3月2日(木)の8時25頃から時差-1時間のシンガポールにある「セントーサGCザ・ニュータンジョン(6749ヤード、パー72)」において米国女子ツアーのアジアシリーズの一戦、「HSBC女子チャンピオンズ」が4日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は180万ドルとなっており、1ドルを約135.9円とすれば、これは約2億4460万円となり、予選落ちの無い試合となっていた。
また優勝賞金は27万ドルで、約3669万円であった。
日本人選手としては世界ランキング10位で黄金世代を代表し、自他共に日本のエースと求める畑岡奈紗(24歳、158㎝)、世界ランキング28位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイが売りの古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング33位で新世紀世代をリードするひとり、西郷真央(21歳、158㎝、57㎏)、世界ランキング36位で新世紀世代をリードするひとり、2020年の全米女子オープンの覇者で飛ばし屋の笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング39位で黄金世代をリードするひとり、2019年全英女子オープンの覇者で交友関係が広く人気者の渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)が出場していた。
日本人米国ツアー沢山出
応援し甲斐増して来たかも
さて、単独首位を維持して見事優勝したのは世界ランキング5位のコ・ジンヨン(韓国、27歳、168㎝)で、最終日4バーディー、1ボギーの-3、トータル-17と伸ばした。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-14からスタートして、前半では3バーディーの-3、トータル-17と伸ばし、後半に入ってからは、1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-17と維持している。
なお昨年に続く連覇で、このツアーで通算14勝目とのことである。
かなり調子を落としていたようでも世界ランキングは5位で、しかも連覇であるから、流石ではないか!?
コジンヨン確り伸ばし勝って魅せ
コジンヨン首位を維持して勝って魅せ
コジンヨン連覇を果たし強さ魅せ
単独2位を維持したのは世界ランキング2位で昨年鎖骨下に出来た血栓除去手術を受けて復活して来たネリー・コルダ(米国、24歳、178㎝)で、最終日5バーディー、2ボギーの-3、トータル-15と伸ばした。
最終日はアウトスタートでトータル-12からスタートし、前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-14と伸ばして、後半に入ってからも2バーディー、1ボギーの-1、トータル-5と少し伸ばしている。
ネリーコルダ確り伸ばし二位を維持
ネリーコルダ二位を維持して強さ魅せ
ネリーコルダ二位に入って強さ魅せ
3位タイに入ったのは古江彩佳、世界ランキング18位で昨年大病による欠場から復活して来たダニエル・カン(米国、30歳、168㎝)、世界ランキング51位のアライセン・カーパズ(米国、24歳、175㎝)で、トータル-14まで伸ばした。
古江彩佳は最終日7バーディー、2ボギーの-5と大きく伸ばして3位上げて来た。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-9からスタートして、前半ではいきなり第1、2ホールと連続でバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでもバーディーを決め、続く第6ホールでボギーを叩いたが、残りの3ホールをパーで凌いだので、結局2打伸ばし、トータル-11として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは第11ホールでボギーを叩いたが、空かさず第12ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
続く第13ホールでもバーディーを決めて、続く2ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでもバーディーを決め、1つ空いて第18ホールでもバーディーを決めたので、結局後半では更に3打伸ばし、トータル-14としてホールアウトしている。
第2日目に一旦下がっても、後半の2日間でじわじわ上げて来るのは流石であるし、今年も安定プレイで楽しませてくれそうだ!?
古江彩佳大きく伸ばし上げて魅せ
古江彩佳後半二日上げて魅せ
古江彩佳三位に入り強さ魅せ
ダニエル・カンは最終日5バーディー、1ボギーの-4と伸ばして2位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル-10からスタートして、前半ではいきなり4バーディーの-4、トータル-14と確り伸ばし、後半に入ってからは1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-14と維持している。
ダニエルカン確り伸ばし上げて魅せ
ダニエルカン下がっても上げ強さ魅せ
ダニエルカン三位に入り強さ魅せ
アライセン・カーパズは最終日4バーディー、1ボギーの-3と伸ばして3位を維持した。
最終日はアウトスタートでトータル-11からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-13と伸ばし、後半に入っても、2バーディー、1ボギーの-1、トータル-14と少し伸ばしている。
カーパズや確り伸ばし三位維持
カーパズや三位維持して強さ魅せ
カーパズや三位に入り強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
そして笹生優花は最終日7バーディー、1ボギーの-6、トータル-13と大きく伸ばし、7位上げて単独6位に入った。
最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-7からスタートして、前半では4ホールをパーで凌いだ後、第5~7ホールと連続でバーディーを決め、1つ空いて第9ホールでもバーディーを決めたので、結局4打伸ばし、トータル-11として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは第11ホールでバーディーを決め、1つ空いて第13ホールでもバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでもバーディーを決めたが、第17ホールでボギーを叩いたので、結局後半では更に2打伸ばし、トータル-13としてホールアウトしている。
初日-5で2位タイと好発進した後、第2日目にはトータル-7まで伸ばしながらも8位タイに下がり、第3日目にはトータル-7のままで13位タイまで下がっていたから、最後はこの頃よくある感じで中位ぐらいで留まるのかと諦め掛けていたら、今回は持ち前の爆発力を発揮してくれたようで、好かった、好かった。ホッ。
笹生優花大きく伸ばし上げて魅せ
笹生優花最後は上げて強さ魅せ
笹生優花六位に入り強さ魅せ
世界ランキング20位のアシュリー・ブハイ(南アフリカ、33歳、165㎝)は最終日-4、トータル-12と伸ばし、3位上げて単独7位に入った。
確りと伸ばして上げるブハイかな
最後上げ強さを魅せるブハイかな
七位入り強さを魅せるブハイかな
世界ランキング9位のキム・ヒョージュ(韓国、27歳、165㎝)は最終日-3、トータル-11と伸ばし、2位上げて8位タイに入った。
キムヒョージュ確り伸ばし上げて魅せ
キムヒョージュ下がっても上げ強さ魅せ
キムヒョージュ八位に入り強さ魅せ
世界ランキング153位のエリザベス・スゾコル(米国、28歳、170㎝)は最終日イーブン、トータル-11と伸ばせず、5位下がって8位タイとなった。
世界ランキング4位で天才少女と呼ばれ、既に欧州女子ツアーと米国女子ツアーで優勝しているアタヤ・ティティクル(タイ、19歳、162㎝)は最終日-5、トータル-10と大きく伸ばし、9位上げて単独10位に入った。
ティティクルや大きく伸ばし上げて魅せ
ティティクルや後半二日上げて魅せ
ティティクルや十位に入り強さ魅せ
そして畑岡奈紗、世界ランキング13位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、29歳、165㎝)は共に最終日イーブン、トータル-9と伸ばせず、5位下がって11位タイとなった。
畑岡奈紗は最終日2バーディー、1ダブルボギーのイーブンであった。
最終日はアウトスタートでトータル-9からスタートし、前半では1ダブルボギーの+2、トータル-7と落としたが、後半に入ってからは加速して2バーディーの-2、トータル-9と伸ばし、スタート時点に戻している。
畑岡奈紗スコア伸ばせず最終日
下りはしたが上位入りかも
畑岡奈紗上位に入り強さ魅せ
世界ランキング12位で先週このツアー初優勝を決めたリリア・ヴ(米国、25歳、165㎝)は最終日-2、トータル-8と伸ばし、1位上げて14位タイに入った。
リリアヴやじわりと伸ばし上げて魅せ
リリアヴや後半二日上げて魅せ
リリアヴや上位に入り強さ魅せ
世界ランキング19位で安定したプレイが売りのチェ・ヘジン(韓国、23歳、167㎝)は最終日-4、トータル-7と伸ばし、10位上げて20位タイに入った。
チェヘジンや確り伸ばし上げて魅せ
チェヘジンや後半二日上げて魅せ
チェヘジン上位に入り強さ魅せ
世界ランキング11位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、28歳、168㎝)は最終日-1、トータル-7と少し伸ばしながらも、5位下がって20位タイとなった。
マグワイヤー伸ばしながらも五位下がり
マグワイヤー伸ばし足りずに五位下がり
マグワイヤー上位に入り強さ魅せ
世界ランキング8位で我が国でも人気のあるダンボことチョン・インジ(韓国、28歳、175㎝)は最終日-2、トータル-6と伸ばし、3位上げて24位タイに入った。
チョンインジじわりと伸ばし上げて魅せ
チョンインジ最後は上げて強さ魅せ
チョンインジ中位に入り意地を魅せ
世界ランキング1位で元天才少女、10代の内に世界ランキング1位まで上り詰めた後、一旦は下がりながらも再浮上して来たリディア・コ(ニュージーランド、25歳、165㎝)は最終日+2、トータル-5と落とし、18位下がって31位タイとなった。
そして渋野日向子は最終日4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの-1、トータル-4と少し伸ばしながらも、3位下がって33位タイとなった。
最終日はインスタート(第10ホールから)で、トータル-3からスタートして、前半では1バーディーの-1、トータル-4と少し伸ばしたが、後半に入ってからは、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-4と伸ばせなかった。
渋野日向子伸ばしながらも三位下げ
渋野日向子伸ばし足りずに三位下げ
渋野日向子中位に入り意地を魅せ
世界ランキング14位のリン・シユ(中国、27歳、168㎝)は最終日イーブン、トータル-3と伸ばせず、9位下がって39位タイとなった。
世界ランキング17位のジェニファー・カプチョ(米国、25歳、165㎝)は最終日+2、トータル-2と落とし、16位下がって43位タイとなった。
世界ランキング7位でカナダの妖精と呼ばれて来たブルック・ヘンダーソン(カナダ、25歳、163㎝)は最終日-4、トータルイーブンと伸ばし、7位上げて48位タイに入った。
ヘンダーソン確り伸ばし上げて魅せ
ヘンダーソン連日上げて強さ魅せ
ヘンダーソン最後まで上げ意地を魅せ
世界ランキング3位のミンジー・リー(オーストラリア、26歳、165㎝)は最終日+2、トータル+3と落とし、4位下がって52位タイとなった。
そして西郷真央は最終日2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+3、トータル+16と落とし、単独64位のままであった。
最終日はインスタートで、トータル+13からスタートして、前半ではいきなり2ボギー、1ダブルボギーの+4、トータル+17と確り落とし、3日目と同様大崩れするのかと心配させたが、後半に入ってからは加速して、2バーディー、1ボギーの-1、トータル+16と少し伸ばしている。
西郷真央前半崩れ不安でも
後半伸ばしホッとするかも
西郷真央次の機会に期待して