった。
2010年~2015年シーズンと6年連続で最低でも200回近くは投げ、2桁勝利を挙げている。
投球回数は減ったが、2016年、2017年シーズンも2桁勝利は続けた。
参考までに2016年シーズンから今シーズンここまでの成績を観ておこう。
2016年シーズンは149回投げて12勝4敗で、奪三振数が172、防御率が1.69、WHIPが0.72と、投球回数は減ったが、内容は群を抜いて好かった。
2017年シーズンはもう少しイニングを喰え、175回投げて18勝4敗で、奪三振数が202、防御率が2.31、WHIPが0.95と、やはり内容的に抜けていた。
2018年シーズンは少し落ち、161回3分の1投げて9勝5敗で、奪三振数が155、防御率が2.73、WHIPが1.04となった。
速球の速さの低下が言われ出しており、奪三振数が投球回数を下回った。
そして今シーズンここまでは105回投げて8勝2敗で、奪三振数が98、防御率が3.00、WHIPが1.05と、その傾向は変わらない。
月別の防御率も観ておくと、4月は2.25と期待させたが、5月は4.22と落ち、6月は2.93,7月は1.38と調子を上げ始めた。
それでも以前ほどはイニングを喰えず、防御率等の改善が遅いような気はする。
カーショーやぼちぼち上げて勝って魅せ
カーショーやギアの切り替え図り時?
それからカージナルスがパイレーツと対戦し、7対0で完封勝ちしている。
カージナルスの先発投手は日本帰りのマイルズ・マイコラス(30歳、198cm、107kg)で、9回で100球投げ、8安打3三振無失点の快投で完封勝ちして6勝9敗となり、防御率は4.53から4.15へと改善された。
参考までに昨シーズンから今シーズンここまでの成績を挙げておこう。
2018年シーズンは200回3分の2投げて18勝4敗で、奪三振数が146、防御率が2.83、WHIPが1.07と、いきなりのエース級であった。
今シーズンここまでは108回3分の1投げて6勝9敗で、奪三振数が78、防御率が4.15、WHIPが1.23と、まだ準エース級にも調子が上がって来ない。
月別の防御率も観ておくと、4月が4.66、5月が4.13と調子が上がらず、6月が3.33、7月が3.32と上がって来たが、今回の投球が急激な改善のきっかけとなるか!?
ちょっと注目したい。
マイコラス丁寧に投げ勝って魅せ
マイコラス調子を上げて勝って魅せ