木曜日の午後から時差-8時間(現在サマータイム中、それ以外では-9時間)の北アイルランドにある〔1〕「ガルゴルム キャッスルGC 」、および〔2〕「マセリーンGC」において米国女子、欧州男子、欧州女子が共催するツアー、「ISPSハンダ・ワールドインビテーショナル」が4日間の日程で開催され、その第3日目、すなわち決勝ラウンド初日が終わっている。
これは男女144名ずつが同コース、同日程、同賞金総額で競う珍しい競技となっている。
なんて、欧州ツアーでも以前男子と女子が同じコースを同時に回る競技があったなあ。
ともかく面白そうな競技で、日本人選手としては先週の欧州男子ツアー、「ガレス・ベイル カズーオープン」で単独5位に入って世界ランキングが181位に上がった旅人ゴルファー、川村昌弘が出ている。
したがって、ここでは欧州男子ツアーの分に付いて触れておく。
このツアーの生放送は期待出来ないが、ライブ速報、記事等を頼りに楽しみたい。
また川村昌弘に付いては、ゴルフ愛&旅情漂う人気のコラム、「いま僕はココにいます」が「Vol.119 北アイルランド編」に更新されていた。
先週の会場があったウェールズのニューポートからレンタカーに乗り、イングランド、スコットランドを経て、フェリーで海を渡り、今週の会場がある北アイルランドのベルファストまで803㎞の旅となったそうな。
行ってみて分かったことは、2日間の予選ラウンド終了時に60位タイまでのCUTがあり、決勝ラウンドを1日終えた時点で35位タイまでに絞り込まれることだと言う。
実際には予選ラウンド終了後、男子は68名、女子は64名が決勝ラウンドに駒を進めている。
東京五輪の影響もあり、フィールドはそんなに厚くなさそうであるが、さてどんな展開が待っているのか!?
川村正旭利自体は初日が終わった時点では-5まで伸ばして単独4位に付け、第2日目が終わった時点でトータル-6まで伸ばしながらも9位タイに下がったが、余裕の予選通過を果たしているので、この後にも大いに期待したい。
川村や余裕で予選通過して
首位争いに加わるのかも
なお、決勝ラウンドでは全員が〔1〕のコースを回ることになっており、第3日目はイン(第10ホールから)とアウト(第1ホールから)に分かれてスタートした。
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング241位のジョルダン・スミス(イングランド)で、3日目5バーディーの-5、トータル-15と大きく伸ばし、1位上げて来た。
再浮上力を魅せるスミスかな
また首位に力を魅せるスミスかな
単独2位に付けているのは世界ランキング356位のデビッド・ホージー(イングランド)で、3日目7バーディー、1ボギーの-6、トータル-14と大きく伸ばし、1位上げて来た。
ホージーや連日伸ばし二位に上げ
ホージーや二位まで上げて力魅せ
単独3位に付けているのは世界ランキング678位のダニエル・ヒリアー(ニュージーランド)で、3日目1イーグル、1バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-11と伸ばせず、2位下がっている。
ヒリアーやスコア伸ばせず二位下がり
ヒリアーやスコア伸ばせず首位を落ち
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
川村昌弘は3日目6バーディー、2ボギーの-4、トータル-10と伸ばし、5位上げて4位タイに付けて来た。
要するに、2日目に下がった分だけ3日目に上がって来たわけである。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、〔1〕のコースのアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-6から出て、前半では第2ホールでバーディーを決めたが、続く第2ホールでボギーを叩いて元に戻り、続く4ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでまたバーディーを決めたが、続く第9ホールでまたボギーを叩いて元に戻り、結局トータル-6のまま後半へと繋いでいる。
後半に入っていきなり第10ホールでバーディーを決め、1つ空いて第12ホールでもバーディーを決めて、続く2ホールをパーで凌いだ後、第15ホールでもバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでもバーディーを決めて、結局後半で一気に4打伸ばし、トータル-10として最終日へと繋いでいる。
これは最終日にまた期待が膨らんで来るではないか!?
川村や下がっても上げ強さ魅せ
川村やまた四位にし強さ魅せ
世界ランキング94位のジャスティン・ハーディング(南アフリカ)は3日目-3、トータル-9と伸ばし、3位上げて6位タイに付けて来た。
ハーディング連日上げて強さ魅せ
ハーディング六位に上げて力魅せ
世界ランキング268位のイグナシオ・エルビラ(スペイン)は3日目イーブン、トータル-7と伸ばせず、7位下がって12位タイとなっている。
世界ランキング126位のサンティアゴ・タリオ(スペイン)は3日目-2、トータル-5と伸ばし、6位上げて22位タイに付けて来た。
上げ続け強さを魅せるタリオかな
また上げて強さを魅せるタリオかな
世界ランキング123位のマルクス・アーミティジ(イングランド)、世界ランキング206位のコナー・サイメ(スコットランド)、世界ランキング237位のマバリック・アントクライフ(オーストラリア)は3日目-2、トータル-4と伸ばし、7位下がって27位タイに付けて来て、ぎりぎりでMDF(予選通過後の第2CUT)を通過して、最終の第4ラウンドへと駒を進めている。
アーミティジ連日上げて強さ魅せ
アーミティジぐんぐん上げて強さ魅せ
コナーサイメ連日上げて力魅せ
コナーサイメぐんぐん上げて力魅せ
下がってもアントクライフ上げて魅せ
決勝でアントクライフ上げて魅せ
そして、世界ランキング278位のジャック・セニオール(イングランド)は3日目+2、トータル-4と落とし、18位下がって27位タイとなって、ぎりぎりでMDFを通過している。
それから、世界ランキング85位のアンディ・スリバン(イングランド)、世界ランキング167位のキャラム・ヒル(スコットランド)、世界ランキング211位のマーク・ウォーレン(スコットランド)はトータル-2で47位タイ、世界ランキング225位のウィル・ベスリング(オランダ)、世界ランキング298位のペップ・アングルス(スペイン)はトータル-1で53位タイとなって、残念ながらMDFの憂き目に遭っている。
なお女子の方に付いて少しだけ見ておくと、世界ランキング27位のジェニファー・カプチョ(米国)がトータル-13で首位タイに上げ、世界ランキング61位のアッタヤ・ティティクル(タイ)がトータル-10で単独5位に上げているのは流石ではないか!?
また、世界ランキング38位のチャーリー・ハル(イングランド)、世界ランキング69位の張替美那(米国)はトータル-8で8位タイに下がっている。
それから、世界ランキング31位のイエリミ・ノー(米国)はトータル-7で13位タイに上げて来た。
そして、世界ランキング24位のリゼット・サラス(米国)はトータル-2で43位タイを維持したが、 残念ながらMDFの憂き目に遭っている。