10月12日(木)の朝から時差-1時間の中国・上海にある「上海チージョンGC(6672ヤード、パー72)」において米国女子ツアー、「ビュイックLPGA上海」が4日間に日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
公式サイトによると賞金総額は210万ドル、優勝賞金は31.5万ドルとなり、1ドルを約149円とすれば、それぞれ約3億1300万円、約4690万円であった。
日本人選手としては世界ランキング17位で黄金世代を代表し、自他共にエースと認める畑岡奈紗(24歳、158㎝)、世界ランキング67位でプラチナ世代をリードするひとり、今年からこのツアーを主戦場としてこのところ調子を上げている西村優菜(23歳、150㎝、50㎏)、世界ランキング75位で黄金世代をリードするひとり、2019年の全英女子オープンにおいて優勝した明るい笑顔で人気の高い渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング81位で黄金世代をリードするひとり、今年からこのツアーを主戦場としている飛ばし屋の勝みなみ(25歳、157㎝、57㎏)が出場していた。
そしてこの試合での予選CUTは無かった。
なおライブ中継に付いてはWOWOWによって4日間に亘ってたっぷりと放送されていた。
さて首位タイに入り、プレーオフを1ホール目で制して見事このツアーにおける初優勝を果たしたのは世界ランキング35位のエンゼル・イン(米国、25歳、160㎝)で、最終日3バーディー、1ボギーの-2、トータル-14と伸ばし、結果として首位を維持した。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-12からスタートして、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-13と少し伸ばし、後半に入ってからも1バーディーの-1、トータル-14と少し伸ばした。
エンジェルインじわりと伸ばし首位を維持
エンジェル首位を維持して勝って魅せ
エンジェルインプレーオフ勝ち力魅せ
首位タイに入り、プレーオフで負けた結果、単独2位となったのは世界ランキング1位のリリア・ヴ(米国、25歳、165㎝)で、最終日6バーディー、2ボギーの-4、トータル-14と伸ばし、結果として2位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-10からスタートして前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-13と伸ばし、後半に入ってからも、2バーディー、1ボギーの-1、トータル-14と少し伸ばした。
リリアヴや確り伸ばし上げて魅せ
リリアヴや最後まで上げ強さ魅せ
リリアヴや二位に入って強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング32位で初年度から安定したプレイで魅せて来たチェ・ヘジン(韓国、24歳、167㎝)は最終日-8、トータル-13と爆発的に伸ばし、21位も上げて3位タイに入った。
チェヘジンや爆発魅せて三位入り
チェヘジンや下がっても上げ力魅せ
チェヘジンや三位に入り力魅せ
世界ランキング46位のマデリーン・サグストロム(スウェーデン、30歳、175㎝)は最終日-9、トータル-12と爆発的に伸ばし、30位も上げて8位タイに入った。
サグストロム爆発魅せて八位入り
サグストロム後半上げて力魅せ
サグストロム八位に入り力魅せ
そして西村優菜は最終日4バーディーの-4、トータル-12と伸ばし、1位上げて8位タイに入った。
最終日の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-8からスタートして、前半では3ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでもバーディーを決め、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局2打伸ばし、トータル-10として後半へと繋いだ。
後半に入ってからは3ホールをパーで凌いだ後、第13ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでもバーディーを決め、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局後半でも更に2打伸ばし、トータル-12としてホールアウトした。
この1か月は好調を維持して上位で安定しており、好かった、好かった。ホッ。
西村優菜確り伸ばし上げて魅せ
西村優菜下がっても上げ力魅せ
西村優菜八位に入り力魅せ
西村優菜上位安定ホッとさせ
世界ランキング42位のマヤ・スタルク(スウェーデン、23歳、175㎝)は最終日イーブン、トータル-12と伸ばせず、7位下がって8位タイとなった。
世界ランキング7位で日本人選手ともよく交流して我が国でも人気のあるミンジー・リー(オーストラリア、27歳、165㎝)は最終日-3、トータル-11と伸ばしながらも、4位下がって13位タイとなった。
ミンジーリー伸ばしながらも四位下げ
ミンジーリー伸ばし足りずに四位下げ
ミンジーリー上位に入り強さ魅せ
世界ランキング43位のキム・アリム(韓国、28歳、175㎝)は最終日-4、トータル-9と伸ばし、7位上げて17位タイに入った。
キムアリム確り伸ばし上げて魅せ
キムアリム最後は上げて力魅せ
キムアリム上位に入り力魅せ
世界ランキング37位のダニエル・カン(米国、30歳、168㎝、61㎏)は最終日-1、トータル-9と少し伸ばしながらも、8位下がって17位タイとなった。
ダニエルカン伸ばしながらも八位下げ
ダニエルカン伸ばし足りずに八位下げ
ダニエルカン上位に入り力魅せ
世界ランキング27位で新鋭のユ・ヘラン(韓国、22歳、175㎝)は最終日-2、トータル-8と伸ばしながらも、1位下がって21位タイとなった。
ユヘランや伸ばしながらも一位下げ
ユヘランや伸ばし足りずに一位下げ
ユヘランや中位に入り意地を魅せ
世界ランキング9位のリン・シユ(中国、27歳、168㎝)は最終日-1、トータル-8と少し伸ばしながらも、4位下がって21位タイとなった。
リンシユや伸ばしながらも四位下げ
リンシユや伸ばし足りずに四位下げ
リンシユや中位に入り意地を魅せ
世界ランキング30位のカルロタ・シガンダ(スペイン、33歳、173㎝)は最終日-5、トータル-7と大きく伸ばし、18位上げて26位タイに入った。
シガンダや大きく伸ばし上げて魅せ
シガンダや後半上げて強さ魅せ
シガンダや上位に迫り意地を魅せ
世界ランキング34位でアマチュア世界ランキング1位に長く君臨していたローズ・チャン(米国、20歳、168㎝、55㎏)は最終日イーブン、トータル-7と伸ばせず、9位下がって26位タイとなった。
世界ランキング41位のアンナ・ノードクイスト(スウェーデン、36歳、183㎝)は最終日-1、トータル-5と少し伸ばしながらも4位下がって36位タイとなった。
伸ばしてもノードクイスト足りず下げ
伸ばしてもノードクイスト四位下げ
意地を魅せノードクイスト中位入り
そして渋野日向子は最終日7バーディー、3ボギーの-4、トータル-4と伸ばし、10位上げて41位タイに入った。
最終日はインスタート(第10ホールから)で、トータルイーブンからスタートして、前半では4バーディー、3ボギーの-1、トータル-1と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して、3バーディーの-3、トータル-4と伸ばした。
渋野日向子確り伸ばし上げて魅せ
渋野日向子後半加速上げて魅せ
渋野日向子後半(決勝)上げて力魅せ
世界ランキング2位のイン・ルオニン(中国、21歳)は最終日-3、トータル-4と伸ばし、6位上げて41位タイに入った。
インルオニン確り伸ばし上げて魅せ
インルオニン最後は上げて強さ魅せ
インルオニン中位に入り意地を魅せ
そして畑岡奈紗は最終日3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-4と伸ばせず、9位下がって41位タイとなった。
最終日はアウトスタートで、トータル-4からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-6と伸ばしたが、後半に入ってからは1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの+2、トータル-4と落としてこの日のスタート時点に戻った。
畑岡奈紗スコア伸ばせず九位下げ
次の機会に期待するかも
畑岡奈紗中位止まり意地を魅せ
世界ランキング12位でかつては天才少女と呼ばれ、十代の頃から長く世界ランキング1位に君臨していたリディア・コ(ニュージーランド、26歳、165㎝)は最終日-2、トータル-2と伸ばし、1位上げて50位タイに入った。
リディアコやじわりと伸ばし上げて魅せ
リディアコや下がっても上げ強さ魅せ
リディアコや中位に入り意地を魅せ
そして勝みなみは最終日5バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの+2、トータル+2と落とし、12位下がって単独63位となった。
最終日はインスタートでトータルイーブンからスタートして前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-3と伸ばしたが、後半に入ってからは1バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの+5、トータル+2と大きく落とした。
勝みなみ後半落とし大分下げ
反省の後期待を繋ぎ
勝みなみ後半崩れ反省し
またの機会に期待するかも
そして世界ランキング39位のアンドレア・リー(米国、25歳、170㎝)は最終日+2、トータル+4と落とし、1位下がって68位タイとなった。
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と言うわけで、来年度のシード権に付いて西村優菜はまあ大丈夫なところまで上がって来たが、渋野日向子、勝みなみはぎりぎりの戦いが続いているようだ。
ともかく、今出ている選手の出来るだけ多くが来年度のシード権を得られるように、今後も応援しながら見守って行きたい。