4月6日(木)の朝から茨城県にある「美浦ゴルフ倶楽部(6527ヤード、パー72)」において国内女子ツアーの最終プロテスト合格を目指す選手達に向けたマイナビネクストヒロインツアーの開幕戦、「マイナビカップ」が2日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は300万円、優勝賞金は100万円となっており、賞金総額の高い2日間競技のひとつであった。
今年は2日間競技がファイナルを入れて5試合もあり、ファイナルを入れて全15試合と試合数も増えている。
なおライブ中継に付いては、インターネット動画配信サイトのALBATV(旧ゴルフネットTV)で無料配信されていた。
さて、首位タイに入ってプレーオフの5ホール目を制して見事優勝したのはプラチナ世代の政田夢乃(22歳、154㎝)で、最終日3バーディー、5ボギーの+2、トータル+5と落としながらも、結果として2位上げたことになった。
最終日はトータル+3からスタートし、前半では3バーディーの-3、トータルイーブンと伸ばしたが、後半に入ってからは5ボギーの+5、トータル+5と落としている。
ライブを視ていた感じでは、強風の中、皆バタバタと落としており、如何に少なめに落とすかと言う過酷な大会になっていたようである。
因みにこの選手は2021年シーズンの第6戦でも優勝していた。
政田夢乃強風の中勝って魅せ
政田夢乃落としながらも勝って魅せ
政田夢乃逆転勝ちで力魅せ
プレーオフに負けた結果、2位タイとなったのはプラチナ世代の山本彩乃(22歳、158㎝)、林亜莉奈(20歳、165㎝)で、トータル+5まで落とした。
山本彩乃は最終日2バーディー、4ボギーの+2と落としながらも、結果として1位上げたことになる。
最終日はトータル+3からスタートして、前半では2ボギーの+2、トータル+5と落としたが、後半に入ってからは2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル+5と維持していた。
因みにこの選手は2021年の最終戦で優勝していた。
山本や落としながらも上げて魅せ
山本やプレーオフ負け二位となり
山本や二位に入って力魅せ
林亜莉奈は最終日2バーディー、5ボギー、1クアドラプルボギー(+4)の+7と大きく落とし、結果として1位下がったことになる。
最終日は-2からスタートして、前半では2ボギーの+2、トータルイーブンと落とし、後半に入ってからも2バーディー、3ボギー、1クアドラプルボギーの+5、トータル+5と大きく落としていた。
林亜莉奈プレーオフ負け二位となり
林亜莉奈二位に入って力魅せ
単独4位に入ったのは池羽(イケバ)陽向(ヒナタ、20歳、152㎝)で最終日2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+3、トータル+6と落として1位下がった。
最終日はトータル+3からスタートして、前半では1バーディー、2ボギーの+1、トータル+4と落とし、後半に入ってからも1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの+2、トータル+4と落としている。
池羽陽向四位に入り力魅せ
池羽陽向四位に入りまた期待
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング1258位でプラチナ世代、2022年シーズンの第10戦で優勝した手束雅(22歳、167㎝)、狭間世代で2022年シーズンの第2戦で優勝した中野なゆ(23歳、159㎝)は共に最終日+3、トータル+8と落としながらも、8位上げて5位タイに入った。
手束雅落としながらも八位上げ
手束雅落としながらも五位に上げ
手束雅五位に入って強さ魅せ
中野なゆ落としながらも八位上げ
中野なゆ落としながらも五位に上げ
中野なゆ五位に入って力魅せ
黄金世代で2021年シーズンの第9戦で優勝した今綾奈(24歳、163㎝)は最終日+5、トータル+8と落とし、2位下がって5位タイとなった。
プラチナ世代の佐渡山理莉(22歳、158㎝)は最終日+5、トータル+9と大きく落とし、1位下がって10位タイとなった。
黄金世代で2019年シーズンの第1、4戦で優勝した土方優花(ヒジカタ、24歳、161㎝)は最終日+7、トータル+9と大きく落とし、8位下がって10位タイとなった。
新世紀世代で2022年シーズンの第2、3戦で優勝した和久井麻由(21歳、168㎝)は最終日+5、トータル-10と大きく落としながらも1位上げて12位タイに入った。
和久井麻由落としながらも一位上げ
和久井麻由上位に入り力魅せ
プラチナ世代で2021年シーズンの第11戦で優勝した竹本梨奈(22歳、155㎝)は最終日+7、トータル+10と大きく落とし、9位下がって12位タイとなった。
プラチナ世代で2021年シーズンの第10戦で優勝した鬼塚貴理(22歳、154㎝)は最終日+5、トータル+14と大きく落としながらも、14位上げて27位タイに入った。
鬼塚貴理落としながらも大分上げ
鬼塚貴理中位に入り意地を魅せ
プラチナ世代でかつては米国女子ツアーに挑戦していた山口すず夏(22歳、160㎝)は最終日+6、トータル+15と大きく落としながらも、11位上げて30位タイに入った。
山口や落としながらも大分上げ
山口や中位に入り意地を魅せ
黄金世代で2022年シーズンの第4戦で優勝した福岡靖菜(ハルナ、24歳、150㎝)は最終日+7、トータル+15と大きく落としながらも5位上げて30位タイに入った。
福岡や落としながらも五位上がり
福岡や中位に入り意地を魅せ
プラチナ世代でオーストラリア女子ツアーに参戦していた鈴木愛佳子(チカコ、22歳、158㎝)、プラチナ世代で2019年シーズンの最終戦で優勝した菊地りお(22歳、154㎝)は共に最終日+8、トータル+15と大きく落とし、2位下がって30位タイとなった。
黄金世代で2021年シーズンの第5戦と2022年シーズンの第6戦で優勝した澤田知佳(24歳、165㎝)は最終日+9、トータル+15と大きく落とし、10位下がって30位タイとなった。
黄金世代で2022年シーズンの第5戦で優勝した山下加衣(24歳、158㎝)は最終日+12、トータル+15と大きく落とし、27位も下がって30位タイとなった。
黄金世代で2022年シーズンの第7戦で優勝した伊藤真利奈(24歳、168㎝)は最終日+10、トータル+16と大きく落とし、19位下がって39位タイとなった。
狭間世代で2021年シーズンの第2戦と2022年シーズンのファイナルで優勝した鍋島海良(カイラ、23歳、155㎝)は最終日+9、トータル+17と大きく落とし、6位下がって41位タイとなった。
そして、世界ランキング1547位で黄金世代の黒田光理(ヒカリ、24歳、164㎝)は最終日+14、トータル+20と大きく落とし、30位も下がって単独50位となった。
ここまで書いて来て感じることは、状況の凄まじさ、そしてここでも黄金世代の多さである。
そりゃ黄金世代はこのツアーの25歳までと言う制限に近くなり、お尻に火が付いた感じになるのかも知れないなあ。
ともかく、1人でも多く最終プロテストに合格するか、海外ツアーへの道を拓くか、状況の好転を期待したい。