昨朝から埼玉県にある「武蔵丘ゴルフコース(6650ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメント」が3日間の日程で開催され、その第2日目、すなわち予選ラウンド最終日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は8000万円、優勝賞金は1440万円で、初日から2日間に亘る予選ラウンド終了時に50位タイまでに入っている選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進められる予定となっている。
有望新人、実力派の若手選手、中堅選手、ベテラン選手、実力派外国人選手と幅広い選手層が毎週のように熱いバトルを楽しませてくれるのがこのツアーである。
そしてひところは上位に集中していた実力派外国人選手が目に見えて減り、そこに若手有望選手が入っているのが嬉しい。
今週の目玉としては、世界ランキング10位で黄金世代を代表し、自他共にエースと認める米国女子ツアー主要メンバーの畑岡奈紗(23歳、158㎝)、世界ランキング38位で黄金世代をリードするひとり、2019年の全英女子オープンで優勝して今年も3位に入った同じく米国女子ツアーの主要メンバーで、ツアールーキーの渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)が出場していることであろうか!?
なおライブ中継としては、公式サイトによると、テレビで全国的に視られるものとしてはCS放送のテレ朝チャンネル2によって、金曜日の午後と、土日の午前中に予定されている。
どうやら最後までは視られないようで、これはまあ昔ながらのスタールである。
確り視る派には今回もインターネット配信のGOLFTV、DAZN、U-NEXTで3日間に亘って午前から午後まで予定されている。
国内の女子のツアーは次々と
スター輝き胸弾むかも
国内の女子のツアーは若手等が
連鎖しながら勝っているかも
国内の女子のツアーはテレビより
ネット確り視られるのかも
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング265位で元祖ギャルファーと呼ばれていた金田久美子(33歳、166㎝、51㎏)で、2日目5バーディーの-5、トータル-9と大きく伸ばして3位上げて来た。
2日目はアウトスタート(第1ホールから)で、トータル-4からスタートして、前半では2バーディーの-2、トータル-6と伸ばし、後半に入ってからも3バーディーの-3、トータル-9と順調に伸ばしている。
金田久美子大きく上げて首位に立ち
金田久美子実力発揮首位奪い
金田久美子首位を奪って力魅せ
単独2位に付けているのは世界ランキング62位で昨年の11月に2021年度の最終プロテストに合格した94期生で、今年ステップアップツアーの優勝に続いて国内女子ツアーでも優勝し、更に2勝目まで伸ばした川﨑春花(19歳、158㎝、51㎏)で、2日目3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーのイーブン、トータル-6と伸ばせず1位下がっている。
2日目はアウトスタートでトータル-6からスタートし、前半では1ボギーの+1、トータル-5と少し落とし、後半では3バーディー、1ダブルボギーの-1、トータル-6と少し伸ばしてスタート時点に戻している。
川﨑や伸ばしながらも一位下げ
川﨑や伸ばし足りずに一位下げ
川﨑や二位で通過し強さ魅せ
単独3位に付けているのは世界ランキング310位で飛ばし屋の川岸史果(フミカ、28歳、166㎝)で、2日目2バーディー、3ボギーの+1、トータル-5と少し落として2位下がっている。
2日目はアウトスタートでトータル-6からスタートして、前半では1バーディー、1ボギーのイーブン、トータル-6と維持したが、後半に入ってからは1バーディー、2ボギーの+1、トータル-5と少し落としている。
川岸や後半落とし二位下がり
川岸や後半落とし首位を落ち
川岸や三位通過で力魅せ
単独4位に付けているのは世界ランキング85位で狭間世代をリードするひとり、ツアー初優勝が待たれるナチュラル系で人気の高い菅沼菜々(22歳、158㎝)で、2日目5バーディー、2ボギーの-3、トータル-4と伸ばして21位も上げて来た。
2日目はアウトスタートでトータル-1からスタートして、前半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-2と少し伸ばし、後半に入ってからも3バーディー、1ボギーの-2、トータル-4と順調に伸ばしている。
菅沼菜々確り伸ばし上げて魅せ
菅沼菜々大きく上げて強さ魅せ
菅沼菜々四位で通過強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング116位で実力派ベテラン選手のひとり、疑問が生じれば誰にでも謙虚に訊ねる菊地絵理香(34歳、157㎝、52㎏)は2日目-2、トータル-3と伸ばし、20位も上げて5位タイに付けて来た。
菊地絵理香じわりと伸ばし上げて魅せ
菊地絵理香大きく上げて強さ魅せ
菊地絵理香五位まで上げて強さ魅せ
世界ランキング28位で狭間世代を代表し、東京五輪の銀メダリストで昨シーズンの賞金女王に輝いた稲見萌寧(モネ、23歳、166㎝、58㎏)、世界ランキング113位で実力派中堅外国人選手のひとり、ペ・ソンウ(韓国、28歳、166㎝、59㎏)は共に2日目+1、トータル-3と少し落とし、1位下がって5位タイとなっている。
世界ランキング69位でプラチナ世代をリードするひとり、お洒落やコスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利(22歳、158㎝、58㎏)は2日目イーブン、トータル-2と維持し、8位上げて11位タイに付けて来た。
吉田優利スコア維持して上位付け
吉田優利上位まで上げ強さ魅せ
吉田優利上位で通過強さ魅せ
世界ランキング31位で新世紀世代をリードするひとり、同世代のライバル達の活躍に刺激を受けてから調子を上げて好調を維持している山下美夢有(21歳、150㎝、52㎏)は2日目+1、トータル-2と少し落としながらも11位タイを維持している。
山下や落としながらも順位維持
山下や上位維持して強さ魅せ
山下や上位で通過意地を魅せ
世界ランキング24位で新世紀世代の国内組を代表し、今年念願のツアー初優勝を果たして一気に5勝まで伸ばした西郷(せご)どんこと西郷真央(21歳、158㎝、57㎏)は2日目+5、トータル-1と大きく落とし、13位下がって14位タイとなっている。
世界ランキング112位で実力派ベテラン選手のひとり、飛ばし屋の藤田さいき(36歳、168㎝、67㎏)は2日目-2、トータルイーブンと伸ばし、42位も上げて19位タイに付けて来た。
藤田さいきじわりと伸ばし大分下げ
藤田さいき大きく上げて強さ魅せ
藤田さいき上位で通過強さ魅せ
世界ランキング80位で昨年プロ入り後直ぐにステップアップツアーで優勝し、今年国内女子ツアーでも優勝したかと思えば直ぐに2勝目まで伸ばした93期生の岩井千怜(チサト、20歳、162㎝、59㎏、岩井ツインズの妹)、世界ランキング130位で黄金世代をリードするひとり、悩まされて来たイップスから昨年復活して国内女子ツアーで2勝目を挙げた大里桃子(24歳、171㎝、60㎏)は共に2日目+2、トータルイーブンと落としながらも、19位タイを維持している。
岩井千怜落としながらも上位維持
岩井千怜上位で通過強さ魅せ
大里や落としながらも上位維持
大里や上位維持して強さ魅せ
そして、渋野日向子は2日目-1、トータル+1と少し伸ばし、33位も上げて28位タイに付けて来た。
渋野日向子少し伸ばして上げて魅せ
渋野日向子大きく上げて強さ魅せ
渋野日向子中位で通過意地を魅せ
世界ランキング47位でプラチナ世代の国内組を代表し、来年の米国女子ツアー本格参戦を目指している西村優菜(22歳、150㎝未満、50㎏)、世界ランキング99位で94期生の中では最終プロテストにトップ合格し、既に国内女子ツアーでは優勝している尾関彩美悠(アミユ、19歳、158㎝、50㎏)は共に2日目イーブン、トータル+1と維持し、17位上げて28位タイに付けて来た。
西村優菜スコア維持して上げて魅せ
西村優菜確り上げて強さ魅せ
西村優菜中位で通過意地を魅せ
尾関彩美悠スコア維持して上げて魅せ
尾関彩美悠確り上げて強さ魅せ
尾崎彩美悠中位で通過強さ魅せ
そして、畑岡奈紗は2日目+2、トータル+1と落とし、3位下がって28位タイになっている。
世界ランキング121位で昨年デビューして直ぐにステップアップツアーでは優勝している93期生の岩井明愛(20歳、161㎝、59㎏、岩井ツインズの姉)は2日目+4、トータル+1と落とし、17位下がって28位タイとなっている。
世界ランキング106位で実力派中堅選手のひとり、広い交友関係を持つ優しいお姉さん格の青木瀬令奈(29歳、153㎝、50㎏)は2日目イーブン、トータル+2と維持し、19位上げて42位タイに付けて来た。
青木瀬令奈スコア維持して上げて魅せ
青木瀬令奈確り上げて強さ魅せ
青木瀬令奈余裕で通過意地を魅せ
世界ランキング87位で黄金世代をリードするひとり、念願の国内女子ツアー初優勝を今年漸く成し遂げた高橋彩華(サヤカ、24歳、162㎝、55㎏)は2日目+3、トータル+2と落とし、17位下がって42位タイとなった。
世界ランキング72位で実力派若手選手のひとり、長期に亘る不振から昨年復活して念願のツアー初優勝を果たして今年2勝目を挙げた堀琴音(26歳、165㎝、56㎏)は2日目イーブン、トータル+3と維持し、22位も上げて49位タイに付けて来て、ぎりぎりで予選を通過している。
堀琴音スコア維持して順位上げ
堀琴音大きく上げて強さ魅せ
堀琴音何とか通過意地を魅せ
そして、世界ランキング60位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれる一方で不思議な言動で人気の高い小祝さくら(24歳、158㎝、58㎏)は2日目+4、トータル+3と落とし、24位も下がって49位タイとなって、ぎりぎりで予選を通過している。
以上で、49位タイまでに入っていた57名の選手が最終日1日の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
それから、世界ランキング103位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の国内女子ツアー初優勝を成し遂げた植竹希望(ノゾミ、24歳、170㎝、59㎏)、世界ランキング115位で実力派若手選手のひとり、三ヶ島かな(26歳、164㎝、51㎏)は共にトータル+4で58位タイ、世界ランキング79位で実力派ベテラン選手を代表し、海外のツアーでも強いところを見せて来た上田桃子(36歳、161㎝、54㎏)、世界ランキング98位で陸上で鍛え上げた確りした体幹で体格の割によく飛ばす94期生の佐藤心結(ミユ、19歳、161㎝、57㎏)は共にトータル+6で74位タイとなって、残念ながらCUTの憂き目に遭っている。