木曜日の夜から時差-14時間(サマータイム中。それ以外では-15時間)の米国・ミシガン州にある「ブライズフィールドCC(6556ヤード、パー72)」において米国女子ツアー、「マイヤーLPGAクラシック」が4日間の日程で開催され、その第3日目、すなわち決勝ラウンド初日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は250万ドルとあるから、1ドルを約135円とすると約3億3800万円となり、平均的な国内女子ツアーの3倍ぐらいか?
日本人選手としては世界ランキング6位で黄金世代を代表し、自他共にエースと認める畑岡奈紗(23歳、158㎝)、世界ランキング14位で新世紀世代を代表し、昨年全米女子オープンで優勝した飛ばし屋の笹生優花(20歳、166㎝、63㎏)、世界ランキング27位でプラチナ世代を代表し、安定したプレイが売りで「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」では見事単独2位に入った古江彩佳(22歳、153㎝、54㎏)、世界ランキング37位で黄金世代をリードするひとり、2019年に全英女子オープンで優勝した渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)、世界ランキング500位で米国女子ツアー3勝の実力派中堅選手のひとり、リオ五輪では4位に入った野村敏京(ハウキョウ、29歳、166㎝、60㎏)が出場しており、畑岡奈紗、古江彩佳、野村敏京が予選を通過している。
全体では、67位タイまでに入った78名の選手が後半2日間に亘る決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
今週は同じく木曜日の夜から開催されている米国男子ツアーにも日本人選手が7人出場しており、此方では世界ランキング13位で自他共に日本のエースと認めるマスターズチャンピオンの松山英樹(30歳、180㎝、90㎏)が唯一決勝ラウンドへと進出している。
米国の女子のツアーは日本人
五人出場三人通過
米国の男子のツアー日本人
松山だけが通過し期待
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング2位で鎖骨下静脈に出来た血栓の手術から復帰して調子を戻しつつあるネリー・コルダ(米国、23歳、178㎝)で、3日目2イーグル、3バーディー、1ボギーの-6、トータル-18と大きく伸ばして1位上げて来た。
決勝ラウンドでは全員アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-12から出て、前半では1イーグル、1バーディーの-3、トータル-15と伸ばし、後半でも1イーグル、2バーディー、1ボギーの-3、トータル-18と伸ばしている。
もしかしてと思っていたように首位に抜け出たのは流石ではないか!?
ネリーコルダ大きく伸ばし首位に立ち
ネリーコルダ大きく伸ばし首位奪い
ネリーコルダ首位を奪って強さ魅せ
単独2位に付けているのは世界ランキング16位のジェニファー・カプチョ(米国、25歳、165㎝)で、3日目4バーディー、1ボギーの-3、トータル-17と伸ばしながらも1位下がっている。
トータル-14から出て、前半では2バーディーの-2、トータル-16と伸ばし、後半では2バーディー、1ボギーの-1、トータル-17と少し伸ばしている。
後半で伸ばし足りないカプチョかな
後半で首位を譲ったカプチョかな
後半が伸びずに下がるカプチョかな
単独3位に付けているのは世界ランキング8位でカナダの妖精と呼ばれるブルック・ヘンダーソン(カナダ、24歳、163㎝)で、3日目5バーディーの-5、トータル-15と大きく伸ばして1位上げて来た。
トータル-10から出て、前半では1バーディーの-1、トータル-11と少し伸ばし、後半では4バーディーの-4、トータル-15と伸ばしている。
ヘンダーソン後半伸ばし三位付け
ヘンダーソン三位に上げて強さ魅せ
ヘンダーソン連日上げて強さ魅せ
単独で4位を維持しているのは世界ランキング7位で米国女子ツアーでも有数の飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国、27歳、180㎝)で3日目4バーディーの-4、トータル-14と伸ばしている。
トータル-10から出て、前半では1バーディーの-1、トータル-11と少し伸ばし、後半に入ると3バーディーの-3、トータル-14と伸ばしている。
トンプソン確り伸ばし四位維持
トンプソン後半伸ばし四位維持
トンプソン四位維持して強さ魅せ
5位タイに付けているのは世界ランキング4位で元天才少女と呼ばれていたリディア・コ(ニュージーランド、25歳、165㎝)、世界ランキング3位で好調を維持しているミンジー・リー(オーストラリア、26歳)で、トータル-13まで伸ばしている。
リディア・コは3日目7バーディーの-7と爆発的に伸ばして12位上げて来た。
トータル-6から出て、前半では3バーディーの-3、トータル-9と伸ばし、後半に入ると4バーディーの-4、トータル-13と伸ばしている。
リディアコや爆発魅せて五位に上げ
リディアコや確り上げて強さ魅せ
リディアコや五位まで上げて強さ魅せ
ミンジー・リーは3日目7バーディー、1ボギーの-6と大きく伸ばして7位上げて来た。
トータル-7から出て、前半では4バーディーの-4、トータル-11と伸ばし、後半では3バーディー、1ボギーの-2、トータル-13と伸ばしている。
ミンジーリー大きく伸ばし五位に上げ
ミンジーリー前半伸ばし五位に上げ
ミンジーリー五位まで上げて強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング5位で天才少女と呼ばれており、欧州女子ツアーに続いて米国女子ツアーでも既に優勝しているツアールーキーのアタヤ・ティティクル(タイ、19歳)は3日目-5、トータル-12と大きく伸ばし、5位上げて7位タイに付けて来た。
ティティクルや連日上げて強さ魅せ
ティティクルや七位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング30位のマデリーン・サグストロム(スウェーデン、29歳、175㎝)は3日目-2、トータル-12と伸ばしながらも、3位下がって7位タイとなっている。
世界ランキング25位のレオナ・マグワイヤー(アイルランド、27歳、168㎝)は3日目-4、トータル-11と伸ばし、3位上げて9位タイに付けて来た。
マグワイヤー連日上げて強さ魅せ
マグワイヤー九位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング15位のジェシカ・コルダ(米国、29歳、180㎝、ネリー・コルダの姉)は3日目-3、トータル-11と伸ばし、9位タイを維持している。
ジェシカコルダ確り伸ばし九位維持
ジェシカコルダ九位維持して強さ魅せ
世界ランキング22位のアンナ・ノードクイスト(スウェーデン、35歳、183㎝)は3日目ー2、トータルー11と伸ばしながらも2位下がって9位タイとなっている。
世界ランキング54位のカルロタ・シガンダ(スペイン、32歳、173㎝)は3日目イーブン、トータル-11と伸ばせず、6位下がって9位タイとなっている。
そして、野村敏京は3日目8バーディー、1ボギーの-7、トータル-10と爆発的に伸ばし、41位も上げて14位タイに付けて来た。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-3から出て、前半では4ホールをパーで凌いだ後、第5ホールでバーディーを決め、1つ空いて第7、8ホールと連続でバーディーを決めたが、続く第9ホールでボギーを叩いたので、結局2打伸ばし、トータル-5として後半へと繋いでいる。
後半に入るといきなり第10ホールでバーディーを決め、1つ空いて第12ホールでもバーディーを決め、1つ空いて第14ホールでもバーディーを決めて、続く2ホールをパーで凌いだ後、第17、18ホールと連続でバーディーを決めたので、結局後半では更に5打伸ばし、トータル-10として最終日へと繋いでいる。
3日目は大崩れせず、耐えるゴルフを魅せただけではなく、強い野村敏京が戻って来たのではないか!?
腰痛に長く悩まされて来たが、本人も言っているようにこの頃は大分希望が見えて来たようで、ホッとさせられるし、そんな古くからのファンも一定いるようで、そこにもちょっと嬉しくなった。
爆発し強さ再来野村かな
復活し強さを魅せる野村かな
世界ランキング20位のハナ・グリーン(オーストラリア、25歳、168㎝)は3日目-4、トータル-10と伸ばし、3位上げて14位タイに付けて来た。
ハナグリーン確り伸ばし上げて魅せ
ハナグリーン連日上げて強さ魅せ
世界ランキング26位で上位安定を魅せているツアールーキーのチェ・ヘジン(韓国、22歳、167㎝)は3日目-5、トータル-7と大きく伸ばし、39位も上げて28位タイに付けて来た。
たとえ一旦は下がっても、約束したように上げて来るこの選手、流石ではないか!?
チェヘジンや大きく上げて強さ魅せ
チェヘジン下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング18位のセリーヌ・ビュティエ(フランス、28歳、165㎝)は3日目-2、トータル-7と伸ばしながらも、4位下がって28位タイとなっている。
世界ランキング9位のキム・ヒョージュ(韓国、26歳、165㎝)も3日目-3、トータル-5と伸ばし、26位も上げて41位タイに付けて来た。
キムヒョージュ大きく上げて強さ魅せ
キムヒョージュ連日上げて強さ魅せ
そして畑岡奈紗は3日目4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの+1、トータル-5と少し落とし、24位も下がって41位タイとなっている。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-6から出て前半ではいきなり第1ホールでボギーを叩き、続く2ホールをパーで凌いだ後、第4ホールでバーディー決めたが、続く第5ホールではダブルボギーを叩き、空かさずバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
それは好かったのであるが、続く第7ホールでボギーを叩き、1つ空いて第9ホールでバーディーを決めたので、結局1打落とし、トータル-5として後半へと繋いでいる。
後半に入って7ホールをパーで凌いだ後、第17ホールでボギーを叩いてしまったが、空かさず第18ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
結局トータル-5を維持して最終日へと繋いでいる。
もやもやとする展開になったようであるが、最終日にはそれが少しでも晴れることを期待したい。
畑岡奈紗耐えるゴルフで強さ魅せ
畑岡奈紗大崩れせず強さ魅せ
畑岡奈紗もやもやしつつ耐えて魅せ
また古江彩佳は3日目2バーディー、2ボギーのイーブン、トータル-2と伸ばせず、3位下がって70位となっている。
3日目に付いてもう少し詳しく見ておくと、トータル-2から出て前半では第2ホールでバーディーを決めたが、続く4ホールをパーで凌いだ後、第7ホールでボギーを叩き、1つ空いて第9ホールでもボギーを叩いたので結局1打落とし、トータル-1として後半へと繋いでいる。
後半に入ると、7ホールをパーで凌いだ後、第18ホールで漸くバーディーを決めたので、結局1打伸ばし、トータル-2に戻して最終日へと繋いでいる。
この日も彼女の売りである安定感は見せてくれている!?
最終日には少しでも上げて中位で終わることを期待したい。
古江彩佳耐えるゴルフでじわり下げ
古江彩佳中位安定期待して