4月6日(木)の朝から滋賀県にある「琵琶湖カントリー倶楽部 栗東・琵琶湖コース(6408ヤード、パー72)」において国内女子ツアー下部のステップアップツアー、「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」が3日間の日程で開催されたが、第2日目が悪天候の所為で中止となり、2日間競技に短縮されて、初日の分が予選ラウンドとなった。
そして第3日目の今日が最終日のままで、予定通り決勝ラウンドが行われた。
公式サイトによると賞金総額は3000万円、優勝賞金は540万円で、予選ラウンド終了時に57位タイまでに入っていた64名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
なおライブ中継に付いてはCS放送のスカイAで2日間に亘ってたっぷりと放送された。
さて単独首位に抜け出て見事逆転優勝したのは世界ランキング796位の北村響(ヒビキ、27歳、164㎝、60㎏)で、最終日4バーディー、2ボギーの-2、トータル-5と伸ばして1位上げて来た。
最終日はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-3からスタートして、前半では1バーディーの-1、トータル-4と少し伸ばし、後半に入ってからも、3バーディー、2ボギーの-1、トータル-5と少し伸ばしている。
特に周りが強風に悩まされてスコアを崩して行く中、第17、18ホールと連続バーディーで単独首位に抜け出て、突き放すところは圧巻であった。
何でもこれが9年振りのこのツアー2勝目となるそうな。
初優勝の後、ドライバーイップスとなり、苦労の末に掴んだ栄光にそっと涙するシーンは観ていて感動ものであった。
北村やじわりと伸ばし勝って魅せ
北村や風にも負けず勝って魅せ
北村や逆転勝ちで力魅せ
2位タイに入ったのは世界ランキング1038位で狭間世代の飛ばし屋、河野(コウノ)杏奈(23歳、162㎝、68㎏)、世界ランキング674位のスタイヤーノ梨々菜(25歳、156㎝、56㎏)で、トータル-2まで伸ばした。
河野杏奈は最終日5バーディー、2ボギーの-3と伸ばして20位も上げて来た。
最終日はインスタート(第10ホールから)で、トータル+1からスタートして、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータルイーブンと少し伸ばし、後半に入ってからも3バーディー、1ボギーの-2、トータル-2と伸ばしている。
この日のアンダーパーは3人だけであったが、その内の1人で、しかも1番伸ばし、面目躍如と言うところであった。
河野杏奈確り伸ばし上げて魅せ
河野杏奈風にも負けず二位に上げ
河野杏奈二位に入って力魅せ
スタイヤーノ梨々菜は最終日1バーディー、3ボギーの+2と落として1位下がった。
最終日はアウトスタートで、トータル-4からスタートして、前半では1バーディーの-1、トータル-5と少し伸ばしたが、後半に入ってからは3ボギーの+3、トータル-2と落としている。
第14、15ホールと連続ボギーを叩いて同じ組で回る北村響に並ばれ、第17ホールでもボギーを叩いたので叩いたので差を付けられた。
スタイヤーノ後半落とし一位下げ
スタイヤーノ逆転されて二位となり
スタイヤーノ二位に入って力魅せ
単独4位に入ったのは世界ランキング379位の沖せいら(30歳、161㎝)で、最終日3バーディー、3ボギーのイーブン、トータル-1と維持して1位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル-1からスタートし、前半では3バーディー、2ボギーの-1、トータル-2と少し伸ばしたが、後半に入ってからは1ボギーの+1、トータル-1と少し落としている。
沖せいらスコア維持して上げて魅せ
沖せいらスコア維持して四位入り
沖せいら四位まで上げ強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング484位の工藤遥加(30歳、171㎝、65㎏)は最終日イーブン、トータルイーブンと維持し、9位上げて5位タイに入った。
工藤遥加スコア維持して上げて魅せ
工藤遥加風にも負けず上げて魅せ
工藤遥加五位に入って強さ魅せ
世界ランキング1250位で95期生、新世紀世代の大須賀望(21歳、146㎝、52㎏)は最終日+3、トータルイーブンと落とし、3位下がって5位タイとなった。
世界ランキング478位の鈴木麻綾(マアヤ、28歳、159㎝)は最終日+2、トータル+1と落とし、4位下がって9位タイとなった。
世界554位で狭間世代、米国女子ツアーを主戦場とする渋野日向子の出身高校の後輩でレナゴンこと石川怜奈(23歳、168㎝)は最終日+1、トータル+2と少し落としながらも11位上げて11位タイに入った。
石川怜奈落としながらも上げて魅せ
石川怜奈確り上げて力魅せ
石川怜奈上位に入り力魅せ
世界ランキング638位で95期生の小林光希(ミツキ、20差、161㎝)は最終日+3、トータル+2と落とし、6位下がって11位タイとなった。
世界ランキング451位の大西葵(28歳、163㎝、56㎏)は最終日イーブン、トータル+3と維持し、37位も上げて20位タイに入った。
大西やスコア維持して上げて魅せ
大西や大きく上げて強さ魅せ
大西や上位に入り強さ魅せ
世界ランキング493位でこのツアー初戦において8年振りに優勝した鬼頭さくら(28歳、162㎝、63㎏)は最終日+1、トータル+3と少し落としながらも24位も上げて20位タイに入った。
鬼頭さくら落としながらも上げて魅せ
鬼頭さくら大きく上げて強さ魅せ
鬼頭さくら上位に入り強さ魅せ
世界ランキング469位の宮田成華(ナルハ、25歳、165㎝、57㎏)、世界ランキング525位の竹山佳林(カリン、26歳、170㎝、68㎏)は共に最終日+2、トータル+3と落としながらも、2位上げて20位タイに入った。
宮田成華落としながらも上げて魅せ
宮田成華風にも負けず順位上げ
宮田成華上位に入り強さ魅せ
竹山や落としながらも順位上げ
竹山や風にも負けず順位上げ
竹山や上位に入り力魅せ
世界ランキング246位で95期生のウー・チャイェン(台湾、19歳、155㎝、52㎏)は最終日+2、トータル+4と落としながらも13位上げて31位タイに入った。
そう言えば島国の台湾では強風が吹く時も多く、そんなに苦手ではないのかも知れない。
ウーチャイエン落としながらも上げて魅せ
ウーチャイエン風にもめげず順位上げ
ウーチャイエン中位に入り意地を魅せ
世界ランキング610位の篠原まりあ(26歳、162㎝、57㎏)は最終日+3、トータル+4と落とし、9位下がって31位タイとなった。
世界ランキング477位で94期生の成澤祐美(25歳、160㎝、56㎏)は最終日+5、トータル+4と大きく落とし、26位も下がって31位タイとなった。
世界ランキング551位で狭間世代、中国系日本人の常(ツネ)文恵(23歳、170㎝、52㎏)は最終日+4、トータル+5と落とし、15位下がって37位タイとなった。
世界ランキング585位でプラチナ世代、94期生の高久みなみ(22歳、159㎝、59㎏)、世界ランキング633位で狭間世代のナチュラル系、吉本ここね(23歳、161㎝、53㎏)は共に最終日+4、トータル+6と落とし、1位下がって43位タイとなった。
世界ランキング580位の村田理沙(27歳、161㎝、52㎏)は最終日+6、トータル+7と大きく落とし、28位も下がって50位タイとなった。
そして、世界ランキング420位でモデル系の木戸愛(メグミ、33歳、172㎝、56㎏)は最終日+9、トータル+9と大きく落とし、43位も下がって57位タイとなった。
それから世界ランキング546位で黄金世代の吉川桃(24歳、156㎝、60㎏)はトータル+4で65位タイ、世界ランキング399位で93期生の篠崎愛(マナ、25歳、157㎝、48㎏)、世界ランキング532位の岩橋里衣(リエ、36歳、156㎝、53㎏)は共にトータル+5で83位タイであったから、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。