先週も世界中の彼方此方で世界ランキングの変動に関係ありそうな男女ゴルフツアーが開催された。
今回は男子ツアーに付いて見ておく。
先ずは国内で開催されたツアーに付いてであるが、7月25日(水)の朝から秋田県にある「南秋田カントリークラブ(7029ヤード、パー71)」において国内男子ツアーの下部に当るABEMAツアー、「南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント」が3日間3ラウンド54ホールの日程で開催されたが、悪天候によるサスペンデッドがあって3日間2ラウンド36ホールの短縮競技に変更された。
公式サイトによると賞金総額は1500万円、優勝賞金は270万円となっているので、記録として加算されるのはその75%となった。
また全員第2ラウンドを終えた段階で、60位タイまでに入っていた選手が予選通過とされた。
なおライブ中継に付いてインターネットのABEMAによって3日間に亘り配信されていた。
さて単独首位に抜け出て、見事逆転でこのツアーにおける念願の初優勝を決めたのは世界ランキング1816位の古川雄大(ユウキ、26歳、172㎝、78㎏)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは1104位まで上がっている。
古川や逆転勝ちで初勝利
新たな世界見えて来るかも
2位タイに入ったのは世界ランキング1302位の中山絹也(ケンヤ、27歳、65㎏)、世界ランキング1740位の山脇健斗(23歳、174㎝、68㎏)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは中山絹也が1076位まで上がり、山脇健斗が1308位まで上がっている。
4位タイに入ったのは世界ランキング796位の小鯛竜也(34歳、179㎝、74㎏)、世界ランキング1070位の上井邦浩(41歳、180㎝、78㎏)、世界ランキング4564位(今週の最下位群)の川上猛鳴(タケル、24歳、170㎝)で、トータル-10まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは小鯛竜也が782位まで上がり、上井邦浩が997位まで上がり、川上猛鳴が2111位まで上がっている。
それから国内男子ツアーは残念ながらオープンウイークとなっていた。
次に海外で開催されたツアーに付いて見ておくと、7月24日(水)の午後から時差-7時間の南アフリカにある「ワイルドコースト・サン・カントリークラブ(6351ヤード、パー70)」において南アフリカ男子ツアー(サンシャインツアー)、「サンベット・チャレンジ」が3日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は200万ランドとなり、1ランドを約8.44円とすれば、これは約1690万円であった。
日本人選手は出場しておらず、全体では初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に44位タイまでに入っていた51名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
さて優勝したのは世界ランキング403位のジャコ・アーラース(南アフリカ、41歳、183㎝、100㎏)で、トータル-13まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは347位まで上がっている。
アーラース経験活かし優勝し
また此れからに期待を繋ぎ
単独2位に入ったのは世界ランキング359位のブランドン・ストーン(南アフリカ、31歳、180㎝、65㎏)で、トータル-12まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは345位まで上がっている。
単独3位に入ったのは世界ランキング338位で国内男子ツアーにおいても活躍しているショーン・ノリス(南アフリカ、42歳、188㎝、100㎏)で、トータル-11まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは331位まで上がっている。
単独4位に入ったのは世界ランキング1295位のキーガン・マクライラン(南アフリカ、25歳、180㎝、100㎏)で、トータル-9まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは1150位まで上がっている。
5位タイに入ったのは世界ランキング650位のピーター・モールマン(南アフリカ、33歳、178㎝)、世界ランキング859位のゲルハルト・ペプラー(南アフリカ、24歳)で、トータル-8まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはピーター・モールマンが647位まで上がり、ゲルハルト・ペプラーが832位まで上がっている。
また、7月25日(木)の20時30分頃から時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・イリノイ州にある「ザ・グレン・クラブ(7236ヤード、パー71)」において米国男子ツアーの下部に当るコーンフェリーツアー、「NV5インビテーショナル」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は100万ドル、18万ドルとなり、1ドルを約155円とすれば、それぞれ約1億5500万円、約2790万円であった。
日本人選手としては世界ランキング289位で米国ゴルフ留学を経てプロになり、海外ツアーへの本格参戦を目指している大西魁斗(25歳、177㎝、70㎏)が出場して、無事予選を通過していた。
大西や余裕で予選通過して
後の活躍期待したかも
さて優勝したのは世界ランキング382位のトーマス・ローゼンミューラー(ドイツ、27歳、186㎝)で、トータル-25まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは207位まで上がっている。
トーマスや米国下部で優勝し
少しは世界広がるのかも
単独2位に入ったのは世界ランキング1185位のカール・ビリプス(オーストラリア、22歳)で、トータル-23まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは486位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング118位のスティーブン・フィスク(米国、27歳)、世界ランキング227位のサム・ベネット(米国、24歳、178㎝)、世界ランキング341位のデービス・チャットフィールド(米国、25歳、168㎝、68㎏)、世界ランキング420位のザック・バウチョウ(米国、28歳)で、トータル-22まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはスティーブン・フィスクが105位まで上がり、サム・ベネットが197位まで上がり、デービス・チャットフィールドが289位まで上がり、ザック・バウチョウが315位まで上がっている。
そして大西魁斗はトータル-15まで伸ばして36位タイに入り、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは291位まで下がっている。
また7月25日(木)の20時45分頃から時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国・ミネソタ州にある「TPCツイン・シティーズ(7431ヤード、パー71)」において米国男子ツアー、「3Mオープン」が4日間の日程で開催された。
公式サイトによると賞金総額は810万ドル、優勝賞金は145.8万ドルとなり、1ドルを約154.8円とすれば、それぞれ約12億5400万円、約2億2570万円であった。
日本人選手としては世界ランキング95位で欧州ツアーにおける優勝でこのツアーに移って来た新鋭の久常涼(21歳、175㎝、75㎏)が出場していたが、残念ながら第2日目に大崩れして予選落ちしていた。
まあそんなこともある。
挑戦する限り応援したい。
久常涼大崩れして予選落ち
またの機会に期待するかも
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に53位タイまでに入っていた75名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ放送であるが、全国的に視られるテレビではCS放送のゴルフネットワークにより4日間に亘って放送され、土日にはBSーJapanextが加わった。
それにインターネットの動画配信サイトU-NEXTにより4日間に亘って配信されていた。
さて、見事優勝したのは世界ランキング321位のジョナサン・ベガス(ベネズエラ、39歳、191㎝、104㎏)で、トータル-17まで伸ばした。
なおこれがこのツアーにおいて7年振りの通算4勝目となり、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは86位まで上がっている。
四勝目久々勝利ベガスかな
ランク大きく上げられたかも
単独2位に入ったのは世界ランキング126位のマックス・グレイセマン(米国、29歳、178㎝、79㎏)で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは76位まで上がっている。
3位タイに入ったのは世界ランキング88位のマーベリック・マクネリ(米国、28歳、185㎝、77㎏)、世界ランキング125位のマット・クーチャー(米国、46歳、193㎝、88㎏)で、トータル-16まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングはマーベリック・マクネリが73位まで上がり、マット・クーチャーが96位まで上がっている。
単独5位に入ったのは世界ランキング59位のテイラー・ペンリス(カナダ、33歳、188㎝、93㎏)で、トータル-14まで伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは48位まで上がっている。
そして予選落ちした久常涼は世界ランキングが98位まで下がっている。
それから、残念ながらアジアンツアー、DPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)はオープンウイークとなっており、オーストラリア男子ツアーはオフに入っている。
次に今週のゴルフの世界ランキングにおける男子日本人選手の変動に付いて触れておく。
先ず日本人の中で1~20番目の選手に付いては以下のようであった。
順位 変動 氏名
12位 ↑ 3 松山英樹(32歳、180㎝、90㎏)
94位 ↓ 2 中島啓太(24歳、177㎝、75㎏)
98位 ↓ 3 久常涼(21歳、175㎝、75㎏)
111位 ↓ 4 星野陸也(28歳、186㎝、80㎏)
136位 ↑ 2 金谷拓実(26歳、172㎝、75㎏)
169位 ↓ 6 杉浦悠太(22歳、172㎝、74㎏)
180位 ↓ 4 蝉川泰果(タイガ、23歳、175㎝、77㎏)
201位 ↓ 1 桂川有人(25歳、167㎝、70㎏)
222位 ↓ 4 平田憲聖(23歳、170㎝、70㎏)
226位 ↓ 6 石川遼(32歳、175㎝、75㎏)
248位 ↓ 6 幡地隆寛(30歳、188㎝、98㎏)
291位 ↓ 2 大西魁斗(25歳、177㎝、70㎏)
296位 ↓ 3 今平周吾(31歳、165㎝、67㎏)
304位 ↓ 3 木下稜介(32歳、174㎝、75㎏)
310位 ↓ 4 稲森佑貴(29歳、169㎝、68㎏)
320位 ↓ 7 岩田寛(43歳、178㎝、74㎏)
349位 ↑ 1 小木曽喬(タカシ、27歳、178㎝、72㎏)
360位 ↓ 7 鍋谷太一(28歳、177㎝、74㎏)
364位 ↓19 米澤蓮(24歳、174㎝、80㎏)
368位 ↓ 7 川村昌弘(31歳、172㎝、72㎏)
先週は国内男子ツアーがオープンウイークだった分、上記の範囲では世界ランキングにあまり大きな変動はなく、ABEMAツアーが開催された分、以下ではまあまあ大きな変動もあった。
その中から取り敢えず1200位までの範囲で5位以上上がった選手を見ておく。
金子駆大(コウタ、21歳、177㎝、83㎏)は6位上がって528位に、ABEMAツアーにおいて24位タイに入った篠優希(27歳、178㎝、78㎏)は5位上がって729位に、ABEMAツアーにおいて4位タイに入った小鯛竜也(34歳、179㎝、74㎏)は14位上がって782位に、ABEMAツアーにおいて7位タイに入った小袋秀人(33歳、183㎝、82㎏)は20位上がって812位に、ABEMAツアーにおいて11位タイに入った吉本翔雄(ショウタ、24歳、167㎝、67㎏)は16位上がって871位に、小浦和也(31歳、165㎝、68㎏)は8位上がって901位になっている。
またABEMAツアーにおいて4位タイに入った上井邦浩(41歳、180㎝、78㎏)は73位上がって997位に、ABEMAツアーにおいて2位タイに入った中山絹也(27歳、167㎝、65㎏)は226位上がって1076位に、ABEMAツアーにおいて32位タイに入った北村晃一(コウイチ、39歳、170㎝、72㎏)は5位上がって1085位に、ABEMAツアーにおいて優勝した古川雄大(ユウキ)は712位上がって1104位に、ABEMAツアーにおいて17位タイに入った芹澤慈眼(ジゲン、24歳、173㎝、72㎏)は18位上がって1170位に、ABEMAツアーにおいて7位タイに入った武藤俊憲(トシノリ、46歳、173㎝、78㎏)は31位上がって1184位になっている。
以下にもかなり大きく上がった選手がおり、例えばABEMAツアーにおいて2位タイに入った山脇健斗(23歳、174㎝、68㎏)は432位上がって1308位に、ABEMAツアーにおいて7位タイに入った鳥海(トリウミ)颯汰(ソウタ、23歳、171㎝、83㎏)は186位上がって1550位に、ABEMAツアーにおいて4位タイに入った川上猛鳴(タケル、24歳、170㎝)は2453位上がって2111位になっている。