４月１４（木）の未明から時差－１９時間の米国・ハワイ州にある「ホアカレイ・カントリークラブ（６６０３ヤード、パー７２）」において米国女子ツアー、「ロッテ選手権」が４日間の日程で開催され、その第３日目、すなわち決勝ラウンド初日が終わっている。
或る記事によると賞金総額は２００万ドル、優勝賞金３０万ドルとなっているから、たとえば今日は１ドルが１２６．４４円となっているので、それぞれ約２億５３００万円、約３８００万円となり、平均的な国内女子ツアーの倍ぐらいか？
日本人選手としては世界ランキング１１位で黄金世代を代表し、エースの畑岡奈紗（２３歳、１５８㎝）、世界ランキング１２位で新世紀世代を代表し、全米女子オープンで優勝した飛ばし屋の笹生優花（２０歳、１６６㎝、６３㎏）、世界ランキング２０位でプラチナ世代を代表し、海外のメジャー大会でも強いところを見せている古江彩佳（２１歳、１５３㎝、５４㎏）、世界ランキング３７位で黄金世代をリードするひとり、全英女子オープンで優勝した渋野日向子（２３歳、１６７㎝、６２㎏）、世界ランキング４７２位でリオ五輪で４位に入った野村敏京（２９歳、１６６㎝、６０㎏）、世界ランキング１１７２位でプラチナ世代の山口すず夏（２１歳、１６０㎝）が出場しており、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子、野村敏京が予選を通過している。
全体では予選ラウンド終了時に６２位タイまでに入っていた７７名の選手が決勝ラウンドへと駒を進められた。
野村敏京は米国女子ツアーでの優勝経験が３度あり、腰痛に悩まされず、元気な頃は体格的にも飛距離的にも笹生優花と比べられそうな感じであった記憶がある。
或る記事によると、本人も３日目に笹生優花と一緒に回ってかつての自分を重ね、懐かしさを覚えたようであった。
腰痛との付き合い方にも大分慣れて来たようで、この後にも注目したい。
腰痛と付き合いプレイ野村かな
なお、ライブ中継に付いては４日間に亘りWOWOW、およびインターネットの動画配信サイトのＧＯＬＦＴＶで放送されている。
さて単独首位を維持しているのは世界ランキング１３位のキム・ヒョージュ（韓国、２６歳、１６５㎝）で、３日目２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－１０と維持している。
決勝ラウンドでは全員アウトスタート（第１ホールから）で、トータル－１０から出て、前半では１ボギーの＋１、トータル－９と少し落としたが、後半に入ってからは２バーディー、１ボギーの－１、トータル－１０と戻したのは流石ではないか！？
キムヒョージュ巧さを魅せて首位を維持
キムヒョージュ強さを魅せて首位を維持
キムヒョージュ首位を維持して強さ魅せ
２位タイに付けているのは世界ランキング５１０位のブリアナ・ドウ（米国、３２歳、１６０㎝）、渋野日向子で、トータル－７まで伸ばしている。
ブリアナ・ドウは３日目６バーディー、１ボギーの－５と大きく伸ばして１５位上げて来た。
トータル－２から出て、前半では４バーディーの－４、トータル－６と確り伸ばし、後半に入っても２バーディー、１ボギーの－１、トータル－７と少し伸ばしている。
ブリアナドウ前半伸ばし二位に上げ
ブリアナドウ二位まで上げて力魅せ
渋野日向子は３日目４バーディーの－４と伸ばして９位上げて来た。
３日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル－３から出て前半では全てパーで凌ぎ、トータル－３のまま後半へと繋いでいる。
後半に入ると、いきなり第１０、１１ホールと連続でバーディーを決め、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１４ホールでもバーディーを決め、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１７ホールでもバーディーを決めたので、結局後半だけで４打伸ばし、トータル－７として最終日へと繋いでいる。
スコアを強風の影響で崩したり、緊張が強まって伸ばせなかったりする選手が多い中、バーディーを叩かず、後半だけで伸ばして行ったのは好調期に入ったことを表している！？
渋野日向子確り伸ばし二位に付け
渋野日向子ボギー叩かず二位に付け
渋野日向子二位まで上げて強さ魅せ
渋野日向子二位まで上げて期待させ
以下気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング３５位のアリヤ・ジュタヌガーン（タイ、２６歳、１７０㎝）は３日目＋１、トータル－５と少し落とし、３位下がって６位タイとなっている。
世界ランキング４１位のアン・ナリン(韓国、２６歳、１６７㎝)は３日目＋１、トータル－４と少し落とし、３位下がって８位タイとなっている。
世界ランキング３０位で日本でも何度か活躍し、人気のあるダンボことチョン・インジ（２７歳、１７５㎝）は３日目－１、トータル－３と少し伸ばし、５位上げて１２位タイに付けて来た。
チョンインジ少し伸ばして上げて魅せ
チョンインジじわじわ上げて強さ魅せ
世界ランキング１７位のセリーヌ・ビュティエ（フランス、２８歳、１６５㎝）は３日目－２、トータル－１と伸ばし、１８位上げて２１位タイに付けて来た。
下っても上げ強さ魅すビュティエかな
再浮上強さを魅せるビュティエかな
世界ランキング１９位のアンナ・ノードクイスト（スウェーデン、３４歳、１８３㎝）は３日目－３、トータルイーブンと伸ばし、３３位も上げて２９位タイに付けて来た。
ノードクイスト下がっても上げ強さ魅せ
ノードクイスト大きく上げて強さ魅せ
世界ランキング１６位で前の試合であるメジャー大会の「シェブロン選手権」では見事米国女子ツアー初優勝を果たしたジェニファー・カプチョ（米国、２４歳、１６５㎝）は３日目－１、トータル＋１と少し伸ばし、１５位上げて３３位タイに付けて来た。
確りと上げ強さ魅すカプチョかな
上げ続け強さを魅せるカプチョかな
世界ランキング５位で天才少女と呼ばれるアタヤ・ティティクル（タイ、１９歳）は３日目イーブン、トータル＋１と維持し、６位上げて３３位タイに付けて来た。
ティティクルや下がっても上げ強さ魅せ
ティティクルや下がっても上げ期待させ
世界ランキング３位で、かつては天才少女と呼ばれたリディア・コ（ニュージーランド、２４歳、１６５㎝）は３日目＋１、トータル＋１と少し落としながらも３３位タイを維持している。
リディアコや落としながらも順位維持
リディアコや順位維持して意地を魅せ
笹生優花は３日目３バーディー、２ボギー、１ダブルボギーの＋１、トータル＋４と少し落としながらも、６位上げて５６位タイに付けて来た。
３日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル＋３から出て、前半ではいきなり第１ホールでバーディー決め、１つ空いて第３ホールでもバーディーを決め、残りの６ホールをパーで凌いだので、結局２打伸ばし、トータル＋１として後半へと繋いでいる。
この辺りで速報を見たので、これは何時ものように快調に伸ばして行くかと、ちょっと期待を膨らませ掛けた。
後半に入って２ホールをパーで凌いだ後、第１２ホールでボギーを叩いたが、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１５ホールでバーディーを決めて取り返し、これは終盤に取り返すパターンかとここでもまだ期待していた。
しかし、１つ空いて第１７ホールではダブルボギーを叩き、第１８ホールではボギーを叩いたので、結局後半で３打落とし、トータル＋４として最終日へと繋いでいる。
と言うことで、今回も優勝争いからは更に遠くなったが、最終日に少しでも上げて行くことを期待したい。
笹生優花じわじわ落とし最終日
上位浮上を期待するかも
笹生優花耐えるゴルフの三日間
最後の伸びを期待するかも
世界ランキング２５位のジョージア・ホール（イングランド、２６歳、１６５㎝）は３日目＋４、トータル＋５と落とし、２２位も下がって６１位タイとなっている。
野村敏京は３日目＋３、トータル＋６と落とし、６位下がって６８位タイとなっている。
３日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル＋３から出て、前半では第２、３ホールと連続でバーディーを決め、続く３ホールをパーで凌いだ後、第７ホールでボギーを叩き、１つ空いて第９ホールでもボギーを叩いたので、結局伸ばせず、トータル＋３のまま後半へと繋いでいる。
後半に入ると２ホールをパーで凌いだ後、第１２ホールでボギーを叩き、続く３ホールをパーで凌いだ後、第１６、１７ホールと連続でボギーを叩いたので、結局３打落とし、トータル＋６として最終日へと繋いでいる。
まあここは上手く気分転換を図り、最終日に期待したい。
気分換え最後に期待野村かな
最後まで期待を繋ぐ野村かな
世界ランキング２１位のレオナ・マグワイヤー（アイルランド、２７歳、１６８㎝）は３日目＋４、トータル＋６と落とし、２０位も下がって６８位タイとなっている。
古江彩佳は３日目２バーディー、８ボギーの＋６、トータル＋６と珍しく大きく落とし、３５位も下がって６８位タイとなっている。
３日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータルイーブンから出て、前半では第２、４、６～８ホールとボギーを叩いたので、５打落とし、トータル＋５として後半へと繋いでいる。
後半に入っても、いきなり第１０ホールでボギーを叩いたが、空かさず第１１ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック！
続く２ホールをパーで凌いだ後、第１４ホールでまたボギーを叩き、続く２ホールをパーで凌いだ後、第１７日ホールでもボギーを叩いたが、空かさず第１８ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック！
結局後半では１打落とし、トータル＋６として最終日へと繋いでいる。
後半にもボギーを叩いているが、バウンスバックを２回もしているところに意地が見られたか！？
ここはこれ以上四の五の言わず、最終日の好プレイに期待したい。
古江彩佳四の五の言わず最終日
何とか中位上昇期待
