5月4日(木)の午後から時差-7時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-8時間)のイタリアにある「マルコ・シモーネ・ゴルフ・クラブ(7255ヤード、パー71)」においてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)、「DS自動車イタリアン・オープン」が4日間の日程で開催され、その第3日目、すなわち決勝ラウンド初日が終わっている。
既に最終日が進行中であるが、ここでは第3日目の様子に付いて触れておく。
公式サイトによると賞金総額は325万ドルで、1ドルを約134.8円とすれば、これは約4億3800万円となり、国内男子ツアーに比べると数倍のレベルとなる。
また優勝賞金は約50.0495万ユーロとなり、1ユーロを約148.9円とすれば、約7452万円であるから、こちらも国内男子ツアーに比べると数倍ある。
日本人選手としては世界ランキング93位で昨年国内男子ツアーの賞金王に輝き、今シーズンこのツアーのシード権を得た比嘉一貴(28歳、158㎝、70㎏)、世界ランキング178位で海外ツアーに積極的に参戦している新鋭の久常涼(20歳、175㎝、75㎏)、世界ランキング258位でこのツアーのシード権をずっと保持しており、旅人ゴルファーと呼ばれている川村昌弘(29歳、172㎝、72㎏)が出場しており、久常涼が予選通過を果たしている。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に62位タイまでに入っていた72名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
川村昌弘は古傷を癒しながら、旅行を楽しみながらの参戦のようで、出場している限りは最後まで応援したかったが、残念ながらCUTの憂き目に遭っていた。
なお彼のゴルフと旅行に関する人気のコラム、「いま僕はココにいます」は「Vol.166 イタリア編」に更新され、移動の様子、美味しそうなイタリア料理、ゴルフ場、仲間等のことが興味深く綴られている。
欧州の男子ツアーはイタリアへ
料理と空気美味しいのかも
さて、単独首位に抜け出て見事逆転優勝したのは世界ランキング63位のアドリアン・メロンク(ポーランド、29歳、196㎝、90㎏)で、最終日6バーディー、4ボギーの-2、トータル-13と伸ばして1位上げて来た。
最終日も全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-11からスタートして前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-13と伸ばし、後半に入ってからは3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-13と維持した。
なおこれがこのツアーで通算3勝目となり、この試合の結果を踏まえて、世界ランキングは46位まで上がっている。
メロンクや最後まで上げ勝って魅せ
メロンクや前半伸ばし勝って魅せ
メロンクや逆転勝ちで強さ魅せ
単独で2位を維持したのは世界ランキング238位のロマン・ランガスク(フランス、27歳、178㎝、76㎏)で、最終日4バーディー、3ボギーの-1、トータル-12まで伸ばした。
最終日はトータル-11からスタートして、前半では1バーディーの-1、トータル-12と少し伸ばし、後半に入ってからは3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-12と維持した。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは152位まで上がっている。
ランガスク少し伸ばして二位を維持
ランガスク前半伸ばし二位を維持
ランガスク二位に入って力魅せ
単独3位に入ったのは世界ランキング365位のジュリアン・ゲリアー(フランス、37歳、185㎝、80㎏)で最終日2バーディー、4ボギーの+2、トータル-10と落として1位下がった。
最終日はトータル-12からスタートして前半では1バーディー、3ボギーの+2、トータル-10と落としたが、後半に入ってからは1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-10と維持した。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは272位まで上がっている。
ゲリアーや前半落とし二位下がり
ゲリアーや前半落とし首位を落ち
ゲリアーや三位に入り力魅せ
単独4位に入ったのは世界ランキング146位のアレクサンデル・ビョーク(スウェーデン、32歳、185㎝、76㎏)は最終日6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの-3、トータル-8と伸ばし、8位上げて来た。
最終日はトータル-5からスタートして、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-6と少し伸ばし、後半に入っても、4バーディー、1ダブルボギーの-2、トータル-8と順調に伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは121位まで上がっている。
下っても上げ力魅すビョークかな
最後上げ力を魅せたビョークかな
四位入り強さを魅せたビョークかな
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング121位のニコライ・ホイガールト(デンマーク、22歳、188㎝、82㎏、ホイガールトツインズの1人)は最終日-6、トータル-7と大きく伸ばし、27位も上げて5位タイに入った。
ニコライや大きく伸ばし上げて魅せ
ニコライや下がっても上げ力魅せ
ニコライヤ五位に入って力魅せ
世界ランキング137位のホルヘ・カンピーヨ(スペイン、36歳、183㎝、79㎏)は最終日-1、トータル-6と少し伸ばし、4位上げて単独8位に入った。
カンピーヨ少し伸ばして上げて魅せ
カンピーヨ下がっても上げ力魅せ
カンピーヨ八位に入り力魅せ
世界ランキング66位のビクトル・ペレス(フランス、30歳、196㎝)、世界ランキング94位のカルム・シンクウィン(イングランド、29歳、180㎝、82㎏)は共に最終日-3、トータル-5と伸ばし、15位上げて9位タイに入った。
ビクトルや確り伸ばし上げて魅せ
下がっても上げ強さ魅すペレスかな
九位入り強さを魅せたペレスかな
シンクゥイン確り伸ばし上げて魅せ
シンクウィン決勝で上げ強さ魅せ
シンクウィン九位に入り強さ魅せ
世界ランキング150位のセバスティアン・ソダーバーグ(スウェーデン、32歳、188㎝、84㎏)は最終日-1、トータル-5と少し伸ばし、8位上げて9位タイに入った。
ソダーバーグ少し伸ばして上げて魅せ
ソダーバーグ最後も上げて力魅せ
ソダーバーグ九位に入り力魅せ
そして、久常涼は最終日4バーディー、3ボギーの-1、トータル-4と少し伸ばし、2位上げて16位タイに入った。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-3からスタートして、前半では第2ホールでボギーを叩いたが、続く4ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでバーディーを決めて取り返し、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局イーブンで、トータル-3のまま後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでボギーを叩いたが、続く2ホールをパーで凌いだ後、第13ホールでバーディーを決めて取り返し、1つ空いて第15ホールでもボギーを叩いたが、空かさず第16ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
続く第17ホールでもバーディーを決めたので、結局後半では1打伸ばし、トータル-4としてホールアウトした。
なおこの試合の結果を踏まえ、世界ランキングは170位まで上がっている。
久常や少し伸ばして上げて魅せ
久常涼最後まで上げ力魅せ
久常涼上位に入り力魅せ
世界ランキング99位のジョルダン・スミス(イングランド、30歳、178㎝、76㎏)も最終日-1、トータル-4と少し伸ばし、2位上げて16位タイに入った。
ジョルダンや少し伸ばして上げて魅せ
下っても上げ強さ魅すスミスかな
上位入り強さを魅せたスミスかな
世界ランキング138位のアントワヌ・ロズネル(フランス、30歳、184㎝)は最終日-4、トータル-3と伸ばし、25位も上げて21位タイに入った。
ロズネルや確り伸ばし上げて魅せ
ロズネルや最後も上げて力魅せ
ロズネルや中位に入り意地を魅せ
世界ランキング104位のヤニク・ポール(ドイツ、29歳、185㎝、79㎏)は最終日+4、トータル-2と落とし、15位下がって23位タイとなった。
世界ランキング164位のマチュー・パボン(フランス、30歳、183㎝、85㎏)は最終日+8、トータルイーブンと大きく落とし、28位も下がって32位タイとなった。
世界ランキング98位のトービヨン・オルセン(デンマーク、33歳、175㎝、70㎏)は最終日+2、トータル+1と落とし、8位下がって40位タイとなった。
世界ランキング96位のエイドリアン・オタエギ(スペイン、30歳、183㎝、79㎏)は最終日+3、トータル+1と落とし、16位下がって40位タイとなった。
世界ランキング115位のラスムス・ホイガールト(デンマーク、22歳、187㎝、ホイガールトツインズの1人)は最終日+1、トータル+2と少し落とし、1位下がって47位タイとなった。
世界ランキング176位のリッチー・ラムゼー(スコットランド、39歳、175㎝、70㎏)は最終日+3、トータル+4と落とし、7位下がって53位タイとなった。
世界ランキング174位のダニエル・ギャビンス(イングランド、32歳、183㎝、76㎏)は最終日イーブン、トータル+5と維持し、10位上げて57位タイに入った。
ギャビンスやスコア維持して上げて魅せ
ギャビンスや最後は上げて力魅せ
ギャビンスや下がっても上げ意地を魅せ
そして、世界ランキング177位のリチャード・マンセル(イングランド、28歳、185㎝、79㎏)は最終日+6、トータル+11と大きく落とし、3位下がって単独70位となった。