6月8日(木)の7時15分頃から兵庫県にある「六甲国際ゴルフ倶楽部(6513ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」が4日間の日程で開催され、崩れ加減のすっきりしない天候の中、その最終日が感動の内に終わった。
公式サイトによると賞金総額は1億5000万円、優勝賞金は2700万円で、前半2日間に亘る予選ラウンド終了時に50位タイまでに入っていた64名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
このツアーでは2022年11月の最終プロテストに合格した95期生が活躍し、既に優勝もしているので、大いに期待したいところであったが、今回は少し難しかったようである。
なおライブ中継であるが、全国的に視られるテレビとしては地上波のフジテレビ系列、BSフジ、CS放送のフジテレビONEを上手く繋いで、4日間に亘って試合終了まで大体視ることが出来た。
それにインターネットの動画配信サイト、DAZN、U-NEXTにおいて4日間に亘ってたっぷりと配信され、試合終了まで視ることが出来た。
国内の女子のツアーは最後まで
ライブ中継楽しめたかも
さて、単独首位を維持したまま見事完全優勝を果たせたのは世界ランキング53位で2021年6月の最終プロテストに合格した93期生を代表し、昨年逸早くこのツアーの下部のステップアップツアーで優勝して既にこのツアーでも3勝している岩井千怜(チサト、20歳、162㎝、59㎏、岩井ツインズの妹)で、最終日5バーディー、1ボギーの-4、トータル-23と伸ばした。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-19からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-21と伸ばし、後半に入ってからも、3バーディー、1ボギーの-2、トータル-23と順調に伸ばした。
序盤、中盤辺りは後続の選手に追い上げられ、かなり迫られていたが、終盤まで勢いが緩まず、結局は独走し切った岩井千怜は流石ではないか!?
なおこれがこのツアーでは今年2勝目、通算4勝目となっている。
岩井千怜確り伸ばし首位を維持
岩井千怜勢い保ち強さ魅せ
岩井千怜完全勝利強さ魅せ
2位タイを維持したのは世界ランキング20位で新世紀世代を代表し、昨年は年間女王に輝いた山下美夢有(21歳、150㎝、52㎏)、世界ランキング41位で実力派ベテラン外国人選手を代表し、元世界ランキング1位で米国と韓国で賞金女王に輝いたレジェンドの申ジエ(韓国、35歳、155㎝、63㎏)で、共に最終日-4、トータル-18まで伸ばした。
山下美夢有は最終日4バーディーの-4であった。
最終日はアウトスタートでトータル-14からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-16と伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-18と順調に伸ばしている。
岩井千怜と同様に最後まで勢いを失わずに伸ばし続け、結局5打差を保ったのは流石ではないか!?
山下や確り伸ばし二位を維持
山下や勢い保ち強さ魅せ
山下や二位に入って強さ魅せ
申ジエは最終日6バーディー、2ボギーの-4であった。
最終日はアウトスタートで、トータル-14からスタートして、前半ではいきなり4バーディーの-4、トータル-18と確り伸ばして首位を走る岩井千怜にかなり迫り、後半に入ってからは2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-18と思うようには伸ばせなかった。
後半に一時は1打差まで迫ったが、短いパットも外すようになり、岩井千怜にプレッシャーを掛けようとしていたのが、逆に自分に掛かったような感じになっていた。
申ジエや確り伸ばし二位を維持
申ジエや首位に迫って強さ魅せ
申ジエや二位に入って強さ魅せ
4位タイに入ったのは世界ランキング228位で実力派若手選手をリードするひとり、はんなり系で人気の高い金澤志奈(27歳、164㎝、53㎏)、世界ランキング213位で実力派若手選手をリードするひとり、木村彩子(27歳、155㎝、50㎏)で、トータル-14まで伸ばした。
金澤志奈は最終日4バーディーの-4と伸ばして7位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-10からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-12と伸ばし、後半に入ってからも2バーディーの-2、トータル-14と順調に伸ばしている。
金澤志奈確り伸ばし上げて魅せ
金澤志奈最後まで上げ力魅せ
金澤志奈四位に入り力魅せ
木村彩子は最終日4バーディー、2ボギーの-2と伸ばして1位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-12からスタートして前半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-14と伸ばし、後半に入ってからは、1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-14と維持している。
木村彩子じわりと伸ばし上げて魅せ
木村彩子決勝で上げ力魅せ
木村彩子四位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング98位で狭間世代をリードするひとり、ナチュラルアイドル系で人気の高い菅沼菜々(23歳、158㎝)は最終日-4、トータル-13と伸ばし、6位上げて6位タイに入った。
菅沼菜々確り伸ばし上げて魅せ
菅沼菜々下がっても上げ強さ魅せ
菅沼菜々六位に入り強さ魅せ
世界ランキング251位で長身モデル系で注目される脇元華(25歳、174㎝、64㎏)は最終日+1、トータル-13と少し落とし、4位下がって6位タイとなった。
世界ランキング103位で実力派中堅選手をリードするひとり、好調を維持している飛ばし屋の川岸史果(28歳、166㎝)は最終日-4、トータル-12と伸ばし、7位上げて8位タイに入った。
川岸史果確り伸ばし上げて魅せ
川岸史果最後まで上げ力魅せ
川岸史果八位に入り力魅せ
世界ランキング163位の永井花奈(25歳、155㎝、55㎏)は最終日-1、トータル-12と少し伸ばして8位タイを維持した。
永井花奈少し伸ばして八位維持
永井花奈八位維持して力魅せ
永井花奈八位に入り力魅せ
世界ランキング116位で2021年11月の最終プロテストに合格した飛ばし屋の竹田麗央(リオ、20歳、166㎝、68㎏)は最終日-4、トータル-11と伸ばし、5位上げて単独12位に入った。
竹田麗央確り伸ばし上げて魅せ
竹田麗央最後は上げて力魅せ
竹田麗央上位に入り力魅せ
世界ランキング69位で93期生をリードするひとり、今年念願のこのツアー初優勝(ツインズで優勝も初)した岩井明愛(アキエ、20歳、161㎝、59㎏、岩井ツインズの姉)は最終日+2、トータル-9と落とし、7位下がって15位タイとなった。
世界ランキング106位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、アスリート系で群を抜く飛ばし屋の穴井詩(ララ、35歳、165㎝、58㎏)は最終日-4、トータル-8と伸ばし、17位上げて18位タイに入った。
穴井詩確り伸ばし上げて魅せ
穴井詩最後は上げて力魅せ
穴井詩上位に入り力魅せ
世界ランキング64位でプラチナ世代をリードするひとり、コスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利(23歳、158㎝、58㎏)、世界ランキング70位で実力派ベテラン選手を代表し、このツアーのメジャー大会における優勝が待たれる上田桃子(36歳、161㎝、54㎏)はともに最終日-3、トータル-8と伸ばし、10位上げて18位タイに入った。
吉田優利確り伸ばし上げて魅せ
吉田優利最後は上げて強さ魅せ
吉田優利上位に入り強さ魅せ
上田桃子確り伸ばし上げて魅せ
上田桃子最後は上げて強さ魅せ
上田桃子上位に入り強さ魅せ
世界ランキング100位で94期生をリードするひとり、昨シーズンはステップアップツアーで新記録となる5勝をして見事賞金女王に輝いた櫻井心那(ココナ、19歳、166㎝、62㎏)は最終日-1、トータル-7と少し伸ばしながらも、2位下がって22位タイとなった。
どうやら同期の竹田麗央と競り合うぐらいの飛ばし屋で、解説者等には芯の強さも評価されているようで、今後の飛躍に期待したい選手のひとりである。
櫻井や伸ばしながらも二位下がり
櫻井や伸ばし足りずに二位下がり
櫻井や中位に入り意地を魅せ
世界ランキング95位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、飛ばし屋の藤田さいき(37歳、168㎝、58㎏)は最終日+1、トータル-6と少し落とし、12位下がって29位タイとなった。
世界ランキング84位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれている小祝さくら(25歳、158㎝、58㎏)は最終日+1、トータル-5と少し落とし、13位下がって33位タイとなった。
世界ランキング122位で実力派ベテラン選手をリードするひとり、疑問が生じれば誰にでも謙虚に訊ねる菊地絵理香(34歳、157㎝、52㎏)は最終日+2、トータル-2と落とし、6位下がって41位タイとなった。
世界ランキング58位で94期生を代表し、既にこのツアーで2勝している川﨑春花(20歳、158㎝、51㎏)は最終日イーブン、トータル-2と維持し、7位上げて41位タイに入った。
川﨑やスコア維持して上げて魅せ
川﨑や最後は上げて意地を魅せ
世界ランキング104位で実力派中堅選手をリードするひとり、広い交友関係を持つ青木瀬令奈(30歳、153㎝、50㎏)は最終日+3、トータル-1と落とし、12位下がって47位タイとなった。
そして、世界ランキング109位で93期生をリードするひとり、最終プロテストにトップで合格した佐久間朱莉(20歳、155㎝)、世界ランキング326位でスーパーアマチュアの馬場咲希(18歳、176㎝、代々木高3年)は共に最終日+4、トータルイーブンと落とし、14位下がって49位タイとなった。