sanso114の日記

日々気になったことを気楽に書き留めています。

今週のゴルフ世界ランキングにおける男女日本人選手の動向・・・R4.3.8③

 今週も週明けになると毎週前半に発表されるゴルフの男女世界ランキングにおける日本人選手の動向が気になる。

 

 先週日本人選手が出場していた世界ランキングの変動に関係しそうな目ぼしいゴルフツアーは一気に増えており、如何にも春の訪れを感じさせた。

 

 先ず男子から見て行くと、3月3日(木)の朝から3月6日(日)までの日程でタイにおいてアジアンツアー、「インターナショナルシリーズ・タイランド」が開催された。

 

 このツアーには日本人選手が世界ランキング77位(先週時点。以下同様)木下稜介(30歳、174㎝、75kg)、世界ランキング205位の浅地洋佑(28歳、世界ランキング300位で新鋭の久常涼(19歳、175㎝、75kg)、世界ランキング401位で新鋭の桂川有人(23歳、167㎝、70kg)、世界ランキング1033位の関藤直煕(24歳、171㎝、68kg)、世界ランキング1043位でまだ大学生のプロの米澤蓮(22歳、175㎝、74kg)、世界ランキング1685位の水野眞惟智(28歳、172㎝)、世界ランキング1685位でベテランの小林正則(46歳、186㎝、79kg)が出ており、木下稜介、久常涼、桂川有人が予選を通過した。

 

 木下稜介は初日-4で35位タイの発進で、第2日目にはトータル-7まで伸ばしながらも41位に下がったが、第3日目にトータル-15まで伸ばして8位タイに上げ、最終日にはトータル-19まで伸ばして5位タイに入った。

 

 その結果、世界ランキングは72位まで上がっている。

 

        木下や決勝ラウンド上げて行き

        世界への夢広げるのかも

 

 また久常涼は初日-8の3位タイと好発進で、第2日目にはトータル-14まで伸ばして単独首位まで駆け上がり、大いに期待させた。

 

 しかし決勝ラウンドに入ると、第3日はトータル-15まで伸ばしながらも8位タイに下がり、最終日にはトータル-15のままで32位タイに下がっている。

 

 つまり、周りの伸ばし合いまでには付いて行けず、この試合の結果、世界ランキングは306位まで下がり、先週に続いて世界の厳しさを身をもって味わったようである。

 

 また桂川有人は初日-7で8位タイと好発進であったが、第2日目にはトータル-9と伸ばしながらも24位タイに下がった。

 

 それでも余裕を持って決勝ラウンドへと駒を進め、第3日目はトータル-13まで伸ばして24位タイを維持したが、最終日はトータル-15と伸ばしながらも32位タイに下がった。

 

 その結果、世界ランキングは411位まで下り、彼も世界の厳しさを味わっている。

 

 また3月3日(木)の午後から3月6日(日)までの日程でケニアにおいてDPワールドツアー(旧欧州男子ツアー)の「マジカルケニアオープン」が開催された。

 

 日本人選手としては世界ランキング172位で旅人ゴルファーと呼ばれている川村昌弘がタイからの長距離移動を敢行して出場していた。

 

 しかも、初日-4まで伸ばして6位タイの好発進で、第2日目にはトータル-9まで伸ばして2位タイに上げたから期待が一気に膨らんだ。

 

 しかし第3日目にはトータル-8に落として8位タイまで下がり、最終日にはトータル-3まで落として42位に下がった。

 

 この結果、世界ランキングは178位に下がっている。

 

 それから、3月3日(木)の夜から3月6日(日)までの日程で米国のフロリダ州において米国男子ツアーの選ばれし者の高額賞金大会、「アーノルド・パーマー招待」が開催された。

 

 日本人選手としては世界ランキング11位で日本のエース、マスターズ・チャンピオンの松山英樹(30歳、180㎝、90kg)、世界ランキング60位で米国男子ツアー参戦を目指す新鋭の金谷拓実(23歳、172㎝、75kg)が出場し、松山英樹が予選を通過した。

 

 松山英樹は初日+1と少し落として63位タイと予選落ちが心配されたが、第2日目には首と肩の痛みに耐えながらトータル+1を維持して39位タイまで上げ、余裕の通過を果たしのは流石であった。

 

 しかし、第3日目にはトータル+5まで落とし、58位タイまで下がったが、最終日は意地を魅せたか、トータル+3まで戻して20位タイに入った。

 

 この結果、世界ランキングは11位を維持している。

 

        松山や痛みに耐えて通過魅せ

        最終日また魅せられたかも

 

 また、3月3日(木)の夜から3月6日(日)までの日程でプエルトリコにおいて米国男子ツアーの裏開催的な大会、「プエルトリコオープン」が開催された。

 

 日本人選手としては世界ランキング279位で下部ツアーからでも米国男子ツアーに復帰しようとしている小平智(32歳、172㎝、70kg)、世界ランキング1685位で米国男子ツアーでの優勝経験があるベテランの今田竜二(45歳、172㎝、68kg)が出場し、小平智が予選を通過した。

 

 小平智は初日-4まで伸ばして6位タイと好発進で、第2日目にはトータル-10まで伸ばして2位タイに上げ、もしかしたら一気にシード権復活かと大いに期待させた。

 

 しかし、第3日目にはトータル-5まで落として36位タイに下がったが、最終日にはトータル-7まで伸ばして35位タイに入った。

 

 この結果、世界ランキングは289位まで下がっているから、流石に厳しい世界である。

 

 次に女子の方であるが、先ず3月3日(木)の朝から3月6日(日)までの日程で待ちに待った国内女子ツアーの開幕戦、「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が開催された。

 

 そして世界ランキング37位で新世紀世代のリードするひとり、優勝が待たれていた西郷真央(20歳、158㎝、57kg)が遂に初優勝を遂げた。

 

 初日は-3まで伸ばして4位タイと好発進であったが、第2日目にはトータル-2まで落として13位タイに下がっている。

 

 それでも余裕の予選通過を果たした後、第3日目にはトータル-5まで伸ばして8位タイに上げ、最終日はトータル-10まで伸ばして遂に初優勝を果たした。

 

 この結果、世界ランキングは32位まで上がっている。

 

        西郷真央決勝で上げ念願の

        初優勝を果たせたのかも

 

 また、3月3日(木)の朝から3月6日(日)までの日程でシンガポールにおいて米国女子ツアーの選ばれし者の大会、「HSBC女子チャンピオンズ」が開催された。

 

 日本人選手としては世界ランキング8位で新世紀世代を代表する全米女子オープンの覇者、笹生優花(20歳、166㎝、63kg)、世界ランキング9位で黄金世代を代表する日本のエース、畑岡奈紗(23歳、158㎝)、世界ランキング15位でプラチナ世代を代表する海外の試合にも強さを見せた古江彩佳(21歳、153㎝、54kg)、世界ランキング42位で黄金世代を代表する全英女子チャンピオンの渋野日向子(23歳、167㎝、62kg)、世界ランキング71位で実力派ベテランの上田桃子(35歳、161㎝、54kg)が出ていた。

 

 笹生優花は初日-1で29位タイのまあまあ好発進であったが、第2日目にはトータルイーブンまで落とし、43位タイに下がっている。

 

 そして第3日目には更にトータル+1まで落とし、45位タイに下がったが、最終日はトータル-2まで伸ばして42位タイに入った。

 

 この結果、世界ランキングは8位を維持している。

 

 畑岡奈紗は初日イーブンで37位タイの発進で、第2日目にはトータル-1まで伸ばして36位タイとそんなに上げられなかったが、第3日目にはトータル-6まで伸ばして10位タイに上げ、期待が一気に膨らんだ。

 

 しかし最終日にはトータル-10まで伸ばしながらも11位タイに下がった。

 

 この結果、世界ランキングは9位のままであった。

 

 古江彩佳は初日イーブンで37位タイに発進であったが、第2日目にはトータル-2まで伸ばして26位タイに上げた。

 

 しかし第3日目にはトータル-3まで伸ばしながらも27位タイに下がったが、最終日にはトータル-7まで伸ばして23位タイに入った。

 

 それでも世界ランキングは16位に下がっている。

 

 渋野日向子は初日+4で60位タイと出遅れたが第2日目にはトータル+2まで伸ばして49位タイに上げている。

 

 しかし第3日目にはトータル+3まで落として50位タイに下がったが、最終日にはトータル-1まで伸ばして単独47位タイに入った。

 

 それでも世界ランキングは44位に下がっている。

 

 そして、上田桃子は初日-1で29位タイとまあまあ好発進で、第2日目にはトータル-2まで伸ばして26位タイまで上げたが、第3日目にはトータル-1まで落として37位タイに下がった。

 

 しかし最終日にはトータル-9まで伸ばして13位タイに上げているのは流石ではないか!?

 

 この結果、世界ランキングは68位まで上がっている。

 

        上田桃子ベテランの味活かせたか

        大きく上げて強さを発揮

 

 その他に世界ランキングの変動に関係しそうなツアーを探してみると、日本とは季節が逆の南アフリカ、オーストラリアで開催されていた。

 

 その中のオーストラリア女子ツアー(WPGAツアー)では小堀ももかが3位、黄金世代の大型プレーヤーの杉原彩香(23歳、175㎝)が10位と、相変わらず好調を維持しているようである。

 

 次に世界ランキングであるが、先ずは男子の日本人選手のトップ20の変動を挙げておく。

 

    順位    変動  氏名       

  11位  ー   松山英樹(30歳、180㎝、90㎏)    

  60位  ー   金谷拓実(23歳、172㎝、75㎏)

  72位 ↑ 2 木下稜介(30歳、174㎝、75㎏)

 105位 ↓ 1 星野陸也(25歳、186㎝、76㎏)   

 119位 ↓ 2 稲森佑貴(27歳、169㎝、68㎏) 

 132位  ー   香妻陣一朗(27歳、165㎝、71㎏)

 134位  ー   谷原秀人(43歳、178㎝、80㎏)

 141位 ↓ 2 大槻智春(31歳、172㎝、94㎏)      

 148位 ↓ 1 堀川未来夢(29歳、176㎝、84㎏)    

 155位 ↑ 1 今平周吾(29歳、165㎝、67㎏)       

 174位 ↓ 3 池田勇太(36歳、177㎝、85㎏)

 178位 ↓ 6 川村昌弘(28歳、173㎝、72㎏)

 182位 ↓ 5 比嘉一貴(26歳、158㎝、70㎏)

 186位 ↓ 4 片岡尚之(24歳、171㎝、67㎏)

 192位 ↓ 6 岩田寛(41歳、177㎝、74㎏) 

 211位 ↓ 6 浅地洋佑(28歳、169㎝、68㎏)

 222位 ↓ 7 @中島啓太(21歳、178㎝、75㎏)

 226位 ↓10 石坂友宏(22歳、173㎝、75㎏)

 235位 ↓11 宮里優作(41歳、170㎝、70㎏)

 249位 ↓ 8 石川遼(30歳、175㎝、70㎏)

  

 以下の選手で5位以上上がった選手は最下位で一括されている1691位まで見ても見付からず、基準を4位以上に下げても同様であったので、今週の男子の動向に付いてはこれで置く。

 

 次に、女子の日本人選手トップ20の変動から挙げておく。

 

   順位  変動  氏名     

   8位  ー   笹生優花(20歳、166㎝、63㎏) 

   9位  ー   畑岡奈紗(23歳、158㎝)         

  16位 ↓ 1 古江彩佳(21歳、153㎝、54㎏)    

  18位 ↓ 2 稲見萌寧(22歳、166㎝、58kg) 

  32位 ↑ 5 西郷真央(20歳、158㎝、57㎏)

  38位 ↑ 2 西村優菜(21歳、149㎝? 50㎏)     

  44位 ↓ 2 渋野日向子(23歳、167㎝、62㎏)   

  62位 ↑ 1 小祝さくら(23歳、158㎝、58㎏)   

  65位 ↑ 1 山下美夢有(20歳、150㎝、52㎏) 

  67位 ↑ 1 勝みなみ (23歳、157㎝)

  68位 ↑ 3 上田桃子(35歳、161㎝、54㎏) 

  69位  ー   鈴木愛(27歳、155㎝)      

  77位  ー   高橋彩華(23歳、162㎝、55㎏)

  87位 ↓ 3 吉田優利(21歳、158㎝、58㎏)

  89位  ー   原英莉花(23歳、173㎝、58㎏) 

  94位 ↓ 2 大里桃子(23歳、171㎝、60㎏)

 115位 ↓ 1 三ヶ島かな(25歳、164㎝、51㎏)

 117位  ー   岡山絵里(25歳、161㎝、64㎏)

 122位 ↑ 4 渡邉彩香(28歳、172㎝、65kg)

 123位 ↓ 4 菊地絵理香(33歳、157㎝、52㎏)

 

 先週は彼方此方で開催され、日本人選手の活躍が結構目立った結果、大きな変動が観られたので、以下、1100位までの範囲で30位以上上がった選手に付いて簡単に書き留めておく。

 

 先週の開催地沖縄県出身の中堅、山城奈々(28歳、160㎝、59kg)は37位上がって245位に、昨年11月に最終プロテストに合格した高校生の佐藤心結(ミユ、18歳、161㎝、57kg)は38位上がって340位に、日系ニュージーランド人の小堀ももかは59位上がって387位に、ステップアップツアーでも活躍している中堅の岸部桃子(28歳、162㎝、52kg)は32位下がって397位に、昨年6月に最終プロテストに合格したプラチナ世代の小倉彩愛(サエ、21歳、160㎝、53kg)は56位上がって429位、昨年6月の最終プロテストに合格した佐久間朱莉(19歳、155㎝)は38位上がって472位になっている。

 

 また、レギュラーツアーに定着した感のある中堅大型選手の福山恵梨(29歳、170㎝、60kg)は35位上がって489位に、アマチュアで大型飛ばし屋選手の荒川怜郁(レイカ、20歳、170㎝)は641位も上がって632位に、黄金世代で大型飛ばし屋選手の杉原彩香(23歳、175㎝)は107位上がって751位に、昨年11月の最終プロテストに合格した黄金世代の天本遥香(23歳、162㎝、58kg)は114位に、ステップアップツアーを主戦場としている高木萌衣(メイ、25歳、164㎝、54kg)は185位も上がって915位に、アマチュアで大学生の星川ひなの(22歳、165㎝、59kg)は470位も上がって1016位になっている。

 

 そして今週であるが、先週に引き続き男女共に彼方此方で開催され、その幾つかには日本人選手も出るようなので、今週も寝不足覚悟に楽しみたい。

 

 先ず多くの記事にもなっている目ぼしいところでは、木曜日の朝からタイにおいて米国女子ツアーが始まり、これには日本人選手が数名エントリーしているようである。

 

 また、木曜日の午後からは南アフリカでDPワールドツアー&サンシャインツアー、木曜日の夜から米国本土で米国男子ツアーが開催される予定で、まだ詳しい記事が見当たらないツアーもあるが、何れにも日本人選手出るものと思われる。

 

 そして金曜日の朝からは国内女子ツアーが開催される予定となっている。

 

 それから、赤道を挟んで反対側、従って季節が逆のオーストラリアでも男女のツアーが開催される予定なので、直接サイトに入れば、経過、結果等を知ることが出来る。

 

 なお、オーストラリア女子ツアー(WPGAツアー)の方には、小堀ももか、杉原彩香が引き続きエントリーしているようである。

 

 欧州女子ツアーの開催予定は次週まで無く、韓国女子ツアー(KLPGA)は4月からで、その他には世界ランキングに大きく影響しそうなツアーは見当たらなかった。