8月8日(木)の夜から時差-13時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-14時間)の米国・ノースカロライナ州にある「セッジフィールド・カントリークラブ(7131ヤード、パー70)」において米国男子ツアー、「ウィンダム選手権」が4日間の日程で開催される予定であったが、暴風雨の影響でサスペンデッドが続き、予定の第4日目、すなわち最終日になっても第2ラウンド、すなわち予選ラウンドの最終ラウンドの一部が残っている状態であった。
したがって第4日目は第2ラウンドの残りを終え、更に第3ラウンド、最終ラウンド、すなわち決勝ラウンドを終える予定で進行されたが、最後に或る選手の要望もあって、最終ラウンドでは1人を残した。
そしてその最終ラウンドも第5日目になって漸く終えられた。
ここでは最終ラウンドの様子に付いて触れておく。
それはまあともかく、この試合はレギュラーシーズンの最終戦となるそうな。
プレーオフシリーズへの出場権、来シーズンのシード権確保等が掛かる、結構大事な試合になると言う。
公式サイトによると賞金総額は790万ドルとなり、1ドルを約147円とすれば、これは約11億6000万円であった。
そして優勝賞金は142.2万ドルとなり、これは約2億0900万円であった。
なお日本人選手としては世界ランキング99位でDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)における優勝を含めた活躍から主戦場を移して来た新鋭の久常涼(21歳、175㎝、75㎏)が出場しており、18位タイと、余裕の予選通過を果たした。
なお全体タイでは前半2ラウンドに亘る予選ラウンド終了時に46位タイまでに入っていた67名の選手が後半2ラウンドに亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビではCS放送のゴルフネットワークによって4日間に亘って放送され、土日にはBSJapanextが加わった。
そしてインターネットではU-NEXTによって4日間に亘り配信が配信されていた。
久常涼早一年が過ぎて行き
繋ぐチャンスになっていたかも
さて単独首位に抜け出て、見事逆転優勝を果たしたのは世界ランキング48位のアーロン・ライ(イングランド、29歳、180㎝、68㎏)で、最終ラウンド6バーディーの-6、トータル-18と大きく伸ばして2位上げて来た。
最終ラウンドはアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-12からスタートして、前半ではいきなり4バーディーの-4、トータル-16と確り伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-18と伸ばした。
なおこれがこのツアーでは念願の初優勝となっており、この試合の結果を踏まえて世界ランキングは22位まで上がっている。
アーロンライ大きく伸ばし上げて魅せ
アーロンライ最後まで上げ力魅せ
アーロンライ逆転勝ちで力魅せ
アーロンライ初優勝でまた期待
単独2位に入ったのは世界ランキング76位のマックス・グレイセマン(米国、29歳、178㎝、79㎏)で、最終ラウンド2イーグル、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギー、1クアドラプルボギー(+4)の-1、トータル-16と少し伸ばしながらも1位下がった。
最終ラウンドはアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-15からスタートして、前半ではいきなり1イーグル、3バーディー、1ボギーの-4、トータル-19と確り伸ばしたが、後半に入ってからは1イーグル、1バーディー、1ダブルボギー、1クアドラプルボギーの+3、トータル-16と落とした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは54位まで上がっている。
グレイセマン伸ばしながらも一位下げ
グレイセマン伸ばし足りずに一位下げ
グレイセマン二位に入って力魅せ
3位タイに入ったのは世界ランキング150位のJ.J.スパウン(米国、33歳、173㎝、84㎏)、久常涼で、トータル-15まで伸ばした。
J.J.スパウンは最終ラウンド6バーディーの-6と大きく伸ばして12位上げて来た。
最終日はアウトスタートで、トータル-9からスタートして、前半では3バーディーの-3、トータル-12と伸ばし、後半に入ってからも3バーディーの-3、トータル-15と順調に伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは102位まで上がっている。
スパウンや大きく伸ばし上げて魅せ
スパウンや最後まで上げ力魅せ
スパウンや三位に入り力魅せ
久常涼は最終ラウンド6バーディー、3ボギーの-3と伸ばして3位タイを維持した。
最終ラウンドの様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-12からスタートして、前半では3ホールをパーで凌いだ後、第4~6ホールと3連続でバーディーを決め、続く第7ホールではボギーを叩いたが、空かさず第8ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
結局3打伸ばし、トータル-15として後半へと繋いだ。
後半に入ってからは3ホールをパーで凌いだ後、第13ホールでバーディーを決め、続く第14ホールでボギーを叩いたが、空かさず第15ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
続く2ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでボギーを叩いたので、結局後半では伸ばせず、トータル-15のままホールアウトした。
と言うわけで終盤の失速が残念であったが、それでも大崩れせず、3位を維持したのは流石ではないか!?
これで来シーズンのシード権も見えて来たようで、これからも期待しながら応援したい。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは77位まで上がっている。
久常涼確り伸ばし三位維持
久常涼三位維持して力魅せ
久常涼三位に入り力魅せ
久常涼三位に入りまた期待
単独5位に入ったのは世界ランキング214位でアマチュアのルーク・クラントン(米国、20歳)で、最終ラウンド5バーディー、4ボギーの-1、トータル-14と少し伸ばしながらも3位下がった。
最終ラウンドはインスタート(第10ホールから)で、トータル-13からスタートして、前半では2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-13と伸ばせなかったが、後半に入ってからは3バーディー、2ボギーの-1、トータル-14と少し伸ばした。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは140位まで上がっている。
クラントン伸ばしながらも三位下げ
クラントン伸ばし足りずに三位下げ
クラントン五位に入って力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング62位のオースティン・エックロート(米国、25歳、183㎝、79㎏)は最終ラウンド-3、トータル-13と伸ばし、6位上げて単独6位に入った。
エックロート確り伸ばし上げて魅せ
エックロート決勝で上げ力魅せ
エックロート六位に入り力魅せ
世界ランキング54位のエリック・コール(米国、36歳、175㎝、70㎏)は最終ラウンド-7、トータル-12と爆発的に伸ばし、40位も上げて7位タイに入った。
爆発し最後に上げたコールかな
最後上げ力を魅せたコールかな
力魅せ七位入りしたコールかな
世界ランキング34位のビリー・ホーシェル(米国、37歳、183㎝、79㎏)は最終ラウンド-3、トータル-12と伸ばし、8位上げて7位タイに入った。
ホーシェルや確り伸ばし上げて魅せ
ホーシェルや最後は上げて力魅せ
ホーシェルや七位に入り力魅せ
世界ランキング42位のデイビス・トンプソン(米国、25歳、193㎝、88㎏)は最終ラウンド+1、トータル-11と少し落とし、9位下がって12位タイとなった。
世界ランキング21位のキーガン・ブラッドリー(米国、38歳、191㎝、88㎏)は最終ラウンドイーブン、トータル-10と伸ばせず、10位下がって22位タイとなった。
世界ランキング45位のクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ、30歳、185㎝、88㎏)は最終ラウンド+1、トータル-10と少し落とし、13位下がって22位タイとなった。
世界ランキング24位のキャメロン・ヤング(米国、27歳、180㎝、84㎏)は最終ラウンド+2、トータル-10と落とし、19位下がって22位タイとなった。
世界ランキング64位のマッケンジー・ヒューズ(カナダ、33歳、185㎝、82㎏)は最終ラウンド-4、トータル-9と伸ばし、19位上げて28位タイに入った。
確り伸ばし上げて魅すヒューズかな
最後上げ力を魅せたヒューズかな
意地を魅せ上位に迫るヒューズかな
世界ランキング46位のアダム・ハドウィン(カナダ、36歳、173㎝、73㎏)は最終ラウンドイーブン、トータル-9と伸ばせず、13位下がって28位タイとなった。
世界ランキング40位のデニー・マッカーシー(米国、31歳、175㎝、75㎏)は最終ラウンド-4、トータル-8と伸ばし、20位も上げて33位タイに入った。
マッカーシー確り伸ばし上げて魅せ
マッカーシー最後は上げて力魅せ
マッカーシー中位に入り意地を魅せ
世界ランキング70位のビクトル・ペレス(フランス、31歳、196㎝、95㎏)は最終ラウンド-2、トータル-8と伸ばし、9位上げて33位タイに入った。
じわりと伸ばし上げて魅すペレスかな
最後上げ力を魅せたペレスかな
意地を魅せ中位入りしたペレスかな
世界ランキング20位のイム・ソンジェ(韓国、26歳、183㎝、91㎏)は最終ラウンド+2、トータル-6と落とし、17位下がって41位タイとなった。
世界ランキング15位のブライアン・ハーマン(米国、37歳、170㎝、68㎏)は最終ラウンドイーブン、トータル-5と維持し、2位上げて45位タイに入った。
ハーマンやスコア維持して上げて魅せ
ハーマンや下がっても上げ強さ魅せ
ハーマンや中位に入り意地を魅せ
世界ランキング65位のテイラー・ムーア(米国、31歳、175㎝、73㎏)は最終ラウンド+3、トータル-4と落とし、18位下がって52位タイとなった。
そして世界ランキング66位のエミリアノ・グリジョ(アルゼンチン、31歳、175㎝、79㎏)は最終ラウンドイーブン、トタル-3と伸ばせず、2位下がって59位タイとなった。
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因みに、最終ラウンドで1人残って各方面の進行を遅らせた選手とは世界ランキング94位で人気者のベテラン選手、マット・クーチャー(米国、46歳、193㎝、88㎏)で、最終ラウンド+1、トータル-11と少し落とし、9位下がって12位タイとなった。
なおこの試合の結果を踏まえて、世界ランキングは91位まで上がっている。
不思議がられたり、迷惑がられたりしていたのかも知れないが、そうしてまで主張しておきたいことがあったのだろう。
そして向こうでは一定認める人もいるのかも知れない。
善し悪しは別にして、我々日本人には中々出来ないのは事実である。
簡単には決め付けないで、今一度じっくり考えてみたい。