金曜日の朝から愛知県にある「中京ゴルフ俱楽部 石野コース(6486ヤード、パー72)」において国内女子ツアー、「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」が3日間の日程で開催される予定であったが、悪天候の為に昨朝からの2日間競技に変更され、その第2日目、すなわち最終日(決勝ラウンド)が終わった。
賞金総額は7000万円、優勝賞金は1260万円で、予選ラウンド終了時に60位タイまでが決勝ラウンドに進めることになっていたが、賞金に付いては75%が加算されることになった。
従って賞金総額は5250万円、優勝賞金は945万円が加算される。
テレビ放送はCS放送の日テレジータスで土日の午前中に生中継、そして日曜日の夕方に地上波日本テレビ系列で録画編集中継が行われた。
放送に関しては相変わらずもの足りない面もあるが、まあ何とか楽しめた。
ただ不満を言えば、録画編集された放送にも関わらず、AVアンプを通して楽しもうとすると、やたらザワザワ、ゴーゴーと煩かった。
映像に比べて音声は古い技術のはずなのに、いまだ音声が軽視されているような気がし、何だかなあと言う気持ちになる。
国内の女子のツアーは録画でも
音声悪く不満なのかも
さて、単独首位を維持したまま見事ぶっちぎりで優勝したのは世界ランキング31位で間世代を圧倒的な力でリードする稲見萌寧(21歳、166㎝、58㎏+7㎏?)で、最終日4バーディーの-4、トータル-15と伸ばした。
これはやはり2日間競技として記録となるそうな。
連日凄い!?
この頃国内の人気ドラマ、「ドクターX」を有料動画サイトで気ままに視て、楽しんでいるが、まさにあの決めセリフ、「私、失敗しないので」と言う感じだなあ。
それはまあともかく、最終日に付いてもう少し詳しく見ておくと、アウトスタート(第1ホールから)で、トータル-11から出て、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、1つ空いて第3ホールでもバーディーを決めて、残りの6ホールをパーで凌ぎ、トータル-13まで伸ばして後半へと繋いでいる。
後半に入っても好調を維持して、第11ホールでバーディーを決め、続く4ホールをパーで凌ぎ、第16ホールでまたバーディーを決めて、残りの2ホールをパーで凌ぎ、トータル-15まで伸ばしてホールアウトした。
なお、この試合で国内女子ツアーにおいて、今年12戦の内5勝目となり、今シーズンでは6勝目、通算では7勝目となった。
稲見萌寧独走で勝ち凄さ魅せ
稲見萌寧失敗せずに強さ魅せ
稲見萌寧迷いなく勝ち強さ魅せ
単独2位に入ったのは世界ランキング125位で黄金世代をリードするひとり、大里桃子(22歳、171㎝、60㎏)で、最終日5バーディー、1ボギーの-4、トータル-9と伸ばし、1位上げて来た。
実は大里桃子はこの試合も入れてここ4試合で見ると、2位、2位、1位、2位の凄さである。
これを稲見萌寧でも調べてみると、3位、2位、19位、1位であるから、大里桃子の安定性の方が凄いことになる!?
大里や確り伸ばし二位に上げ
大里や稲見に勝り安定し
大里や安定力で稲見超え
ともかく、大里桃子はイップスを完全に克服したようで、好かった、好かった。
それから単独3位に入ったのは世界ランキング25位でプラチナ世代のトップを走る古江彩佳(20歳、153㎝、54㎏)で、最終日5バーディーの-5、トータル-8と大きく伸ばし、5位上げて来た。
古江彩佳大きく伸ばし三位入り
古江彩佳大きく伸ばし強さ魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング52位で黄金世代をリードするひとり、このところ鉄人と呼ばれている小祝さくら(23歳、158㎝、58㎏)は最終日-3、トータル-7と伸ばし、2位上げて4位タイに入った。
安定力と言えばこの人で、ちょっと長い範囲でみれば一等安定しており、その結果が賞金女王レースのトップを走らせている!?
小祝や最後は伸ばし四位入り
小祝や安定魅せて四位入り
世界ランキング137位で中堅飛ばし屋の渡邉彩香(27歳、172㎝、65㎏)は最終日-3、トータル-5と伸ばし、14位上げて単独8位に入った。
渡邉や確り伸ばし上げて魅せ
渡邉や確り上げて強さ魅せ
世界ランキング40位で親戚世代をリードし、外国のツアーでも強さを発揮する笹生優花(19歳、166㎝、63㎏)は最終日-4、トータル-4と伸ばし、43位も上げて9位タイに入った。
ぎりぎりの予選通過からこの上げ方は流石に凄い!?
笹生優花大きく上げて強さ魅せ
笹生優花最後大きく上げて魅せ
世界ランキング71位で実力派外国人選手のイ・ミニョン(韓国、29歳、168㎝、73㎏)は最終日-1、トータル-4と少し伸ばしながらも1位下がって9位タイとなった。
世界ランキング67位でプラチナ世代をリードするひとり、西村優菜(20歳、150㎝、50㎏)は最終日+1、トータル-4と少し落とし、6位下がって9位タイとなった。
世界ランキング43位で昨シーズンの賞金女王、実力派中堅の鈴木愛(27歳、155㎝)は最終日+2、トータル-4と落とし、7位下がって9位タイとなった。
今の状態では稲見萌寧に敵わないと認めていた通り、一緒に回ってエネルギーを吸い取られる立場となったようだ。
世界ランキング104位で海外の試合にも結構強い中堅、比嘉真美子(27歳、161㎝、58㎏)は最終日イーブン、トータル-3と伸ばせず、12位下がって20位タイとなった。
世界ランキング107位で黄金世代をリードし、飛ばし屋に変身しつつある勝みなみ(22歳、157㎝)は最終日-2、トータル-2と伸ばし、25位も上げて27位タイに入った。
勝みなみ最後は伸ばし上げて魅せ
勝みなみ最後大きく上げて魅せ
世界ランキング50位で実力派外国人選手のペ・ソンウ(韓国、27歳、166㎝、59㎏)、世界ランキング96位で黄金世代の無冠の実力者、高橋彩華(22歳、162㎝、55㎏)は最終日+1、トータル-1と少し落とし、9位下がって31位タイとなった。
世界ランキング89位でアスリート系中堅の岡山絵里(24歳、161㎝、64㎏)は最終日+2、トータル-1と落とし、23位も下がって31位タイとなった。
世界ランキング193位の永井花奈(23歳、155㎝、55㎏)は最終日+4、トータル-1と落とし、28位も下がって31位タイとなった。
昨日は、「勝負出来る体勢にはなっている」と復調を口にした永井花奈を捉えて、稲見萌寧に十分対抗出来るかのような煽り記事が書かれていたが、鈴木愛と同様に一緒に回った稲見萌寧にエネルギーを吸い取られてしまったようにも思える。
それぐらい今の稲見萌寧はゾーンに入っているのであろう。
世界ランキング44位で元世界ランキング1位、元韓国・米国賞金女王のレジェンド級外国人選手、申ジエ(33歳、155㎝、63㎏)は最終日+2、トータル+2と落とし、3位下がって55位タイとなった。
世界ランキング149位で新世紀世代の西郷真央(19歳、158㎝、57㎏)は最終日+5、トータル+2と大きく落とし、47位も下がって55位タイとなった。
そして世界ランキング87位で黄金世代をリードするひとり、メジャー大会に強い原英莉花(22歳、173㎝、58㎏)は最終日+4、トータル+4と落とし、12位下がって64位タイとなった。