sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

全米女子オープン最終日①、キム・アリムおめでとう!・・・R2.12.15①

 先週の金曜日の0時20分頃から時差-15時間の米国テキサス州にある「チャンピオンズGC サイプレスクリーク・コース(6731ヤード、パー71)、ジャックラビット・コース(6558ヤード、パー71)」において米国女子ツアーのメジャー大会、「全米女子オープン選手権」が4日間の日程で開催され、悪天候の後の難しい状況、難しい設定の中、その第4ラウンド、すなわち最終日の分が悪天候によるサスペンデッドを挟んで2日掛かりで終わった。

 

 予選ラウンドでは上記の2つのコースを回り、決勝ラウンドでは長い方のサイプレスクリーク・コースを回ることになっている。

 

 これまでにも日本人選手が度々上位入賞を果たして来ている大会であるが、今年は何と19人が出場して9人が決勝ラウンドに進んでいる。

 

 そして渋野日向子が第3ラウンドで落としながらも何とか単独首位を維持しているから、これは最後の最後まで目が離せず、面白くなって来た!?

 

 生放送は何時通りにWOWOWだけかと諦めかけていたら、CS放送のゴルフネットワークテレビ東京系列でも行われており、更にインターネットも活用されているから、のんびり楽しむことが出来た。

 

        なでしこや米国ツアー賑わせて

       

        米国でやまとなでしこ活躍し

        胸熱くしてつい寝不足に

 

 さて単独首位に抜け出て見事優勝したのは世界ランキング94位のキム・アリム(韓国)で、最終日6バーディー、ボギーの-4、トータル-3と伸ばし、8位上げて来た。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールからスタート)で、トータル+1から出て、前半では4ホールをパーで凌いだ後、第5、6ホールと連続でバーディーを決め、1つ空いて第8ホールでもバーディーを決めて、トータル-2まで伸ばしている。

 

 後半に入っていきなり第10、11ホールと連続でボギーを叩き、トータルイーブンまで後退したが、続く4ホールをパーで凌いでいる内に先頭集団が落とし、或いは伸ばせず、そして第16~18ホールと怒涛の3連続バーディーを決めて一気にトップまで駆け上がってホールアウトした。

 

        キムアリム最後にダッシュ勝って魅せ

 

        キムアリム終盤ダッシュ勝って魅せ

 

 2位タイに入ったのは世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)、世界ランキング68位のエイミー・オルソン(米国)で、トータル-2となった。

 

 コ・ジンヨンは最終日4バーディー、1ボギーの-3と伸ばし、7位上げて来た。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル+から出て、前半では4ホールをパーで凌ぎ、第5ホールで漸くバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いで、第8ホールでもバーディーを決めて、トータル-1まで伸ばしている。

 

 後半に入っていきなり第10ホールでボギーを叩き、トータルイーブンに後退したが、続く5ホールをパーで凌いでいる内に先頭集団が落とし、或いは伸ばせず、そして第16ホールでバーディーを決め、1つ空いて第18ホールでもバーディーを決めて一気に2位まで駆け上がってホールアウトした。

 

 怖い存在であったのは確かであったが、今回はキム・アリムが何かを持っていたようだ。

 

        コジンヨン実力発揮二位となり

 

        コジンヨン強さを魅せて二位となり

 

 エイミー・オルソンは最終日3バーディー、4ボギーの+1と少し落としながらも2位を維持した。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-3から出て、前半では何と第2~4ホールと3連続でボギーを叩き、トータルイーブンまで落として、一気に先頭集団から落ちて行くかと思われたが、続く第5ホールでバーディーを決めてバウンスバック!

 

 第6ホールでも連続してバーディーを決め、トータル-2まで戻した。

 

 続く3ホールをパーで凌いでいる内に、渋野日向子が落としたので首位タイとなり、トータル-2のまま前半を終えた。

 

 後半に入って6ホールをパーで凌いでいる内に周りが伸ばし、第16ホールでボギーを叩いてトータル-1に落とし、3位に下がっている。

 

 そして1つ空いて第18ホールで漸くバーディーを決めてトータル-2に戻し、2位タイとなってホールアウトした。

 

 メンタルの弱さを指摘するコメントもあったが、義父の死と言う身内の不幸にも耐え、結局2位を維持したのは流石ではないか!?

 

        オルソンや悲しみに耐え二位を維持

 

        オルソンや落ち掛けながら再浮上

 

 そして単独4位となったのは世界ランキング16位で黄金世代の渋野日向子(22歳、167㎝、62㎏)で、最終日2バーディー、5ボギーの+3、トータル-1と落として3位下がった。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-4から出て、前半では第2ホールでボギーを叩き、続く4ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでまたボギーを叩いてトータル-2となり、エイミー・オルソンに並ばれている。

 

 後半に入っていきなり第10,11ホールとボギーを叩いてトータルイーブンまで落として遂に首位を陥落し、1つ空いて第13ホールで漸くバーディーを決めたが、続く3ホールをパーで凌いだ後、第17ホールでボギーを叩いてまたトータルイーブンに落としてしまった。

 

 そして第18ホールで長いバーディーパットを沈めてトータル-1と何とかアンダーパーで終えることが出来た。

 

 何でも気温が一気にかなり下がっており、寒さ対策の甘さが大きく影響したのではないか!? と言う記事やコメントが散見された。

 

 もしそうであればスポンサーも含めたチームの課題もありそうだ。

 

        耐えられず首位を陥落渋野かな

 

        渋野日向子寒さに負けて首位を落ち

 

        渋野日向子最後は意地でアンダーに

 

 単独で5位を維持したのは世界ランキング60位のメガン・カン(米国)で、最終日3バーディー、4ボギーの+1、トータル+1と少し落とした。

 

 最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータルイーブンから出て、前半では4ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでボギーを叩いたが、空かさず第6ホールでバーディーを決めてバウンスバック!

 

 続く第7、8ホールと連続でボギーを叩いたが、空かさず第9ホールでバーディーを決めてバウンスバック!

 

 結局1打落としてトータル+1となっている。

 

 後半に入って第11ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第13ホールでバーディを決めて取り返し、残りの5ホールをパーで凌いで、結局トータル+1のままホールアウトした。

 

 耐えて耐えて5位を死守した感じである。

 

        メガンカン落としながらも五位を維持

 

        メガンカン何とか耐えて五位を維持 

 

 なお、YAHOOのスポーツナビのゴルフに関するデータは更新が遅れがちであるので、世界ランキングに付いては他のデータを参考にさせて貰った。

 

 以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。

 

 世界ランキング5位のパク・インビ(韓国)は最終日-3、トータル+2と伸ばし、27位も上げて6位タイに入った。

 

 最終日にこの上げ方、流石の強さではないか!?

 

        パクインビ最後に上げて強さ魅せ

 

        パクインビ最後爆上げ強さ魅せ 

 

 世界ランキング12位のイ・ジョンウン6(韓国)は最終日イーブン、トータル+2と維持し、9位上げて6位タイに入った。

 

 この選手も最終日何気にここまで上げて来るのは流石ではないか!?

 

        最後も上げジョンウン6強さ魅せ

 

        上げ続けジョンウン6強さ魅せ

 

 世界ランキング48位のモリヤ・ジュタヌガン(タイ)は最終日+3、トータル+2と落とし、3位下がって6位タイとなった。

 

 世界ランキング25位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ、モリヤ・ジュタヌガーンの妹)は最終日+2、トータル+3と落としながらも9位タイを維持した。

 

 以前から考えると影が薄くなったが、爆発力があるだけに、やっぱりまだまだ怖い存在であったが、この寒さはやはりきつかったか!?

 

 面白いのはデータによってはモリヤ・ジュタヌガーンと共に身長が163㎝となっているところである。

 

 先日の記事ではモリヤ・ジュタヌガーンが157㎝となっており、並んで歩いている写真を見れば、10㎝以上は違う感じであるから、アリヤ・ジュンタヌガーンの方はよくあるデータのように170㎝はあるのだろう。

 

 アマチュアのケイトリン・パップ(米国)は最終日+3、トータル+3と落とし、4位下がって9位タイとなった。

 

 世界ランキング73位で国内女子ツアーを主戦場とするイ・ミニョン(韓国)は最終日-1、トータル+4と少し伸ばし、22位も上げて11位タイに入った。

 

 彼女が普段一緒の舞台に立つ渋野日向子の強さを認め、優勝すると言ってくれたそうであるが、残念ながらそうは行かなかった。

 

 それはまあともかく、或る意味余裕の発言で、その分余計な力が抜けていたのか? 本来の強さを見せてくれたようである。

 

        イミニョンや実力発揮上げて魅せ

 

        イミニョンや大きく上げて力魅せ

 

 以下、日本人選手の活躍が観られたが、時間の関係でそれは明日に続くとしておく。