金曜日朝から長野県にある「軽井沢７２ゴルフ北コース(６６７９ヤード､パー７２)」において国内女子ツアー、「ＮＥＣ軽井沢７２ゴルフトーナメント」が３日間の日程で開催され、第２日目を中止とし、２日間の短縮競技としてその最終日が今日終わった。
賞金総額は８０００万円、優勝賞金は１４４０万円で、２日間の予選ラウンド終了時に５０位タイまでに入っている選手が決勝ラウンドに進める予定となっていたが、予選ラウンドは初日だけとし、５４位タイまでの７２名が決勝ラウンドへと駒を進めた。
これに従って、記録と加算される賞金は７５％となった。
残念ながら最終日も雨が降り、９ホールに短縮されたので、予定されていた５４ホールが２７ホールまで短縮されたが、それでもテレビ放送はフジテレビ系列を中心に、インターネットの配信も含めて生放送が最後まであり、のんびり楽しめた。
ところで、８月１９日（木）から開催される予定の米国女子ツアーのメジャー大会、「ＡＩＧ全英女子オープン」に出場する関係で出場してなかった選手も何人かいるが、それでも今、国内女子ツアーを主戦場とする実力派日本人選手は増えているから、何の心配もいらなかった！？
たとえば東京五輪で大活躍して世界ランキングが２４位まで上がった稲見萌寧、賞金女王を静かにかつ着実に狙う世界ランキング５８位で黄金世代の小祝さくら、世界ランキング４９位で新世紀世代の山下美夢有、世界ランキング４４位で昨シーズンの賞金女王、パット名手の鈴木愛等、何人も実力派選手がおり、初日から早速気合の入った小祝さくらが２位に３打差を付ける－８まで伸ばし、独走状態に入ったので、久し振りに元気な小祝さくらを見ることが出来た。
国内の女子のツアーで小祝が
気合を入れて飛び出すのかも
さて、単独首位を維持したまま見事完全優勝したのは世界ランキング５８位で黄金世代をリードするひとり、欠かさず出場していて鉄人と呼ばれている小祝さくら（２３歳、１５８㎝、５８㎏）で、最終日２バーディーの－２、トータルの－１０まで伸ばした。
全員インのみの９ホールをプレイし、第１０～１２と３ホールをパーで凌いでいる内に迫って来る選手もいたが、第１３、１４ホールと連続でバーディーを決めて突き放し、残りの４ホールをパーで凌いでそのまま優勝を決めている。
ボギーを叩かずに勝ってしまったのは流石ではないか！？
小祝や首位を維持して勝って魅せ
小祝やボギー叩かず勝って魅せ
単独２位に入ったのは世界ランキング１６４位で日本語、それも関西弁がべらべらのサイ・ペイイン（台湾、３０歳、１５６㎝、５６㎏）で、最終日４バーディーの－４、トータル－８と伸ばし、３位上げて来た。
サイペイイン確り伸ばし二位に上げ
サイペイイン二位まで上げて力魅せ
３位タイに入ったのは世界ランキング９０位で黄金世代をリードするひとり、すっかり飛ばし屋に変身した勝みなみ（２３歳、１５７㎝）、世界ランキング１９０位の酒井美紀（３０歳、１６５㎝、７８㎏）で、トータル－７まで伸ばした。
勝みなみは最終日４バーディーの－４と伸ばし、６位上げて来た。
勝みなみ確り伸ばし上げて魅せ
勝みなみ三位に上げて強さ魅せ
酒井美紀は最終日３バーディー、１ボギーの－２と伸ばしながらも１位下がった。
酒井美紀伸ばしながらも一位下げ
酒井美紀伸ばし足りずに一位下げ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１０２位で黄金世代をリードするひとり、大里桃子（２３歳、１７１㎝、６０㎏）は最終日－３、トータル－５と伸ばし、１１位上げて５位タイに入った。
大里や確り伸ばし上げて魅せ
大里や五位まで上げて力魅せ
世界ランキング１１５位で先輩からだけではなく、後輩からも謙虚に学ぼうとするベテランの菊地絵理香（３３歳、１５７㎝、５２㎏）は最終日－２、トータル－５と伸ばし、４位上げて５位タイに入った。
菊地絵理香五位に入って力魅せ
菊地絵理香五位まで上げて力魅せ
世界ランキング１２９位で反省著しく、明るさの戻って来たベテラン、笠りつ子(３３歳、１６０㎝、５８㎏)は最終日－１、トータル－５と少し伸ばし、５位タイを維持した。
笠りつ子少し伸ばして五位を維持
笠りつ子五位を維持して力魅せ
世界ランキング１３６位で飛ばし屋のベテラン、穴井詩（３３歳、１６５㎝、５８㎏）は最終日イーブン、トータル－５と伸ばせず、３位下がって５位タイとなった。
世界ランキング７０位で実力派外国人選手のひとり､ペ・ソンウ(韓国、２７歳､１６６㎝、５９㎏)、世界ランキング８１位で新世紀世代をリードするひとり、西郷真央（１９歳、１５８㎝、５７㎏）は最終日－２、トータル－４と伸ばし、６位上げて１０位タイに入った。
ペソンウや程々伸ばし上げて魅せ
ペソンウや十位に上げて強さ魅せ
西郷真央確り上げて強さ魅せ
西郷真央十位に上げて強さ魅せ
世界ランキング１３５位で飛ばし屋の中堅、渡邉彩香（２７歳、１７２㎝、６５㎏）は最終日イーブン、トータル－４と伸ばせず、５位下がって１０位タイとなった。
そして世界ランキング２４位で谷間世代のダイヤモンドを目指している？ 稲見萌寧（２２歳、１６６㎝、５８㎏）は最終日－１、トータル－３と少し伸ばしながらも３位下がって１９位タイとなった。
世界ランキング７１位でプラチナ世代をリードするひとり、笑顔が魅力の西村優菜（２１歳、１５０㎝、５０㎏）は最終日－３、トータル－２と伸ばし、２９位も上げて２５位タイに入った。
西村や確り伸ばし上げて魅せ
西村や大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング８５位で黄金世代の無冠の実力者、初優勝が待たれる高橋彩華（２３歳、１６２㎝、５５㎏）は最終日－１、トータル－２と少し伸ばし、３位上げて２５位タイに入った。
高橋や少し伸ばして上げて魅せ
世界ランキング８１位で出産。育休を経て復帰し、更に強くなったベテランの若林舞衣子（３３歳、１６５㎝、６０㎏）、世界ランキング９７位でアスリート派中堅の岡山絵里（２５歳、１６１㎝、６４㎏）は最終日－２、トータル－１と伸ばし、２２位も上げて３２位タイに入った。
若林大きく上げて強さ魅せ
岡山や大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング９１位でプラチナ世代をリードするひとり、コスメ番長と呼ばれる笑顔が魅力の吉田優利（２１歳、１５８㎝、５８㎏）は最終日＋２、トータル－１と落とし、１３位下がって２２位タイとなった。
世界ランキング４４位で昨シーズンの賞金女王、鈴木愛（２７歳、１５５㎝）は最終日－１、トータルイーブンと少し伸ばし、１０位上げて４４位タイに入った。
鈴木愛少し伸ばして上げて魅せ
鈴木愛確り上げて強さ魅せ
世界ランキング４９位で新世紀世代の国内組をリードする山下美夢有(２０歳、１５０㎝、５２㎏)は最終日イーブン、トータルイーブンと伸ばせず、４位下がって４４位タイとなった。
世界ランキング１２５位で黄金世代の歌姫、米国帰りの河本結（２２歳、１６３㎝、５８㎏）は最終日イーブン、トータル＋１と伸ばせず、５位下がって５９位タイとなった。
そして世界ランキング７４位で実力派ベテラン選手をリードする上田桃子（３５歳、１６１㎝、５４㎏）は最終日＋２、トータル＋１と落とし、３１位も下がって５９位タイとなった。
それから初日終了後、世界ランキング７９位で実力派外国人選手のイ・ミニョン（韓国、２９歳、１６８㎝、７３㎏）はトータル＋３で８４位タイ、世界ランキング１０８位で海外の試合でも強さを発揮する中堅の比嘉真美子（２７歳、１６１㎝、５８㎏）はトータル＋６で１０４位タイと大きく出遅れていたので、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
また、世界ランキング３６位で元世界ランキング１位、米国と韓国で賞金女王になったことがあるレジェンドの申ジエ（韓国、３３歳、１５５㎝、６３㎏）は初日終了後、体調不良によって棄権している。
