木曜日の１４時３０分から時差－８時間（現在サマータイム中、それ以外では－９時間）のスコットランドにある「ダンバーニーリンクス（６５８４ヤード、パー７２）」において米国女子ツアー、「スコティッシュオープン」が４日間の日程で開催され、その第２日目､すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
来週予定されている米国女子ツアーのメジャー大会、「ＡＩＧ全英女子オープン」の前哨戦のようなもので、日本人選手としては東京五輪のゴルフ競技女子の部にフィリピン代表として出場し、９位タイに入って世界ランキングが８位に上がった新世紀世代を代表する笹生優花が出ている。
世界ランキング上位の選手の中には来週に備えて出ていない選手もいるので、その分フィールドは少し薄くなっているが、それでもざっと見たところ２０位以内の選手が７人は出ているので、まあまあ厚いフィールドにはなっている。
それにしても笹生優花はゴルフを楽しむ為に何時も早め、早めの行動を心掛けているようだ。
今回はスタートダッシュ、追い上げ等、どんな展開を見せてくれるのか！？
残念ながら無料で視られる生放送は無さそうであるが、速報等でチェックして楽しんでいるが、初日は午前スタートであったので多少は楽だったのか、いきなり－５まで伸ばして２位タイに付けていたから、早速ワクワクさせられた。
しかも、前半終わったところではイーブンで、後半強風が吹く場面もあったようなのに５打伸ばしているから恐れ入る！？
笹生優花初日後半伸ばし出し
いきなり二位で期待膨らみ
もう予選通過は当然として、この後どんな展開で楽しませてくれるのか、期待せずにはいられない。
ただ、第２日目は午後スタートで、風が強くなることが多いようだから、その辺りは心配になって来る。
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング２１位でドライバーを持たないことも多いほどの飛ばし屋、このところ調子を上げているアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）で、２日目７バーディー、１ボギーの－６、トータル－９と伸ばし、１４位上げて来た。
参考の為にドライビングディスタンスを見ると、３０９ヤードも飛ばしていた。
ジュタヌガーン大きく伸ばし首位に立ち
ジュタヌガーン大きく伸ばし首位奪い
２位タイに付けているのは世界ランキング３６位のチャーリー・ハル（イングランド）、世界ランキング６８位のエミリー・ペデルセン（デンマーク）、世界ランキング５６位のアッタヤ・ティティクル（タイ）で、トータル－６まで伸ばしている。
チャーリー・ハルは２日目４バーディー、１ボギー、エミリー・ペデルセンは２日目２イーグル、５バーディー、６ボギーで、共に－３と伸ばし、１３位上げて来た。
チャーリー・ハルのドライビングディスタンスは２９４．５ヤードとやはりよく飛ばしている。
チャーリーハル確り伸ばし二位に上げ
チャーリーハル二位まで上げて強さ魅せ
エミリー・ペデルセンのドライビングディスタンスは３０９．５ヤードと凄く、出入りの激しさを見ても、確り攻めた感じがする。
ペデルセン確り伸ばし二位に上げ
ペデルセン確り飛ばし二位に上げ
アッタヤ・ティティクルは２日目６バーディー、４ボギーの－２と伸ばし、３位上げて来た。
ドライビングディスタンスは２８０ヤードと飛ばしているが、上記の選手等と比べると大人し目に見える！？
ティティクルや確り飛ばし二位に上げ
ティティクルや確り攻めて二位に上げ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング１７位のイ・ジョンウン６（韓国）は２日目－４、トータル－５と伸ばし、３０位も上げて５位タイに付けて来た。
イジョンウン確り伸ばし五位に上げ
イジョンウン五位まで上げて強さ魅せ
そして笹生優花は２日目４バーディー、４ボギーのイーブン、トータル－５と伸ばせず、３位下がって５位タイとなっている。
因みにドライビングディスタンスは２８９．５ヤードと確り飛ばしている。
参考までに２日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、全員アウトスタート(第１ホールから)で、トータル－５から出て、前半では２ホールをパーで凌いだ後、第３ホールでボギーを叩き、１つ空いて第５、６ホールと連続でボギーを叩いたので、この時点で一挙に３打も落とし、トータル－２となっている。
この時速報を見たので、今日は何処まで落ちて行くのかなあ、と諦め掛けていた。
しかし、そこで終わらないのが笹生優花のようで、空かさず第７ホールでバーディーを決めて少し取り返し、バウンスバック！
残りの２ホールをパーで凌いで結局２打落として、トータル－３で後半へと繋いでいる。
この後半では台風並みに風が強くなり、なんて書いている人も散見されたが、いきなり第１０、１１ホールと連続でバーディーを決め、続く４ホールをパーで凌いだ後、第１６ホールでボギーを叩いたが、空かさず第１７ホールでバーディーを決めて取り返して、結局２打伸ばしてトータル－５とスタート時点まで戻し、決勝ラウンドへと繋いでいる。
笹生優花スコア落とさず三位下げ
笹生優花風にも耐えて落とさずに
決勝ラウンド期待するかも
世界ランキング３１位のイエリミ・ノー（米国）は２日目イーブン、トータル－４と伸ばせず、６位下がって１１位タイとなっている。
世界ランキング１８位のアリー・ユーイング（米国）は２日目－３、トータル－２と伸ばし、５９位も上げて２０位タイに付けて来た。
ユーイング確り伸ばし上げて魅せ
ユーイング大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング９位のリディア・コ（ニュージーランド）は２日目イーブン、トータル－２と維持し、４位上げて２０位タイに付けて来た。
リディアコやスコア維持して順位上げ
リディアコや風にも負けず上げて魅せ
世界ランキング３５位のカルロタ・シガンダ(スペイン)は２日目－１、トータル－１と少し伸ばし、２７位も上げて２８位タイに付けて来た。
シガンダや大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング１３位で飛ばし屋のパティー・タバタナキト（タイ）は２日目＋３、トータルイーブンと落とし、２０位も下がって３５位タイとなっている。
因みにドライビングディスタンスは３１９ヤードと、流石であった！？
世界ランキング３５位のエイミー・ヤン（韓国）は２日目＋２、トータル＋１と落とし、１０位下がって４５位タイとなっている。
世界ランキング３９位のチョン・インジ（韓国）は２日目＋２、トータル＋２と落とし、８位下がって６３位タイとなり、ぎりぎりで予選を通過している。
そして、世界ランキング２３位のオースティン・アースト（米国）、および世界ランキング２５位のリゼット・サラス（米国）は共に２日目＋３、トータル＋２と落とし、２８位も下がって６３位となり、ぎりぎりで予選を通過している。
それから、世界ランキング１４位のハナ・グリーン（オーストラリア）、世界ランキング３３位のモリヤ・ジュタヌガーン（タイ、アリヤ・ジュタヌガーンの姉）はトータル＋３で７２位タイ、世界ランキング４８位のハー・ミジョン（韓国）、世界ランキング２７位のソフィア・ポポフ（ドイツ）はトータル＋４で８５位タイ、世界ランキング２９位のエイミー・オルソン（米国）はトータル＋５で９７位タイ、そして世界ランキング１０位のミンジー・リー（オーストラリア）はトータル＋６で１０６位タイとなり、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っている。
