木曜日の朝から茨城県にある「茨城ゴルフ倶楽部 西コース（６６８０ヤード、パー７２）」において国内女子ツアーのメジャー大会、「ワールドレディースチャンピオンシップ サロンパスカップ」が４日間の日程で開催され、その第３日目、すなわち決勝ラウンド初日が途中突然降り出した激しい雨にもめげず、無事に終わっている。
賞金総額は１億２０００万円、優勝賞金は２４００万円で、２日間に亘る予選ラウンド終了時に５７位タイまでに入っていた６７名の選手が残り２日間の決勝ラウンドへと駒を進めることが出来た。
ライブ中継は日本テレビ系列の地上波、ＣＳ放送で比較的たっぷりと予定され、インターネット動画サイトのＧＯＬＦＴＶ、ＤＡＺＮによる配信は４日間に亘ってたっぷりと予定されているので、今回も初日の午後からＧＯＬＦＴＶの配信によってのんびり楽しませて貰っている。
この頃は毎回書いているが、ともかく、スターが綺羅星のように現れ、刺激を受けて中堅、ベテランも元気になり、私のようにただ視るだけの者にとっても手に合い、見応えのあるツアーではないか！？
加えて今回はメジャー大会であるから、規模も大きく、難しい設定の中、何時も以上に熱戦が繰り広げられているので、初日からワクワクさせられ、ムービングデーの今日は更にドキドキさせられた。
選手によってはその気合がプラスに働いたり、マイナスに働いたり。
色々あるが、それがまた面白い！？
国内の女子のツアーはメジャー故
何時もと違う展開になり
国内のメジャーで力上手く出て
首位を争う人もあるかも
国内のメジャーで力入り過ぎ
上手く回れぬ人もあるかも
例えば昨日も書いたが、これまで圧倒的な強さを見せて来た世界ランキング２０位で新世紀世代の国内組を代表し、今年の初戦で念願の初優勝を果たした西郷真央（２０歳、１５８㎝、５７㎏）が初日に崩れただけではなく、２日目も崩れ、ＣＵＴラインの＋６より更に大きく、トータル＋１１で予選落ちしたのは吃驚であった。
さて、単独首位を維持しているのは世界ランキング７２位で新世紀世代をリードするひとり、ここ３試合で予選落ちが続いていた山下美夢有（２０歳、１５０㎝、５２㎏）で、３日目６バーディー、１ボギーの－５、トータル－１１と大きく伸ばし、２位に６打差を付けて独走し始めた。
決勝ラウンドでは全員アウトスタート（第１ホールから）で、トータル－６から出て、前半では３バーディー、１ボギーの－２、トータル－８と伸ばして昨日落とした分を取り戻している。
そして後半に入って加速し、３バーディーの－３、トータル－１１と伸ばして周りに強さを見せ付けた。
山下や大きく伸ばし首位を維持
山下や首位を維持して強さ魅せ
山下や独走始め強さ魅せ
２位タイに付けているのは世界ランキング２１２位でプラチナ世代の実力派選手のひとり、初優勝が待たれる安田祐香(２１歳、１６３㎝、５３㎏)、世界ランキング１４７位で実力中堅選手のひとり、交友関係が広い優しいお姉さん的存在の青木瀬令奈（２９歳、１５３㎝、５０㎏）で、トータル－５まで伸ばしている。
安田祐香は３日目５バーディー、３ボギーの－２と伸ばして１位上げて来た。
トータル－３から出て、前半では４バーディー、１ボギーの－３、トータル－６と伸ばしたが、後半に入ると１バーディー、２ボギーの＋１、トータル－５と少し落としている。
安田祐香じわじわ上げて二位に付け
安田祐香二位まで上げて力魅せ
安田祐香二位まで上げて期待させ
青木瀬令奈は３日目２バーディー、２ボギーのイーブンと維持し、２位を維持している。
トータル－５から出て、前半では１バーディーの－１、トータル－６と少し伸ばしたが、後半に入ると１バーディー、２ボギーの＋１、トータル－５と少し落としている。
青木瀬令奈スコア維持して二位を維持
青木瀬令奈二位を維持して強さ魅せ
青木瀬令奈二位を維持して期待させ
単独４位に付けているのは世界ランキング２７位で狭間世代を代表し、東京五輪銀メダリストで昨シーズン賞金女王の稲見萌寧（２２歳、１６６㎝、５８㎏）で、３日目３バーディー、１ダブルボギーの－１、トータル－４と少し伸ばしながらも１位下がっている。
トータル－３から出て、前半では２バーディーの－２、トータル－５と伸ばしたが、後半に入ると１バーディー、１ダブルボギーの＋１、トータル－４と少し落としている。
それも第１８ホールでダブルボギーを叩いたから、ちょっと残るものがあるかも知れないが、それはそれとして、最終日の奮闘に期待したい。
稲見萌寧後半落とし一位下げ
稲見萌寧気持ち切り替え最終日
気持ちの強さ期待するかも
５位タイに付けているのは世界ラインキング７５位で黄金世代をリードするひとりで、肉体改造により有数の飛ばし屋に変身した勝みなみ（２３歳、１５７㎝）、世界ランキング５４２位の竹内美雪（２６歳、１６０㎝、５８㎏）で、トータル－３まで伸ばしている。
勝みなみは３日目７バーディー、３ボギーの－４と伸ばして１１位上げて来た。
トータル＋１から出て、前半では２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル＋１と維持し、後半に入ると５バーディー、１ボギーの－４、トータル－３と一気に伸ばして強いところを見せている。
勝みなみ後半伸ばし強さ魅せ
勝みなみ五位まで上げて強さ魅せ
竹内美雪は３日目４バーディー、３ボギーの－１と少し伸ばして２位上げて来た。
トータル－２から出て、前半では２バーディー、１ボギーの－１、トータル－３と少し伸ばし、後半に入ると２バーディー、２ボギーのイーブン、トータル－３と維持している。
竹内や下がっても上げ力魅せ
竹内や再浮上して力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング９６位で黄金世代をリードするひとり、イップスから昨シーズン復活して来た大里桃子（２３歳、１７１㎝、６０㎏）は３日目－１、トータル－と少し伸ばし、６位上げて７位タイに付けて来た。
大里や連日上げて強さ魅せ
大里や七位まで上げ強さ魅せ
世界ランキング１４８位で狭間世代の注目選手のひとり、菅沼菜々（２２歳、１５８㎝）は３日目＋２、トータル－１と落とし、４位下がって７位タイとなっている。
世界ランキング７３位で実力派若手選手のひとり、暫らく低迷していたが、昨年復活を遂げた堀琴音（２６歳、１６５㎝、５６㎏）は３日目－３、トータルイーブンと伸ばし、１９位上げて１２位タイに付けて来た。
堀琴音確り上げて強さ魅せ
堀琴音ぐんぐん上げて強さ魅せ
世界ランキング４２位でプラチナ世代をリードするひとり、明るい笑顔とメンタルの強さが魅力の西村優菜（２１歳、１５０㎝未満、５０㎏）は３日目－２、トータルイーブンと伸ばし、１０位上げて１２位タイに付けて来た。
西村優菜確り上げて強さ魅せ
西村優菜下がっても上げ強さ魅せ
世界ランキング９０位でプラチナ世代をリードするひとり、ファッションやコスメに強いことからコスメ番長と呼ばれている吉田優利（２２歳、１５８㎝、５８㎏）は３日目－３、トータル＋１と伸ばし、２０位も上げて１７位タイに付けて来た。
吉田優利大きく上げて強さ魅せ
吉田優利連日上げて強さ魅せ
世界ランキング１１７位で実力派中堅外国人選手のひとり、柔らかい笑顔が魅力のイ・ミニョン（韓国、３０歳、１６８㎝、７３㎏）は３日目イーブン、トータル＋１と伸ばせず、１位下がって１７位タイとなっている。
世界ランキング５４位で実力派ベテラン選手を代表し、メジャー初優勝を目指す上田桃子（３５歳、１６１㎝、５４㎏）は３日目－４、トータル＋２と伸ばし、３４位も上げて２３位タイ付けて来た。
上田桃子確り上げて強さ魅せ
上田桃子ぐんぐん上げて強さ魅せ
世界ランキング７１位で実力派中堅外国人選手のひとり、優しい笑顔が魅力のペ・ソンウ（韓国、２８歳、１６６㎝、５９㎏）は３日目＋３、トータル＋２と落とし、１４位下がって２３位タイとなっている。
世界ランキング８２位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の初優勝を果たした植竹希望（ノゾミ、２３歳、１７０㎝、５９㎏）は３日目＋１、トータル＋３と少し落とし、６位下がって２８位タイとなっている。
世界ランキング６６位で黄金世代をリードするひとり、今年念願の初優勝を果たしてひと皮剝けた感のある高橋彩華（サヤカ、２３歳、１６２㎝、５５㎏）は３日目－１、トータル＋４と少し伸ばし、１５位上げて３２位タイに付けて来た。
高橋や確り上げて強さ魅せ
高橋や連日上げて強さ魅せ
世界ランキング７０位で実力派ベテラン外国人選手を代表し、元世界ランキング１位で元米国賞金女王＆元韓国賞金女王の申ジエ（韓国、３４歳、１５５㎝、６３㎏）は３日目イーブン、トータル＋５と維持し、１１位上げて３６位に付けて来た。
申ジエやスコア維持して上げて魅せ
申ジエやぐんぐん上げて強さ魅せ
世界ランキング６９位で黄金世代をリードするひとり、殆んど休まないことから鉄人と呼ばれる小祝さくら（２４歳、１５８㎝、５８㎏）は３日目＋２、トータル＋６と落とし、１０位下がって４７位タイとなっている。
世界ランキング１１９位で実力派若手選手のひとり、三ヶ島かな（２５歳、１６４㎝、５１㎏）は３日目＋５、トータル＋１１と大きく落とし、７位下がって６４位タイとなっている。
そして、世界ランキング７９位で実力派中堅選手のひとり、生みの苦しみを味わっているパット巧者の鈴木愛（２７歳、１５５㎝）は３日目＋６、トータル＋１２と大きく落とし、９位下がって単独６６位となっている。
