10月6日(木)の夜から時差-16時間(現在サマータイム中、それ以外の時期では-17時間)の米国・カルフォルニア州にある「ザ・サティコイ・クラブ(6635ヤード、パー72)」において米国女子ツアー、「LPGAメディヒール選手権」が4日間の日程で開催され、その初日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は180万ドルとなっており、1ドルを約144.9円とすると約2億6100万円となり、国内女子ツアーに比べると2倍ぐらい高額になっている。
日本人選手としては世界ランキング23位でプラチナ世代を代表し、全英オープンの前哨戦のスコティッシュ・オープンでは米国女子ツアー初優勝を決め、安定した成績を残している古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング35位で新世紀世代をリードするひとり、昨年の全米オープンで優勝した笹生優花(21歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング36位で黄金世代をリードするひとり、全英女子オープンにおいて2019年に優勝して今年は単独3位に入った渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング424位で米国女子ツアーを主戦場とするまだまだチャレンジャーの上原彩子(38歳、155㎝)の4名が出場している。
なお、ライブ中継に付いてはGOLFTV、WOWOWでたっぷりと予定されている。
米国の女子のツアーも日本人
四人出場期待膨らみ
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング93位のジュディ・エワート(イングランド、34歳、165㎝)で、初日1イーグル、7バーディー、1ボギーの-8と爆発的に伸ばしている。
初日はインスタート(第10ホールから)で、前半では1イーグル、3バーディーの-5と大きく伸ばして、後半に入ってからも4バーディー、1ボギーの-3、トータル-8と伸ばしている。
エワートや爆発魅せて首位に立ち
エワートやスタートダッシュ首位に立ち
エワートや首位発進で力魅せ
2位タイに付けているのは世界ランキング53位のアリソン・リー(米国、27歳、175㎝)、世界ランキング222位のリュウ・ルイシン(中国、23歳、165㎝)で、初日-6と大きく伸ばしている。
アリソン・リーは初日6バーディーの-6であった。
初日はインスタートで、前半では2バーディーの-2と伸ばし、後半に入ってからは加速して、4バーディーの-4、トータル-6と伸ばしている。
アリソンリー大きく伸ばし二位に付け
アリソンリー後半加速二位に付け
アリソンリー二位発進で強さ魅せ
リュウ・ルイシンは初日7バーディー、1ボギーであった。
初日はアウトスタート(第1ホールから)で前半では3バーディー、1ボギーの-2と伸ばし、後半に入ってからは加速して、4バーディーの-4、トータル-6と伸ばしている。
リュウルイシン大きく伸ばし二位に付け
リュウルイシン後半加速二位に付け
リュウルイシン二位発進で力魅せ
4位タイに付けているのは世界ランキング2位で天才少女と呼ばれ、既に欧州女子ツアーとこのツアーで2勝ずつしているツアールーキーのアタヤ・ティティクル(タイ、19歳)、世界ランキング14位で大病による長期に亘る欠場から復帰したダニエル・カン(米国、29歳、168㎝)、世界ランキング60位のポーラ・レト(南アフリカ、32歳、165㎝)で、初日-5と大きく伸ばしている。
アタヤ・ティティクルは初日6バーディー、1ボギーの-5であった。
初日はインスタートで、前半では3バーディー、1ボギーの-2と伸ばして、後半に入ってからも3バーディーの-3、トータル-5と順調に伸ばしている。
高位で安定している印象で、この試合までに付いて調べてみると、22試合に出て予選落ちが1回あるが、ベストテンに何と優勝2回を含めて12回も入っており、ベスト20まで広げると15回、ベスト30まで広げると17回入っている。
ティティクルや大きく伸ばし四位付け
ティティクルや安定魅せて四位付け
ティティクルや四位発進強さ魅せ
ダニエル・カンも初日6バーディー、1ボギーの-5であった。
初日はインスタートで、前半では4バーディーの-4と伸ばし、後半に入ってからも2バーディー、1ボギーの-1、トータル-5と少し伸ばしている。
ダニエルカン大きく伸ばし四位付け
ダニエルカンスタートダッシュ四位付け
ダニエルカン四位発進強さ魅せ
ポーラ・レトは初日7バーディー、2ボギーの-5であった。
初日はアウトスタートで、前半では3バーディー、1ボギーの-2と伸ばし、後半に入ってからも4バーディー、1ボギーの-3、トータル-5と順調に伸ばしている。
ポーラレト大きく伸ばし四位付け
ポーラレト実力発揮四位付け
ポーラレト四位発進力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング43位のギャビー・ロペス(メキシコ、28歳、168㎝)は初日-4まで伸ばして7位タイに付けている。
世界ランキング13位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、28歳、165㎝)、世界ランキング17位のリン・シユ(中国、26歳、168㎝)、世界ランキング40位のキム・アリム(韓国、27歳、175㎝)は3人共初日-3まで伸ばして17位タイに付けている。
そして、笹生優花、上原彩子、世界ランキング12位で小柄ながら飛ばし屋のキム・セヨン(韓国、29歳、160㎝)、世界ランキング49位のチ・ウンヒ(韓国、36歳、163㎝)は4人共初日-2まで伸ばして25位タイに付けている。
笹生優花は初日1イーグル、3バーディー、3ボギーの-2であった。
初日はアウトスタートで、前半では2バーディー、1ボギーの-1と少し伸ばし、後半に入ってからも1イーグル、1バーディー、2ボギーの-1、トータル-2と少し伸ばしている。
笹生優花じわじわ伸ばし中位付け
笹生優花出入り激しく中位付け
笹生優花中位発進期待させ
また、上原彩子は初日5バーディー、3ボギーの-2であった。
初日はアウトスタートで、前半では3バーディー、2ボギーの-1と少し伸ばし、後半に入ってからも2バーディー、1ボギーの-1、トータル-2と少し伸ばしている。
上原やじわじわ伸ばし中位付け
上原彩子確り攻めて中位付け
上原や中位発進期待させ
世界ランキング27位のジョージア・ホール(イングランド、26歳、165㎝)、世界ランキング37位で日系の張替美那(米国、32歳、163㎝)、世界ランキング41位のイ・ジョンウン6(韓国、26歳、165㎝)は3人とも-1と少し伸ばして39位タイに付けている。
そして、古江彩佳は初日3バーディー、3ボギーのイーブンと伸ばせず、52位タイと少し出遅れている。
初日はインスタートで、前半では1バーディー、2ボギーの+1と少し落としているが、後半に入ってから2バーディー、1ボギーの-1、トータルイーブンと取り返しているのは流石安定の古江彩佳ではないか!?
彼女もルーキーとしては安定しているように思えるので、この試合の前までに付いて見ておくと、米国女子ツアーには23回出場して3回予選落ちし、ベストテンには優勝1回を含めて3回入っており、ベスト20まで広げると8回、ベスト30まで広げると13回入っている。
古江彩佳スコア伸ばせず出遅れて
先ずは通過を期待するかも
古江彩佳落としながらも取り返し
安定力に期待するかも
また、渋野日向子は初日3バーディー、4ボギーの+1と少し落として71位タイと出遅れている。
初日はインスタートで、前半では2バーディー、2ボギーのイーブンと維持しているが、後半に入ってからは1バーディー、2ボギーの+1、トータル+1と少し落としている。
渋野日向子少し落として出遅れて
先ずは通過に期待するかも
世界ランキング21位で高位安定を見せるツアールーキーのチェ・ヘジン(韓国、23歳、167㎝)は初日+3まで落として89位タイと出遅れている。
参考までにこの選手もこの試合の前までに付いて見ておくと、23試合に出場して、途中棄権が1回あるが、予選落ちは無く、ベストテンに9回入っており、ベスト20まで広げると16回、ベスト30まで広げると20回も入っている。
要するにアタヤ・ティティクルよりも少し下方で安定しており、この2人がルーキーでトップを争っている!?
そして、世界ランキング32位で飛ばし屋のパティ・タバタナキト(タイ、22歳、165㎝)は初日+5と大きく落として108位タイと大きく出遅れている。
ただ、この選手は爆発力を持っているだけに、第2日目に急激に上げて来て予選を通過することも十分あり得るので、ちょっと注目してみたい。