10月5日(木)の夜から時差-14時間(現在サマータイム中。それ以外の時期では-15時間)の米国テキサス州にある「オールドアメリカンGC(6475ヤード、パー71)」において米国女子ツアー、「ボランティア・オブ・アメリカ」が4日間の日程で開催され、その第3日目、すなわち決勝ラウンド初日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は180万ドルとなっており、1ドルを約149円とすればこれは約2億6800万円となる。
日本人選手としては世界ランキング67位でプラチナ世代をリードするひとり、今季からこのツアーを主戦場としてこのところ来季のシード権確保を目指して大健闘している西村優菜(23歳、150㎝、50㎏)、世界ランキング74位で黄金世代をリードするひとり、2019年の全英女子オープンで優勝して昨季からこのツアーを主戦場としている渋野日向子(24歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング79位で黄金世代をリードするひとり、今季からこのツアーを主戦場としてウエイトトレーニングによって飛ばし屋に変身した勝みなみ(25歳、157㎝、57㎏)が出場しており、西村優菜、勝みなみが予選を通過している。
全体では前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に62位タイまでに入っていた73名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ中継はWOWOWライブによって4日間に亘って放送されている。
さて、単独首位を維持し続けているのは世界ランキング7位でかつて天才少女と呼ばれ、16歳の時にアマチュアとして韓国女子ツアー、国内女子ツアーにおいて優勝してプロ入りしたキム・ヒョージュ(韓国、28歳、165㎝)で、3日目4バーディー、3ボギーの-1、トータル-11と少し伸ばしている。
3日目はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-10からスタートして、前半では1バーディー、2ボギーの+1、トータル-9と少し落としたが、後半に入ってからは加速して、3バーディー、1ボギーの-2、トータル-11と伸ばした。
これは完全優勝でこのツアー通算4勝目を飾れるか!?
キムヒョージュ少し伸ばして首位を維持
キムヒョージュ首位を維持して強さ魅せ
キムヒョージュ完全勝利期待させ
2位タイに付けているのは世界ランキング138位のサラ・ケンプ(オーストラリア、37歳、163㎝)、世界ランキング25位で飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国、28歳、183㎝)で、トータル-6まで伸ばしている。
サラ・ケンプは3日目1イーグル、5バーディー、5ボギーの-2と伸ばして7位上げて来た。
3日目はアウトスタートでトータル-4からスタートして、前半では3バーディー、4ボギーの+1、トータル-3と少し落としたが、後半に入ってからは加速して1イーグル、2バーディー、1ボギーの-3、トータル-6と伸ばしている。
サラケンプ後半加速上げて魅せ
サラケンプ下がっても上げ力魅せ
サラケンプ二位まで上げて力魅せ
レキシー・トンプソンは3日目4バーディー、4ボギーのイーブンと維持して1位上げて来た。
3日目はアウトスタートでトータル-6からスタートし前半では1バーディー、3ボギーの+2、トータル-4と落としたが、後半に入ってからは加速して3バーディー、1ボギーの-2、トータル-6と伸ばしてこの日のスタート時点まで戻している。
女子ツアーでは力が余って来たのか、次週は米国男子ツアーにチャレンジするようであるが、さてどうなるのか!?
トンプソンスコア維持して上げて魅せ
トンプソン連日上げて強さ魅せ
トンプソン二位まで上げて強さ魅せ
単独4位に付けているのは世界ランキング168位のフリダ・キンフルト(スウェーデン、24歳)で、3日目5バーディー、1ダブルボギーの-3、トータル-5と伸ばして11位上げて来た。
3日目はアウトスタートで、トータル-2からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-4と伸ばし、後半に入ってからも3バーディー、1ダブルボギーの-1、トータル-5と少し伸ばしている。
キンフルト確り伸ばし上げて魅せ
キンフルト連日上げて力魅せ
キンフルト四位まで上げ力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング13位で天才少女と呼ばれ、欧州女子ツアーおよび米国女子ツアーの両方において既に複数回優勝しているアタヤ・ティティクル(タイ、20歳、162㎝)は3日目イーブン、トータル-3と維持し、4位上げて8位タイに付けて来た。
ティティクルやスコア維持して上げて魅せ
ティティクルや連日上げて強さ魅せ
ティティクルや八位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング5位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、29歳、165㎝)は3日目+3、トータル-3と落とし、5位下がって8位タイとなっている。
世界ランキング19位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、28歳、168㎝)は3日目+3、トータル-2と落とし、8位下がって13位タイとなっている。
そして西村優菜は3日目3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの+3、トータル-1と落とし、9位下がって18位タイとなっている。
3日目の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタートで、トータル-4からスタートして、前半では第2、3ホールと連続でバーディーを決めたが、続く第4ホールでダブルボギーを叩き、続く第5ホールでボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでボギーを叩いたので、結局2打落とし、トータル-2として後半へと繋いだ。
後半に入っていからは4ホールをパーで凌いだ後、第14ホールでボギーを叩いたが、空かさず第15ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
続く2ホールをパーで凌いだ後、第18ホールでボギーを叩いたので、結局後半でも更に1打落とし、トータル-1として最終日へと繋いでいる。
ともかく大崩れせず、上位に止まって最終日に向かうところに期待したい。
西村優菜大崩れせず最終日
また上げること期待するかも
西村優菜最後に浮上期待して
世界ランキング50位のジョディ・エワート(イングランド、35歳、165㎝)、世界ランキング62位のチ・ウンヒ(韓国、37歳、163㎝)はともに3日目-1、トータルイーブンと少し伸ばし、27位も上げて23位タイに付けて来た。
エワートや少し伸ばして上げて魅せ
エワートや下がっても上げ力魅せ
エワートや上位に迫り意地を魅せ
チウンヒや少し伸ばして上げて魅せ
チウンヒや連日上げて力魅せ
チウンヒや上位に迫り意地を魅せ
世界ランキング8位のチャーリー・ハル(イングランド、27歳、168㎝)、世界ランキング29位のアリー・ユーイング(米国、30歳、168㎝)、世界ランキング68位のジェニー・シン(韓国、31歳、163㎝)は3人とも3日目+1、トータルイーブンと少し落としながらも、4位上げて23位タイに付けて来た。
チャーリーハル落としながらも上げて魅せ
チャーリーハル連日上げて強さ魅せ
チャーリーハル上位に迫り強さ魅せ
ユーイング落としながらも上げて魅せ
ユーイング連日上げて強さ魅せ
ユーイング上位に迫り意地を魅せ
ジェニーシン落としながらも上げて魅せ
ジェニーシン下がっても上げ力魅せ
ジェニーシン上位に迫り意地を魅せ
そして勝みなみは3日目3バーディー、4ボギーの+1、トータル+2と少し落としながらも、14位上げて36位タイに付けて来た。
3日目の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、インスタート(第10ホールから)で、トータル+1からスタートして、前半ではいきなり第10ホールでボギーを叩いたが、1つ空いて第12ホールでバーディーを決めて取り返し、続く3ホールをパーで凌いだ後、第16ホールでまたボギーを叩いたが、空かさず第17ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
結局イーブンでトータル+1のまま後半へと繋いでいる。
後半に入ってからは第2ホールでボギーを叩き、1つ空いて第4ホールでもボギーを叩いたが、続く3ホールをパーで凌いだ後、第8ホールでバーディーを決めたので、結局後半では1打落とし、トータル+2として最終日へと繋いでいる。
勝みなみ落としながらも上げて魅せ
勝みなみ下がっても上げ力魅せ
勝みなみ確り上げて力魅せ
世界ランキング21位のハナ・グリーン(オーストラリア、26歳、168㎝)、世界ランキング56位のジェマ・ドライブラ(スコットランド、30歳、164㎝)は共に3日目+2、トータル+2と落としながらも、4位上げて36位タイに付けて来た。
ハナグリーン落としながらも上げて魅せ
ハナグリーン下がっても上げ強さ魅せ
ハナグリーン中位から上げ意地を魅せ
ドライブラとしながらも上げて魅せ
ドライブラ下がっても上げ力魅せ
ドライブラ中位から上げ意地を魅せ
世界ランキング49位のシャイアン・ナイト(米国、26歳、178㎝)は3日目+3、トータル+2と落とし、9位下がって36位タイとなっている。
世界ランキング42位のキム・アリム(韓国、28歳、175㎝)は3日目+8、トータル+5と大きく落とし、43位も下がって55位タイとなっている。
世界ランキング72位のアルバン・バレンツエラ(スイス、25歳、175㎝、58㎏)は3日目+5、トータル+6と大きく落とし、13位下がって63位タイとなっている。
そして世界ランキング53位のチェネッテー・ワンナーセン(タイ、19歳)は3日目+8、トータル+6と大きく落とし、48位も下がって63位タイとなっている。
なお渋野日向子は初日2バーディー、4ボギーの+2で77位タイと出遅れ、2日目2バーディー、6ボギーの+4、トータル+6と落として105位タイに下がり、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。
と言うわけで、来季のシード権確保が当面の課題で、崖っぷちに立っているようであるが、今後の奮起に期待したい。