１１月１０日(木)の８時１０分から山口県にある「周南カントリー倶楽部（６５４２ヤード、パー７２）」において国内女子ツアーの下部に当たるステップアップツアー、「山口周南レディースカップ」が３日間の日程で開催され、１１月１２日（土）に最終日が終わった。
公式サイトによると賞金総額は２０００万円、優勝賞金は３６０万円で、初日から２日間に亘る予選ラウンド終了時に４３位タイまでに入っていた５４名の選手が最終日１日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
有望な若手選手からレギュラーツアーを経験して再昇格を狙う中堅、ベテランまで、多くの層が競り合う面白さを特徴とするこのツアーであるが、今年は新記録の５勝もし、賞金女王レースを独走する世界ランキング１５９位の櫻井心那（１８歳、１６６㎝、６２㎏）が居て、レースをより盛り上げている！？
とは言っても、レギュラーツアー、更に米国女子ツアーのように密度が高くなく、のんびり観られる好さもある。
ただ、今回は最後の最後に凄い競り合いが待っていたようだけどね。
なおライブ中継に付いてはＣＳ放送のスカイＡにおいて１１月１０日（木）、１２日（金）の８時～１６時半、１２日（土）の１３時から１６時に放送されていた。
ステップはのんびりと観て楽しめる
そう思わせて競り合ったかも
さて、首位タイに入り、プレーオフの８ホール目で漸く競り勝って見事初優勝を決めたのは世界ランキング４９２位の新海美優（２７歳、１６２㎝、５８㎏）で、最終日２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－２と維持して、結果として首位を維持したことになる。
最終日はアウトスタート（第１ホールから）で、トータル－２からスタートして、前半では１ボギーの＋１、トータル－１と少し落としたが、後半に入ってからは、２バーディー、１ボギーの－１、トータル－２と少し伸ばしてスタート時点に戻した。
新海美優スコア維持して勝って魅せ
新海美優後半伸ばし勝って魅せ
新海美優競り合い制し勝って魅せ
また首位タイに入り、プレーオフで競り負けて単独２位に入ったのは世界ランキング６８５位の藤田光里（２８歳、１６５㎝、５４㎏）で、最終日４バーディー、４ボギーのイーブン、トータル－２と維持し、結果として１位下がったことになる。
最終日はアウトスタートでトータル－２からスタートして、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－３と少し伸ばしたが、後半に入ってからは２バーディー、３ボギーの＋１、トータル－２と少し落としてスタート時点に戻った。
藤田光里スコア維持して首位を維持
プレーオフ負け二位となるかも
藤田光里二位に入って力魅せ
３位タイに入ったのは世界ランキング５１８位の安田彩乃（２７歳、１６２㎝、５８㎏）、世界ランキング１０３９位の山田成美（３２歳、１６４㎝、６０㎏）、世界ランキング５６２位で中国系、狭間世代の常（ツネ）文恵（２３歳、１７０㎝、５２㎏）で、トータル－１と少し伸ばした。
安田彩乃は最終日４バーディー、２ボギーの－２と伸ばして７位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル＋１からスタートして、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－１と伸ばし、後半に入ってからは１バーディー、１ボギーのイーブン、トータル－１と維持している。
安田彩乃連日上げて三位入り
安田彩乃前半伸ばし三位入り
安田彩乃三位に入り力魅せ
山田成美は最終日２バーディー、１ボギーの－１と少し伸ばして２位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータルイーブンからスタートし､前半では１バーディー､１ボギーのイーブン、トータルイーブンと維持し、後半に入ってからは１バーディーの－１、トータル－１と少し伸ばしている。
山田成美少し伸ばして上げて魅せ
山田成美後半伸ばし三位入り
山田成美三位に入り力魅せ
常文恵は最終日３バーディー、３ボギーのイーブンと維持して１位上げて来た。
最終日はアウトスタートでトータル－１からスタートし、前半では２ボギーの＋２、トータル＋１と落としたが、後半に入ってからは３バーディー、１ボギーの－２、トータル－１と伸ばしてスタート時点に戻している。
常文恵スコア維持して上げて魅せ
常文恵連日上げて力魅せ
常文恵三位に入り力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング３９９位の宮田成華（ナルハ、２５歳、１６５㎝、５７㎏）は最終日－１、トータルイーブンと少し伸ばし、４位上げて６位タイに入った。
宮田成華少し伸ばして上げて魅せ
宮田成華最後は上げて意地を魅せ
宮田成華六位に入り強さ魅せ
世界ランキング１５９位で昨年の１１月に２０２１年度の最終プロテストに合格した９４期生で、ステップアップツアーにおいて既に５勝して獲得賞金額トップとなっている櫻井心那（１８歳、１６６㎝、６２㎏）は最終日－３、トータル＋１と伸ばし、２０位も上げて８位タイに入った。
櫻井や確り伸ばし上げて魅せ
櫻井や大きく上げて強さ魅せ
櫻井や八位に入り強さ魅せ
世界ランキング３９０位で昨年６月に２０２０年度の最終プロテストに合格した９３期生の篠崎愛（マナ、２５歳、１５７㎝、４８㎏）は最終日－４、トータル＋２と伸ばし、３２位も上げて単独１１位に入った。
篠崎愛確り伸ばし上げて魅せ
篠崎愛大きく上げて強さ魅せ
篠崎愛上位に入り強さ魅せ
世界ランキング４７６位の高木萌衣(メイ、２５歳、１６４㎝、５４㎏)は最終日＋２､トータル＋３と落とし、２位下がって１２位タイとなった。
世界ランキング１４位で４４７位で９４期の成澤祐美（２４歳、１６０㎝、５４㎏）は最終日イーブン、トータル＋４と維持し、１４位上げて１４位タイに入った。
成澤祐美スコア維持して上げて魅せ
成澤祐美確り上げて強さ魅せ
成澤祐美上位に入り強さ魅せ
世界ランキング４３１位でレギュラーツアーにおいても活躍している福山恵梨（２９歳、１７０㎝、６０㎏）は最終日＋１、トータル＋４と少し落としながらも、８位上げて１４位タイに入った。
福山恵梨落としながらも上げて魅せ
福山恵梨確り上げて強さ魅せ
福山恵梨上位に入り強さ魅せ
世界ランキング４０３位で９４期生の有望株、宮澤美咲（２０歳、１６０㎝、６０㎏）、世界ランキング４５６位の藤本麻子（３２歳、１６５㎝、５９㎏）は共に最終日＋３、トータル＋４と落とし、４位下がって１４位タイとなった。
世界ランキング５０８位の岩橋里衣(３６歳、１５６㎝、５３㎏)は最終日＋４、トータル＋４と落とし、９位下がって１４位タイとなった。
世界ランキング４７９位の鈴木麻綾（２８歳、１５９㎝）は最終日イーブン、トータル＋６と維持し、１６位上げて２７位タイに入った。
鈴木麻綾スコア維持して上げて魅せ
鈴木麻綾確り上げて強さ魅せ
鈴木麻綾中位に入り意地を魅せ
世界ランキング４８６位の竹山佳林(２６歳、１７０㎝、６８㎏)は最終日＋３、トータル＋７と落とし、１位下がって２９位タイとなった。
世界ランキング４４２位で飛ばし屋の工藤遥加（２９歳、１７１㎝、６５㎏）は最終日＋４、トータル＋７と落とし、７位下がって２９位タイとなった。
世界ランキング３８７位で９４期生の仁井優花（２０歳、１６３㎝）は最終日＋７、トータル＋７と大きく落とし、２４位も下がって２９位タイとなった。
世界ランキング３６８位の西山ゆかり（４０歳、１６２㎝、５８㎏）は最終日＋３、トータル＋８と落とし、４位下がって３９位タイとなった。
世界ランキング４７８位で黄金世代の吉川桃（２４歳、１５６㎝、６０㎏）は最終日＋４、トータル＋９と落とし、１１位下がって４６位タイとなった。
そして、世界ランキング３４６位でレギュラーツアーでも活躍しているイメージがある辻梨恵（２８歳、１６９㎝、６４㎏）は最終日＋８、トータル＋１２と大きく落とし、２４位も下がって５２位タイとなった。
それから、予選ラウンド終了時点に世界ランキング４４６位で黄金世代の小滝水音（ミオ、２４歳、１６７㎝、６５㎏）、世界ランキング４８３位で狭間世代のレナゴンこと石川怜奈（２２歳、１６８㎝）は共にトータル＋７で５５位タイ、、世界ランキング５４３位の村田理沙（２７歳、１６１㎝、５２㎏）はトータル＋８で６５位タイ、世界ランキング５４１位の篠原まりあ（２５歳、１６２㎝、５７㎏）はトータル＋１０で７７位タイ、世界ランキング５１１位で狭間世代、既にこのツアーで優勝している９４期生の大林奈央（２３歳、１６３㎝、６０㎏）はトータル＋１５で９３位となり、残念ながらＣＵＴの憂き目に遭っていた。
なお、ステップアップツアーも残すところ１試合となった。
年末が近付くに連れ、気に入って視ていたゴルフツアーがこんな風に次々とシーズンオフに入って行くのが、仕方が無いこととは言え、ちょっと寂しい。
