10月13日(金)の7時40分頃から千葉県にある「東急セブンハンドレッドクラブ(6697ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「富士通レディース2023」が3日間の日程で開催され、その最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は1億円、優勝賞金は1800万円で、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に45位タイまでに入っていた52名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
ただ、最終日は朝から強い雨が降っており、先ずは開始時間が10時まで遅らされ、セカンドCUTが行われて、予選ラウンド終了時に27位タイまでに入っていた38名が駒を進められることに決まった。
そして一旦はその決定通りに最終日が始まったが、期待していたようには雨が弱まらず、30分ほどで中断に入って、結局ここで終了となった。
このツアーでは、2021年6月の最終プロテストに合格した93期生、2021年11月の最終プロテストに合格した94期生に続いて、2022年11月の最終プロテストに合格した95期生も既に活躍し、優勝もしているので、毎回結構ワクワクさせて貰っている。
今回の注目選手としてはプラチナ世代で米国女子ツアーを主戦場としている古江彩佳が出場していたが、セカンドCUTされ、最終日に駒を進めることは出来なくなった。
なおライブ中継に付いては、全国的に視られるテレビではテレビ朝日系列の地上波、BSで朝日で土曜日の午後に繋ぐように少しずつ放送され、CS放送のスカイAで土日に放送されていた。
例によってインターネットの動画配信サイトのU-NEXT、DAZNでは3日間に亘ってたっぷりと配信されていた。
国内の女子のツアーは賑やかで
米国帰り加わるのかも
国内の女子のツアーはネットにて
確りと視る時代なのかも
国内の女子のツアーは大雨で
最後CUTで寂しいのかも
さて単独首位に立ち、そのまま優勝が決まったのは世界ランキング53位で94期生を代表し、昨季はこのツアーの下部に当たるステップアップツアーにおいて年間5勝の新記録を果たして賞金女王に輝き、今季はこのツアーで既に3勝している飛ばし屋の櫻井心那(ココナ、19歳、166㎝、62㎏)で、2日目9バーディーの-9、トータル-12と爆発的に伸ばして14位上げて来た。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-3からスタートして、第2ホールでバーディーを決め、続く3ホールをパーで凌いだ後、第6、7ホールと連続でバーディーを決め、残りの2ホールをパーで凌いだので、結局3打伸ばし、トータル-6として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10~13ホールと4連続バーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでもバーディーを決め、1つ空いて第18ホールでもバーディーを決めたので、結局後半では更に6打伸ばし、トータル-12でホールアウトした。
途中から伸ばし、一気に抜いて行った所為か、振り返りでは2位タイに入った2人ばかり映し、櫻井心那に付いては終盤に少しだけ取り上げたのが面白く、またちょっと寂しくもあった。
それはまあともかく、後半の加速、最終ホールでのバーディーが結局は優勝に繋がったのであるから、彼女はやっぱり持っている選手のひとりなのかも知れない。
これで10代で4勝目となり、この記録は宮里藍、畑岡奈紗に続いて3人目で、宮里藍の次に早い記録だと言うから、流石ではないか!?
櫻井や爆発魅せて首位に立ち
櫻井や爆発魅せて首位奪い
櫻井やボギー打たずに首位に立ち
櫻井や首位を奪って強さ魅せ
櫻井や最後バーディー勝ちを決め
2位タイに入ったのは世界ランキング62位で93期生をリードするひとりで一昨年は逸早くステップアップツアーで優勝し、昨年はこのツアーで逸早く優勝して2勝し、今年はこのツアーで既に2勝している岩井千怜(チサト、21歳、162㎝、59㎏、岩井ツインズの妹)、世界ランキング198位で93期生をリードするひとり、初優勝が待たれるプラチナ世代の阿部未悠(23歳、155㎝)で、トータル-11まで伸ばした。
岩井千怜は2日目7バーディー、2ボギーの-5と大きく伸ばしながらも1位下がった。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-6からスタートして、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでもバーディーを決め、1つ空いて第6ホールでもバーディーを決めて、続く第7ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第9ホールでバーディーを決めて取り返したので、結局3打伸ばし、トータル-9として後半へと繋いでいる。
ただ、櫻井心那は7組も前を回っている為、既に単独首位に立っており、面白い展開になっていた。
後半に入ってからは第11ホールでバーディーを決め、1つ空いて第13ホールでもバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いで、第16ホールでもバーディーを決めたので、この時点でトータル-12まで伸ばし、先にホールアウトした櫻井心那に並んで、勝負は第18ホールとなったが、ここで痛恨のボギーを叩いてしまったので、トータル-11となった。
そして今日の中止によって、より痛いボギーとなった!?
岩井千怜伸ばしながらも一位下げ
岩井千怜伸ばし足りずに首位を落ち
岩井千怜二位に入って強さ魅せ
岩井千怜最後のボギー痛くなり
阿部未悠は2日目6バーディー、1ボギーの-5と大きく伸ばしながらも1位下がった。
2日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-6からスタートして、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第6ホールでバーディーを決めて取り返し、残りの3ホールをパーで凌いだので、結局1打伸ばし、トータル-7として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからはいきなり第10ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第13ホールでもバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第16、17ホールと連続バーディーを決めたので、結局後半では更に4打伸ばし、トータル-11としてホールアウトした。
彼女の場合、第18ホールでバーディーを決められなかったのが痛かったが、初優勝が待たれる段階であることを考えると、よくここまで迫れたと言えるのではないか!?
阿部未悠伸ばしながらも一位下げ
阿部未悠伸ばし足りずに首位を落ち
阿部未悠二位に入って力魅せ
阿部未悠首位に迫れてまた期待
単独4位に入ったのは世界ランキング107位で94期生をリードするひとり、昨年はステップアップツアーで優勝した後にこのツアーでも2勝したはんなり系の川﨑春花(20歳、158㎝、51㎏)で、2日目6バーディー、1ボギーの-5、トータル-10と伸ばして1位上げて来た。
2日目はアウトスタートでトータル-5からスタートして、前半では4バーディー、1ボギーの-3、トータル-8と伸ばし、後半に入ってからも、2バーディーの-2、トータル-10と順調に伸ばした。
川﨑や大きく伸ばし上げて魅せ
川﨑やスタートダッシュ上げて魅せ
川﨑や四位に入り力魅せ
5位タイに入ったのは世界ランキング136位で94期生をリードするひとり、初優勝が待たれる飛ばし屋の竹田麗央(リオ、20歳、166㎝、68㎏、平瀬真由美の姪)、世界ランキング23位で新世紀世代の国内組を代表し、昨年はこのツアーにおいて年間女王に輝いて今年も競り合っている山下美夢有(22歳、150㎝、52㎏)で、トータル-9まで伸ばした。
竹田麗央は2日目1イーグル、6バーディーの-8と爆発的に伸ばして27位も上げて来た。
2日目はアウトスタートでトータル-1からスタートして、前半では3バーディーの-3、トータル-4と伸ばし、後半に入ってからは加速して1イーグル、3バーディーの-5、トータル-9と大きく伸ばした。
竹田麗央爆発魅せて五位に上げ
竹田麗央大きく上げて力魅せ
竹田麗央五位に入ってまた期待
山下美夢有は2日目7バーディー、2ボギーの-5と大きく伸ばして3位上げて来た。
2日目はアウトスタートでトータル-4からスタートして、前半ではいきなり4バーディーの-4、トータル-8と確り伸ばし、後半に入ってからも、3バーディー、2ボギーの-1、トータル-9と少し伸ばした。
山下や大きく伸ばし上げて魅せ
山下やスタートダッシュ五位に上げ
山下や五位に入って強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング129位で93期生をリードするひとり、初優勝が待たれる大学生プロの桑木志帆(20歳、164㎝)は2日目-5、トータル-8と大きく伸ばし、8位上げて7位タイに入った。
桑木志帆大きく伸ばし上げて魅せ
桑木志帆七位まで上げ力魅せ
桑木志帆七位に入りまた期待
世界ランキング139位で実力派若手外国人選手をリードするひとり、先週はこのツアーにおいて6年振りの通算2勝目を上げた森田遥(中国、27歳、14㎝)は2日目-4、トータル-8と伸ばし、1位上げて7位タイに入った。
先週の優勝に続いてこの成績は流石ではないか!?
森田遥確り伸ばし上げて魅せ
森田遥好調維持し上げて魅せ
森田遥七位に入り力魅せ
世界ランキング83位で実力派ベテラン選手を代表し、このツアーのメジャー大会における初優勝が待たれる上田桃子(37歳、161㎝、54㎏)は2日目-3、トータル-7と伸ばしながらも、1位下がって9位タイとなった。
上田桃子伸ばしながらも一位下げ
上田桃子伸ばし足りずに一位下げ
上田桃子九位に入り強さ魅せ
世界ランキング90位で狭間世代を代表し、東京五輪では銀メダルに輝いた稲見萌寧(モネ、24歳、166㎝、58㎏)は2日-1、トータル-7と少し伸ばしながらも8位下がって9位タイとなった。
競技の中止が決まり、櫻井心那の優勝が決まった時に、大仰なほどの様子で祝福に行く様子がテレビカメラに映し出された。
その時に少しの間、カメラ目線になっていた稲見萌寧が捉えられたが、これをどう思うかは人それぞれ!?
私は間近でカメラで捉えようとした人の方により微妙な気がし、稲見萌寧には先輩プロとしての礼儀をより感じることにしたい。
稲見萌寧伸ばしながらも八位下げ
稲見萌寧伸ばし足りずに八位下げ
稲見萌寧九位に入り強さ魅せ
稲見萌寧カメラ目線で祝福し
プロなら其れも悪くないかも
世界ランキング66位でプラチナ世代をリードするひとりでお洒落やコスメに強いことからお洒落番長、コスメ番長等と呼ばれている吉田優利(23歳、158㎝、58㎏)は2日目-6、トータル-6と大きく伸ばし、30位も上げて13位タイに入った。
吉田優利大きく伸ばし上げて魅せ
吉田優利大きく上げて強さ魅せ
吉田優利上位に入り強さ魅せ
世界ランキング137位で実力派中堅外国人選手をリードするひとり、柔らかい笑顔が印象的なイ・ミニョン(韓国、31歳、168㎝、73㎏)は2日目イーブン、トータル-6と伸ばせず、12位下がって13位タイとなった。
世界ランキング61位で95期生を代表し、今年はこのツアーにおいて初優勝して既に2勝目も上げている飛ばし屋の神谷そら(20歳、167㎝、60㎏)は2日目イーブン、トータル-5と伸ばせず、13位下がって18位タイとなった。
世界ランキング36位で93期生を代表し、一昨年は岩井千怜に続いてステップアップツアーで優勝して今年はこのツアーで念願の初優勝を果たしてから既に通算3勝まで伸ばしている岩井明愛(アキエ、21歳、161㎝、59㎏、岩井ツインズの姉)は2日目-6、トータル-4と大きく伸ばし、45位も上げて23位タイに入った。
岩井明愛大きく伸ばし上げて魅せ
岩井明愛大きく上げて強さ魅せ
岩井明愛上位に迫り意地を魅せ
世界ランキング56位で新世紀世代をリードするひとり、昨年終盤から一気に調子を落としながらも次第に復調して来た西郷(せご)どんこと西郷真央(22歳、158㎝、57㎏)は2日目-2、トータル-4と伸ばし、1位上げて23位タイに入った。
西郷真央じわりと伸ばし上げて魅せ
西郷真央中位から上げ強さ魅せ
西郷真央上位に迫り意地を魅せ
世界ランキング91位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、謙虚で静かな佇まいから人気の高い菊地絵理香(35歳、157㎝、52㎏)は2日目-6、トータル-3と大きく伸ばし、52位も上げて27位タイに入った。
菊地絵理香大きく伸ばし上げて魅せ
菊地絵理香大きく上げて強さ魅せ
菊地絵理香上位に迫り意地を魅せ
世界ランキング106位で実力派中堅選手をリードするひとり、今季は調子を上げている飛ばし屋の川岸史果(29歳、166㎝)は2日目-2、トータル-3と伸ばし、5位上げて27位タイに入った。
川岸やじわりと伸ばし上げて魅せ
川岸や中位から上げ力魅せ
川岸や上位に迫り意地を魅せ
それから、世界ランキング117位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、アスリート系飛ばし屋の穴井詩(ララ、35歳、165㎝、58㎏)はトータル-2で39位タイ、世界ランキング21位でプラチナ世代を代表し、米国女子ツアーに主戦場を移して既に優勝もしている安定が売りの古江彩佳(23歳、153㎝、54㎏)はトータル-1で45位タイ、世界ランキング134位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、飛ばし屋の藤田さいき(37歳、168㎝、68㎏)はトータル-1で45位タイであったから、残念ながらセカンドCUTの憂き目に遭っている。