先週木曜日の朝から京都府にある「城陽カントリ俱楽部(６９６７ヤード､パー７２)」において国内男子ツアー、「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ」が４日間の日程で開催され、その最終日が昨日終わった。
賞金総額は１億円、優勝賞金は２０００万円で、予選ラウンド終了時に６２位タイ以内に入っていた選手７１名が決勝ラウンドへと駒を進められた。
ここには海外を主戦場としている松山英樹、川村昌弘等以外の有望な選手は大体出ており、スターはまあ目白押しのはずなのであるが、そう考えて頭に浮かんで来るのはまだ数名である。
それに、あんまり胸が弾まないので、これがもう少しワクワクして来ることを期待したかったところであるが、結果はどうなったのか！？
国内の男子ツアーはまだ地味で
ワクワク感を期待するかも
さて、首位タイとなり、プレーオフの１ホール目をパーで凌いで見事優勝したのは世界ランキング３７９位で世界アマチュアランキング１位のスーパーアマチュア、中島啓太（２１歳、１７７㎝、７５㎏）で、最終日５バーディー、１ボギーの－４、トータル－１８と伸ばし、結果として３位上げたことになる。
最終日の前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－１５と伸ばしただけであったが、後半に入って３バーディーの－３、トータル－１８まで伸ばしてホールアウトし、全員が終わるまで待つ身となった。
直ぐにもプロ転向出来る権利を得たが、アマチュアでまだやることがあるそうで、その辺りでも大物振りを発揮している！？
ともかく、松山英樹のように世界で戦える選手に成長すること、そして今朝終わった米国女子ツアーで畑岡奈紗が優勝し、笹生優花が４位タイに入ったように、日本人選手が上位争い、更に優勝争いすることを期待したい。
なんて、ちょっと先走りし過ぎだなあ。フフッ。
中島やプロを破って勝って魅せ
中島やプロを破って優勝し
更に活躍期待するかも
中島やプロを破って優勝し
期待ばかりが膨らむのかも
首位タイでホールアウトし、緊張するプレーオフで敗れた結果、単独２位となったのは世界ランキング５４８位の永野竜太郎(３３歳、１８１㎝、８５㎏)で、最終日６バーディー、３ボギーの－３、トータル－１８と伸ばし、結果として１位下がったことになる。
最終日の前半では３バーディー、２ボギーの－１、トータル－１６と、ここでは中島啓太と同じく、１打伸ばしただけであった。
後半に入って３バーディー、１ボギーの－２、トータル－１８と伸ばしたが、第１８ホールのボギーが悔しい１打となり、プレーオフに突入した。
プレーオフ敗れて二位の永野かな
悔しさばねになること期待
単独３位に入ったのは世界ランキング２７３位で若手有望選手の大岩龍一（２３歳、１８２㎝、９２㎏）で、最終日４バーディー、２ボギーの－２、トータル－１７と伸ばしながらも２位下がった。
大岩や伸ばしながらも二位下がり
大岩や伸ばし足りずに二位下がり
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング７３１位の小林伸太郎（３５歳、１７７㎝、８７㎏）は最終日－４、トータル－１６と伸ばし、３位上げて４位タイに入った。
小林や下がっても上げ力魅せ
小林や四位に入り力魅せ
世界ランキング１１９位で飛びっきり飛ばし屋の実力派外国人選手のひとり、チャン・キム（米国、３１歳、１８８㎝、１０５㎏）は最終日－３、トータル－１４と伸ばし、６位上げて６位タイに入った。
チャンキムや最後まで上げ強さ魅せ
チャンキムや六位に入り強さ魅せ
世界ランキング１４８位で曲がらないのが売りの稲森佑貴（２６歳、１６９㎝、６８㎏）は最終日－５、トータル－１３と大きく伸ばし、１０位上げて８位タイに入った。
稲森や下がっても上げ強さ魅せ
稲森や八位に入り強さ魅せ
世界ランキング１４３位で欧州男子ツアーでもまあまあ活躍している実力派外国人選手のひとり、ショーン・ノリス（南アフリカ、３９歳、１８８㎝、１００㎏）は最終日－２、トータル－１３と伸ばし、４位上げて８位タイに入った。
ショーンノリス決勝で上げ強さ魅せ
ショーンノリス八位に入り強さ魅せ
世界ランキング９４位で海外進出に夢を馳せる木下稜介（３０歳、１７４㎝、７５㎏）は最終日－１、トータル－１３と伸ばしながらも１位下がって８位タイとなった。
世界ランキング１２３位でこのところ好調を維持している実力派外国人選手のひとり、スコット・ビンセント（ジンバブエ、２９歳、１７８㎝、６８㎏）は最終日－２、トータル－１０と伸ばし、４位上げて１４位タイに入った。
ビンセント下がっても上げ強さ魅せ
ビンセント最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング２７５位の香妻陣一朗（２７歳、１６５㎝、７１㎏）は最終日イーブン、トータル－９と伸ばせず、２位下がって１８位タイとなった。
そして世界ランキング８４２位でアマチュアの河本力（２１歳、１８３㎝、８５㎏、黄金世代の河本結の弟）は最終日＋６、トータル－８と大きく落とし、１６位下がって２０位タイとなった。
最後までジェットコースターのようなプレイを見せ、面白くはあるが、まだ粗削りなところが中島との大きな差であった！？
世界ランキング３７３位で欧州男子ツアーへの復帰を目指しているベテランの谷原秀人（４２歳、１７８㎝、８０㎏）は最終日イーブン、トータル－７と維持し、２４位タイを維持した。
谷原やスコア維持して順位維持
谷原や順位維持して力魅せ
世界ランキング９５位で国内を制して海外に進出しようとしている飛ばし屋の星野陸也（２５歳、１８６㎝、７６㎏）、世界ランキング１２７位の大槻智春(３１歳、１７２㎝、９４㎏)は最終日－５、トータル－６と大きく伸ばし、２９位も上げて２８位タイに入った。
星野陸也大きく伸ばし上げて魅せ
星野陸也最後は上げて強さ魅せ
大槻や大きく上げて強さ魅せ
大槻や下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング１８１位の比嘉一貴(２６歳、１５８㎝、７０㎏)は最終日－３、トータル－６と伸ばし、１５位上げて２８位タイに入った。
比嘉一貴確り上げて強さ魅せ
比嘉一貴最後は上げて強さ魅せ
世界ランキング２５７位で実力派ベテラン選手のひとり、優しさと明るさ、そして爽やかさを感じさせ、女性からの人気も高い宮本勝昌（４９歳、１７４㎝、７６㎝）、世界ランキング２８６位の堀川未来夢(ミクム、２８歳、１７６㎝、８４㎏)は最終日－１､トータル－３と少し伸ばし、６位上げて４４位タイに入った。
宮本や下がっても上げ力魅せ
宮本や最後は上げて意地を見せ
堀川や下がっても上げ力魅せ
堀川や最後は上げて意地を見せ
世界ランキング３４３位の上井邦裕（３８歳、１８０㎝、７８㎏）は最終日イーブン、トータル－３と伸ばせず、１位下がって４４位タイとなった。
世界ランキング１４４位でこのところマッチョ化を騒がれ、また米国進出に挑戦しようとしている石川遼（３０歳、１７５㎝、７０㎏）は最終日＋４、トータル－１と落とし、２１位も下がって５３位タイとなった。
世界ランキング２０７位で米国男子ツアーへの復帰を目指すベテラン、岩田寛（４０歳、１７７㎝、７４㎏）は最終日＋９、トータル＋１１と大きく落とし、３位下がって６９位タイとなった。
