3月7日(木)の21時45分頃から時差-14時間の米国・フロリダ州にある「アーノルド・パーマーズ・ベイヒル・クラブ&ロッジ・ベイヒルクラブ(7466ヤード、パー72)」において米国男子ツアーの高額賞金大会、「アーノルド・パーマー招待」が4日間の日程で開催され、その初日が終わっている。
公式サイトによると賞金総額は2000万ドルとなり、昨年実績の優勝賞金は360万ドルであったから、1ドルを約148円とすれば、それぞれ約29億6000万円、約5億3300万円となる。
日本人選手としては世界ランキング20位で自他共にエースと認める松山英樹(32歳、180㎝、90㎏)が腰痛に悩まされながら、何とか出場している。
ここにも、もう何人か加わることを期待したい。
そしてライブ中継であるが、テレビではCS放送の「ゴルフネットワーク」で4日間に亘って予定され、追加料金が要らない「BS―Japanext」で後半の2日間に亘って予定されており、インターネットでは「U-NEXT」で4日間に亘って配信が予定されている。
松山や孤軍奮闘まだ続き
若手台頭期待が募り
さて、単独首位に立ったのは世界ランキング54位のシェーン・ローリー(アイルランド、36歳、185㎝、102㎏)で、初日1イーグル、5バーディー、1ボギーの-6と大きく伸ばしている。
初日は全員アウトスタート(第1ホールから)で、前半では1バーディーの-1と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して1イーグル、4バーディー、1ボギーの-5、トータル-6と大きく伸ばした。
ローリーや大きく伸ばし首位に立ち
ローリーや後半加速首位に立ち
ローリーや首位発進で力魅せ
2位タイに付けているのは松山英樹、世界ランキング157位のジャスティン・ローアー(米国、34歳、178㎝、79㎏)で、初日-5と大きく伸ばしている。
松山英樹は初日1イーグル、5バーディー、2ボギーの-5であった。
初日の様子に付いてもう少し詳しく見ておくと、前半ではいきなり第1ホールでバーディーを決め、続く2ホールをパーで凌いだ後、第4、5ホールと連続でバーディーを決め、残りの4ホールをパーで凌いだので、結局3打伸ばし、トータル-3として後半へと繋いでいる。
後半に入ってからも好調を維持し、いきなり第10ホールでバーディーを決め、続く第11ホールでボギーを叩いたが、空かさず第12ホールでバーディーを決めて取り返し、バウンスバック!
続く2ホールをパーで凌いだ後、第15ホールでまたボギーを叩いたが、ここでも空かさず第16ホールでイーグルを決めて取り返したので、再びバウンスバック!
残りの2ホールをパーで凌いだので、結局後半で更に2打伸ばし、トータル-5として第2日目へと繋いでいる。
腰痛によってプロアマを欠場し、この日も痛かったようであるが、それでもこんな好位置に付けられたのは流石ではないか!?
弥が上にも期待が高まってしまうなあ。
松山や大きく伸ばし二位に付け
松山や二位発進で強さ魅せ
松山や二位発進で期待させ
ジャスティン・ローアーは初日7バーディー、2ボギーの-5であった。
前半では2バーディー、1ボギーの-1と少し伸ばし、後半に入ってからは加速して5バーディー、1ボギーの-4、トータル-5と確り伸ばしている。
ローアーや大きく伸ばし二位に付け
ローアーや後半加速二位に付け
ローアーや二位発進で力魅せ
以下、気になった選手に付いて簡単に書き留めておく。
世界ランキング18位のサム・バーンズ(米国、27歳、185㎝、84㎏)は初日-4まで伸ばして4位タイに付けている。
世界ランキング10位のブライアン・ハーマン(米国、37歳、170㎝、68㎏)、世界ランキング13位のジョーダン・スピース(米国、30歳、185㎝、79㎏)は共に初日-3まで伸ばして8位タイに付けている。
世界ランキング1位のスコッティー・シェフラー(米国、27歳、191㎝、91㎏)、世界ランキング14位で日系のコリン・モリカワ(米国、27歳、175㎝、73㎏)、世界ランキング19位のジェイソン・デイ(オーストラリア、36歳、183㎝、88㎏)は3人共初日-2まで伸ばして20位タイに付けている。
世界ランキング4位のビクトル・ホブラン(ノルウェー、26歳、178㎝、75㎏)、世界ランキング7位のウィンダム・クラーク(米国、30歳、183㎝、79㎏)、背化ランキング8位のマックス・ホマー(米国、33歳、185㎝、82㎏)、世界ランキング15位のキーガン・ブラッドリー(米国、37歳、191㎝、86㎏)は4人共初日-1と少し伸ばして25位タイに付けている。
世界ランキング5位のザンダー・シャウフェレ(米国、30歳、178㎝、79㎏)は初日イーブンで35位タイに付けている。
世界ランキング2位で我が国でも人気のあるロリー・マキロイ(北アイルランド、34歳、178㎝、73㎏)、世界ランキング11位のルードヴィッヒ・アベルグ(スウェーデン、24歳、191㎝、86㎏)、世界ランキング12位のトミー・フリートウッド(イングランド、33歳、180㎝、76㎏)、世界ランキング16位のトム・キム(本名トム・ジュヒョン、韓国、21歳、183㎝)は4人共初日+1と少し落として49位タイと少し出遅れている。
そして世界ランキング6位のパトリック・カントレー(米国、31歳、183㎝、86㎏)、世界ランキング9位で欧州においては弟のアレックス・フィッツパトリックも台頭し始めたマシュー・フィッツパトリック(イングランド、29歳、178㎝、70㎏)は共に初日+2まで落として57位タイと出遅れている。
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また3月7日(木)の19時50分頃から時差-13時間のプエルトリコにある「グランド・リザーブ・カントリークラブ(7506ヤード、パー72)」において米国男子ツアーの裏番組的な大会、「プエルトリコ・オープン」が4日間の日程で開催され、初日は日没サスペンデッドとなっている。
公式サイトによると賞金総額は400万ドルとなり、昨年実績の優勝賞金が68.4万ドルであったから、これはそれぞれ約5億9200万円、約1億0100万円となっている。
日本人選手としては世界ランキング84位で今季からこのツアーを主戦場としている新鋭の久常涼(21歳、175㎝、75㎏)、世界ランキング125位で大学生の時にアマチュア世界ランキング1位に君臨し、海外ツアーへの志向が強い新鋭の蝉川泰果(タイガ、23歳、175㎝、77㎏)、世界ランキング383位でこのツアーのシード権復活を目指す小平智(34歳、172㎝、70㎏)が出場している。
そしてライブ中継であるが、テレビではCS放送の「ゴルフネットワーク」で4日間に亘って予定され、インターネットでは「U-NEXT」で4日間に亘って配信が予定されている。
嬉しいことに日本人選手が活躍しており、久常涼は11ホールを終えて暫定首位と2打差のトータル-5まで伸ばして暫定7位タイに付けている。
久常涼スタートダッシュ上手く行き
上位争い期待膨らみ
小平智はトータル-5まで伸ばしてホールアウトし、同じく暫定7位に付けている。
小平やスタートダッシュ上手く行き
何とか通過期待するかも
蝉川泰果は14ホールを終えてトータル-4まで伸ばして暫定17位タイに付けている。
蝉川やスタートダッシュ上手く行き
調子の維持に期待するかも
この後かなりきつい日程になりそうであるが、3人共予選通過、更に終盤まで上位争いに加わることを期待したい。